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カイ氏伝制作委員会: 2007年11月アーカイブ

 眠いからショートショートだぜ。

 今日発売のリアル7巻買ったらこんなのついてた。

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071130-022912 posted by (C)カイ士伝向上委員会

 写真には「丸秘」って書いてるんだけど、スラムダンクの続きとか出すのかなあ。ちょっと興味津々。ちなみに時期は2008年5月下旬から7月上旬、場所は上野の森美術館とのことで、まだまだ先の話みたい。URLも入れておきますね。

FLOWER
http://www.flow-er.co.jp/

 リアル7巻はまた泣かされた。ヤングジャンプで読んでるってのに泣かされた。どこかっていうとやっぱりヤマと、そして「あとーんす」だよね。ちなみにリアルで一番泣かされたのは、あづみの「ローテーション」発言です。あづみはガチ。

リアル 7 (7) (ヤングジャンプコミックス)
リアル 7 (7) (ヤングジャンプコミックス)

 十分長いよとか言わないでください......。

 本ブログを再開した理由の1つは、さるブログ業界の大物に「俺のためにゲームとマンガのブログ書いとけ」(戸田奈津子的超訳)というお達しをいただいたからというのは以前どこかで書いた気がしますが、先日その大物にお会いした際に「お前がブログ再開したのは俺のおかげだってこと忘れんなよ」(重ね重ね戸田奈津子的超訳)というありがたいお言葉いただき、そういえばマンガネタ書いてねーなってことを思い出してこのあたりでマンガネタを投入。

 しかしマンガネタってゲームと比べて書きにくいですよね。基本的には週刊でちょこちょこ読んでいるし、最近はコミックで買っている作品も少ないから、ゲームと比べて「ここだ!」っていうタイミングで書けないんだよなあ。

 そんな余談はさておき、今回のお題は「月刊少年ジャンプ」が生まれ変わったジャンプスクエア。先日はジャンプスクエアが好調だというこんな記事がありました。

月刊誌としては異例の50万部を発行したところに、発売数日で東京都内の大型書店やマンガ専門書店などで完売が相次ぎ、書店では「予想以上の反応」と対応に追われた。集英社もマンガ誌初の10万部を追加した。

ジャンプスクエア:完売続出、史上初の10万部増刷 不振覆す大ヒットの理由は...(まんたんウェブ) - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20071124mog00m200044000c.html

 確かにコンビニでは初日に軒並み売り切れていて、結構人気あるなあという感じはしていたし、宣伝もかなり力入れて打っていたから好調なのは納得できる。しかしこの記事のはてなブックマークにはこんなコメントが。

やたら持ち上げているが、前身の月刊ジャンプの最終発行部数がすでに初刷程度でているので、ゲスト作家の効果でこの位行く事は不思議ではない。むしろ発行数が足らなかったのは宣伝を狙った完売戦略に思えるのだが...

はてなブックマーク - ジャンプスクエア:完売続出、史上初の10万部増刷 不振覆す大ヒットの理由は...(まんたんウェブ) - 毎日jp(毎日新聞)
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20071124mog00m200044000c.html

 なるほど確かに名前を変えたとはいえ月刊少年ジャンプのリニューアルなんだから、月刊少年ジャンプの発行部数と比較しないと実際のところはわからないですよね。というわけでとりあえずWikipediaから情報をゲット。

最盛期の1989年には約140万部であったが、徐々に落ち込んでいき、2006年は約42万部と同じ月刊誌の月刊少年マガジンなどに大きく差を開けられている状況だった。

月刊少年ジャンプ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%88%E5%88%8A%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97

 えーと、42万部まで「落ち込んだ」のに対して、「50万部の売れ行き」ですか......。その8万部はそんなに大きい差なのだろうか......。

 さらに「月刊少年マガジンと大きく差を開けられている」というので、月刊少年マガジンのデータも探してみました。

98.7万部 「月刊少年マガジン」(講談社)

「週刊少年マガジン」の発行部数が激減、10年前の半分以下に。 Narinari.com
http://www.narinari.com/Nd/2007108160.html

 月刊で売れているのが月刊少年マガジンだけとはいえ、100万部でている雑誌があるなら50万部は「異例」ではないような......。しかも前身の月刊少年ジャンプが落ち込みながら40万部を発行しており、それに加えてテレビやネット、街頭などあれだけの広告展開していたら、初回に関してプラス8万くらいは正直当然の数値な気がします。

 問題はこの勢いが2号、3号と続くかどうか、なんですが、正直言って厳しいのではないかな。というのも自分は第1号買ったんですが、上の記事にあるような「大人のマンガ」にはとても思えなかった。言葉厳しいですが正直に言って「週刊少年ジャンプには載らない二軍レベル」にしか思えない。

 たしかに森田まさのりと小畑健の合作は面白かったし、増田こうすけも好きなマンガ家です。まだ第1話でこの先わかりませんが、「るろうに剣心」で一世を風靡した和月先生もいるわけですし。

 でもそれ以外の目玉じゃない作品が、とても大人向けとはおもえないんですよねー。やおい崩れというか美少女出しとけてきなマンガや、ストーリーがちょっと自己満足気味な世界観になっちゃってるマンガばかりな気がして、購入したにもかかわらず半分くらいは読む気が起きなかった。

 大人向けというなら「デスノート」くらいの作品が載っていてほしいところですが、内容的には高めにみても中高生じゃないだろうか。大学生になったらあのクラスのマンガじゃ納得しないというか、だったら週刊少年ジャンプ読むよ、という気がする。

 2号、3号も大型企画用意しているし、ジョジョの番外編という話もあるからもう少し力は続きそうですが、個人的には「初回だから」というお祭り感覚で買った人は2号では脱落しそうな気がする。そしてこれら大型企画が終わった時も50万部以上をキープできるのか。マンガ好きとしてはとても気になる業界動向であります。

ジャンプ SQ. (スクエア) 2007年 12月号 [雑誌]
ジャンプ SQ. (スクエア) 2007年 12月号 [雑誌]

 今年もやってきましたアルファブロガー・アワード、遅ればせながら参戦ですよ!

アルファブロガー・アワード2007 : Alpha Bloggers
http://alphabloggers.com/

 今回はいつもの投票企画とはちょっと違っていて、今までアルファブロガーに選ばれた人たちがノミネートした候補者から選ぶ方式。そのためかノミネートリストには大変な数のブログが表示されております。

 でも正直なところ数が多すぎて、どれを見ていいか途方に暮れてしまうかんじ。しかもブログと紹介文だけじゃ内容もよくわからないんですよね。個人的にはノミネートの際、「このブログのこのエントリーがおもしろい!」みたいのを挙げてもらって、それをまとめて読めたらよりブログの内容読めてよかったんではないかと思った。

 それはさておき、今回ノミネートされたブログはそれぞれ有名なブログだし、あそこにノミネートされた時点でもう投票しなくても十分知名度もアップしていると思う。こないだのブログ限界論で徳力さんが「5人が読んで5人に影響を与えていたらアルファブロガー」という発言していたので、ここでは自分にとってのアルファブロガーを3つほど挙げてみますよ。

その1:不思議亭*日々徒然 - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/fushigitei/

 おいおいしょっぱなからネタかよと思われるかもしれないですが意外と本気。というのも、お店の人が自分の力で情報発信していることで、お店への親近感がすごくわくんですな。今日のメニューだったりイベントだったりをブログで発信し、それを読んでお店に言ってネタにすることで交流できる。ブログ限界論でも「顧客との関係を築くというメリットもあるのでは」という指摘があったけど、地道にブログでそういうこと実現していると思います。

 もう1つ、今回のアルファブロガーノミネートにははてな匿名ダイアリーの「増田」も入っていますが、あれは複数の匿名が集まることで1つの人格となっている。不思議亭ブログも書いているのは店員それぞれなんだけど、みんながみんな自分の感覚で書いているものが集まってお店の雰囲気を作り出している点でもなかなか興味深いのではないでしょうか。

その2:難民チャンプ
http://www.chabudai.com/

 もう何度も登場している漫画家うめのブログ。以前にも書きましたが、 コミック発売直前に作者自ら画像をアップして「無断転用OK」「ブログで宣伝して」という姿勢がすごくいい意味で2.0っぽい。今まではファンレターやイベントでしか通じ合うことのできなかったファンと作者が、こうやってブログを通じてコミュニケーションできるってとってもすてきなことだと思います。

その3:京本有加オフィシャルブログ「今日も京本・・・」
http://blog.goo.ne.jp/kyoumotoyuka

 ZAKZAKのアイドル企画でファイナルステージまで進出したという、今上り調子のグラビアアイドル。自分が好きになったきっかけは顔が好みというのもあるけど、ブログがすごく自分の言葉で書かれていて面白いんですよ。

 しかも、時折ブログが炎上とまではいかないけれど、ファンとの意思疎通が図れなくてコメント欄が大騒ぎになることがあるのを、きちんと自分で対応しているのがすごい。ブログをやっているアイドルは多いけど、コメント欄で騒ぎが起きた時自分の言葉できちんと対応できている人ってなかなかいないんじゃないでしょうか。

 ただなあ、アメブロいっちゃったのがショックだなあ......。アメブロのフィードすごい読みにくいんだよね......。正確には読む気をなくさせるフィードという表現のほうが正しいですが......。アメブロ脱出して自前でやらないかなあ。いくらでも応援しちゃうけどなあ。

 というわけでとりあえずブログを3つばかし挙げてみました。実際に投票はまだしてないですが、まあしなくてもいいかな......、ノミネートされている分けでもないし、自分以外投票している人もいなそうだしね......。全体的に共通なのは単に「読者」という立場よりももう少しひらたいかんじでブログの中の人とつながれているんじゃないかな、って思えるところが、自分にとって好きなブログの理由です。

 「新垣結衣のデビュー曲が下手すぎて泣けた」という印象しかなかったケータイ小説の映画化作品「恋空」ですが、このエントリー読んだら俄然興味出てきた。

 脳内会議 ? 『恋空』を読んだ
http://alittle.bitter.jp/blog/?p=76

 というわけで上のエントリーに紹介されているURLからさっそく読書開始。 せっかくだからきっちり最後まで読み尽くしてやる!!! という気概で読み進んだんですが。

 だめだよママン......。途中で力尽きたよ......。

 文章の稚拙さとかはそこまで気にならなかったんですが、いかんせんストーリーが安直すぎる。いや実際にはレイプだの流産だのいじめだのと普通には起きない刺激的なイベントが盛りだくさんなんですが、でもドラマとしてはそれが逆に安直なんですよね。彼氏ができて元カノが嫉妬するあたりから先の展開が読めすぎて、あとは単に文章を追っていく作業でしかなくなってやめてしまった。

 その一方で、mixvoxさんのところで知ったこのエピソードはもう釘付け。無我夢中になって読んでしまった。

近所の女子高生がギター教えてくれと訪ねてきた
http://ton4soku.blog84.fc2.com/blog-entry-446.html

 こちらはタイトルそのままで、ギター教えてと頼んできた近所の女子高生との間に芽生える恋物語が描かれているんですが、状況そのものは非常に地味ながらすごい萌える。まあ女子高生カナちゃんのキャラによるものも大きい気がしますが、読んでいるときの熱中度が明らかに違った。

 ケータイ小説のほうが文字数に制約もあるし一概には比べられないんですが、1つにはあまりにドラマ的な展開は実際に小説やドラマになるとありきたりすぎて陳腐化してしまうこと、そしてもう1つは明らかなる文章力の違いなんだろうなあと思った。

 恋空にどうしても入り込めなかった理由の1つは、やっぱり描写力の貧困さで、シーンの移り変わりとかが唐突すぎるのね。主人公が彼氏を気になった理由とかもないし、読んだ限りの後半では主人公が最高にいい人っぽく描かれているけど、おいまてお前同級生をいたずらで退学にしてんだろゴルァ、みたいな。キャラにもシナリオにも説得力がないと感じてしまう。

 それに対して上記のまとめサイトを含めた2ちゃんねる系のストーリーは、良作と呼ばれるものに関しては文章力はそれほどではないかもしれないけど、説得力も人間描写もきちんとしている。(あくまで良作の話で釣り系のやつは読んでてすぐわかるくらいショボいのもありますが)。それは2ちゃんねるという掲示板で展開されるだけに、ストーリーの気になる部分とかを読者がその場で反応して補完できるというメリットも大きくて、そこで描かれるからこそ一般人の書いたお話でもみんなの力を得てよい作品になっていくのかもしれない。

 ケータイ小説は恋空しか読んでないし、恋空も途中で挫折したからすべてをみたわけではないけれど、レベルとしては「中高生の頃にクラスの女の子が書いていた少女漫画」レベルかなあと思いつつ、一方できっとすぐに廃れるのかなーとも同時に思います。ケータイで手軽に読めるというのはやはり大きな魅力だし、ケータイ小説で小説読むようになったら、やっぱり文章的に優れた作品にも魅かれていくだろうし、そういう小説への入り口としてケータイ小説がある、という位置づけであればいいかな。

 個人的には「ガン黒」みたいなもんで、あれが流行した当時は「日本はどうなるんだ」という風潮だったけど、今はもうガン黒なんて絶滅人種に近くて、芸能人とかでも「昔はガン黒でした」なんて子が今は普通のオシャレしたりしている。

 ただそれはそれとして、やっぱり日本語の文章としては問題があるし、そこは「時代の流れだから」といって身を任せられない古い体質の自分がいる。「しゃべられる」が時代の流れとともに「しゃべれる」に言い換えられていくという例はあるとしても、文法や文の構成というルールが崩れてしまうのは別問題だと思う。日本人は生まれたときから当たり前のように使っているし、英語と比べて順番入れ替えても意味が通りやすいから気づきにくいですが、日本語だって英語のように文のルールはあるわけです。

 小説への入り口としてのケータイ小説という存在はありとしても、あれを小説とは理解できない自分は理解力のないオッサンなんだろうなあ、とおもいつつもそれが自分の正直な気持ちであります。

 すでにいろんなブログで取り上げられていますが、献本いただいておりました「労働法のキモが2時間でわかる本」やっと読み終わりましたのでご報告。

労働法のキモが2時間でわかる本
労働法のキモが2時間でわかる本

 タイトルは「2時間」とありますが、読むのが早い人はもっと早く読み終わるかも。要は2時間というのは「短い」と言うことをあらわしているのであって、「八百万」が800万じゃなくて「たくさん」みたいなものですか。

 労働法というと堅苦しく聞こえるんですが、内容はすごく身近なものに特化しているのでわかりやすい。第2章の「その給料、最初の話と違うじゃん」とか、第3章の「サービス残業と持帰り残業どちらがお得?」とか他人事じゃない内容で、結構のめりこんで読んでしまった。自分もとある会社に転職したとき、面接で給与を手取りで交渉したのに、入社してみたらそれが額面の数字だったときはマジでドン引きました。ああやっぱり書類作ってきちんと交渉すべきだったなあと後になって反省。

 まあそんな戯言はさておき、普段のサラリーマン生活って、ルールそのものは知っているけど、なぜそういうルールなのかは知らないことが多い。残業は100時間超えちゃいけないと言われるけど、じゃあそれはなぜだめなのかとか、休憩時間を過ぎてもご飯から戻ってこない人がいたとき、それがどうだめなのか。そういう日々の「なんとなく」ですごしていた疑問について、きちんと法律にのっとった理由を知っておくということはなかなか大事なことだし、役にも立つと思います。

 内容が法律という堅苦しいテーマを扱っているだけに読みやすくする努力もされていて、OLのナナという主人公が入社した会社の中で少しずつ労働法を学んでいくというストーリー仕立てで進行していきます。正直これは人によって受けるか受けないか微妙なところで、余計なキャラクターが出てくることでテンション下がる人もいるでしょう。実は自分も最初「こんな余計なキャラクターいらないよ」とか思ってたんですが、読んでいくうちに微妙に感情移入して萌えてしまった。しかし現実で考えると、何かあるたびに「それは労働法に則って問題ありませんか」とかみついてくる女の子ってちょっとアレではありますが。

 本筋と関係ないところで気になったのは本書のタイトル。というのも目次を見ると各章の見出しは「『ウチは美人を採用します』そんなのアリ?」とか、「その給料、最初の話と違うじゃん」とか、「釣り三昧のあの人がクビにならない理由」とか、割とキャッチーで刺激的なタイトルが並ぶのに、本のタイトルは「2時間でわかる」という言葉こそあれ、「労働法」というちょっと堅苦しい言葉を使っていること。

 「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」を代表として、ここ最近のこういう本はいかに見出しをキャッチーにして「釣る」か、みたいなのが目立つ。確かにそれは効果あるし、本はそもそも手にとってもらえないと意味がないのだから、結果こそすべてという発想であれば、タイトルをいかに刺激的にするかというのは重要な要素だと思います。

 でもこの本は目次こそ刺激的だけど、タイトルはそういういわゆる「釣り」をしていない。きっと「見出しをもっと刺激的に」という発想も当然あったと思うんですが、それをあえてせず、どちらかというと正攻法に近いであろう「労働法」という言葉を使っているあたりに、「労働法そのものにもっと興味をもって欲しい」という作者の気持ちがこもっているのかなー」と思いました。

 タイトルが刺激的な本はついつい手に取りがちですが、中身がその刺激についていかないと落差が大きくて、「タイトルの割にイマイチだったな」なんて感情も残りがち。そうではなくタイトルをあえてシンプルにすることで、手にとってもらえる機会は減るのかもしれないけど、そのぶん内容に対しては真摯に受け取ってもらえるのかな、とか思いました。

 エージェントIから入電!

 Googleで「カイ史伝」と検索すると、

 「もしかして」でカイ氏伝がお勧めされるよ! Google先生に認められた!

 ちなみに「カイ史伝」ってのは自分のはてなブックマークにつけている名前なんですよね。はてなブックマークはあくまで従であり、主であるブログ名を「もしかして」表示するあたり、気配りもさすがGoogleさまであります。

 次は「カイ氏伝」で検索して「もしかして:カイ士伝」が表示されるようにがんばりますよ!

クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング
クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング

 最初に言っておく! 俺はかーなーりー強い!

 自分はイベント運営というものをやったことがありませんしそういうノウハウもありません。やったことがああるのはオフ会くらいか。だから「お前やったことあるのか」と言われてしまうともう何も言い返せないのですが、それでも参加者の視点から考えるイベントの感想はどうしても浮かぶものです。

 ここまで続けてきた「ブログ限界論」も、論点そのものに興味があるわけではないです。限界はあってもなくてもおもしろくてもつまらなくても、自分はそんなの関係なぅブログを続けていく。もちろんそういうテーマを持って語ることで得られるものもありますが、自分が初めてのRTCカンファレンスを体験して最後に思った感想は

 やっぱ「無敵会議」の田口さんはすげーな。

 ということでした。

 テーマが定まってなかったねということは自分も書いたし他のブログでもそういう指摘をちらほらみましたが、全体的に感じたのが「無敵会議っぽいよなあ」ということ。実際に田口さんのところに書かれたエントリによれば、RTCカンファレンス自体は無敵会議を参考にしているそうです。

そういえば以前、上原さんに「RTCカンファレンスは無敵会議を参考にしています」と言われたことがあるような気がしたので無敵会議主宰者として「無敵会議系イベントではこういうところに気をつけている」という意味のエントリーっす。

イベント運営の勘所 | IDEA*IDEA
http://www.ideaxidea.com/archives/2007/11/post_273.html

 RTCカンファレンスだけでなく、AMNのブロガーイベントも無敵会議を参考にしているという話です。自分が参加したときのイベントは全体会議も含めてかなり無敵会議に近いイベントでした。

カイ氏伝: AMNブログイベント第4弾行ってきました
http://blogging.from.tv/archives/000595.html

 無敵会議が始まったのは2004年1月。当時は日本でブログサービスが始まりだしたばかりだし、mixiやGREEが生まれたのはその翌月。ブログやSNSというCGMが活性化する前から始まり、今も忘年会議という形で毎年行われているイベントだけに、大きな影響を与えている存在であることは間違いないし、それをお手本にするというのは至極当然とは思います。

 しかし田口さんのイベントというのは、上記のエントリにもあるように、綿密な準備と打ち合わせとシナリオと、そして田口さんというパーソナリティも含めて総合的に練られたイベントです。もちろん他のイベントもいろいろな準備や思考を凝らしていらっしゃるとは思いますが、いち参加者の視点からすると、やはり無敵会議系のクオリティの高さは大きな差を感じてしまいます。

 だからといってそれだけの準備をするのはすごく大変なこと。上記記事のイベント運営の秘訣はすごくためになるし、ある意味ラーメン屋がスープの作り方を公開するぐらい重要な情報だと思いますが、毎回綿密にイベントの準備はもちろん大事なこととして、何かしらの仕事をしている人が仕事とは別にイベントを運営するには、すべて同じクオリティに保つのは難しいと正直思います。

 だからとりあえずテーマを設定し、パネルディスカッションで意見を交わし合い、それを参加者に見てもらうというのも1つのイベントとしては重要だと思う。あまりに1つのイベントに集中しすぎるあまりイベントの機会が減ってしまうのか、イベント回数を増やして考える機会や出会う機会を増やすのか、というのはどちらにもメリットがあり、デメリットがある話でしょうから。

 でも、後者を選ぶのであれば無敵会議スタイルである必要はないと思うんですよ。あのイベントは最後のグループ会議までを含めて最初からテーマを設定し、そのテーマを参加者全員が理解できるような進行をふまえて展開されているのだから、あのスタイルだけを持っていっても準備が同じくらい入念にされていないとついていかないと思う。

 今回のRTCカンファレンスに関して言うなら、主催者の計算外のところとはいえイベント前にブログで議論が白熱する事態が発生していたし、それを主催者も知っていたのだから、それを事実として紹介するだけではなく、論点として噛み砕いてまとめてもよかったんじゃないかな。最後のグループ会議についても、無敵会議は1つのテーマについて脳内を集中した結果をふまえ、さらに個人の意見を考える時間を使った後でグループ会議に入っているのに対し、前半にブログ限界論、その後休憩を挟まずにブックマークサービスの紹介をパワーポイントで紹介し、そこから息をつかせぬタイミングかつ個人で考える時間をぬいてグループ議論に持っていっても、頭がうまくついていかないでしょう。自分は正直そういう状況でした。

 論点が定まらなかったという話はいろいろなところで出ていますが、定まらなかったとしても興味深いテーマがいろいろ出たなら、主催者が終わった後にでもその話を整理してさらに議論としてブログ上で展開するのも1つの手ではないでしょうか。遠足は家に着くまでが遠足ですが、ブログは家に着いたって終わらない。時も場所も超えてネットでつながって議論できるブログがあり、そしてテーマがブログをテーマにしてブログの可能性を語っていたならば、イベント終わりました、あとは感想を書いてね、で終わってしまうのはあまりにもったいないと思いました。

 RTCに参加して感じたのは、無敵会議系とはちょっと参加者の雰囲気が違うなと思ったこと。たった1回ではすべてを感じられないと思いますが、無敵会議で味わう雰囲気とはちょっと違うものがありました。女子率が違ったのかな。

 だからこそ無敵会議を目指すよりは、RTCならではのイベントであってほしい。もちろんスタート時点で参考にするのは大事なことと思いますが、28回もの回数を重ねるイベントであり、個人的な印象でいうと情報を受け取る無敵会議系と比べて、1つのテーマを主催含めてゆるくつながる感じのイベントという雰囲気だけに、RTCならではのイベントを目指して作り上げていってほしいなと思いました。

 自分の中ではイベントもブログも、どちらもコミュニケーションなんですよね。だからやり方が1つではなく、コミュニケーションスタイルそれぞれであっていい気がするし、せっかく注目を集めていろいろブログの議論がなされるイベントだったのだから、「イベントやりましたはいおしまい」では終わらせない取り組みに期待したいと思います。

 最後に誤解なきように言っておくと、イベントは準備しなくてもいいということはいっさい無いと思います。準備はきっちり尽くせるだけ尽くして、その後で運を天に任せる。ただそれは限界もあるでしょうし、最前を尽くしながらもちょうどいいところでバランスを考える、ということも大事なのかなと思います。

 暑苦しい話ばかりでサーセンw。しかし鉄は熱いうちに打てというか、単に「行きました」で放っておくのはもったいないので。

 まず最初にフレッシュミーティングで実況した内容をまとめました。基本的には実況の良さを残すという意味で誤字・脱字や意味がとりにくいところの補足以外はあまり直していません。

カイ士伝: 「ブログ限界論」実況まとめ
http://blogging.from.tv/kai4den/rtcvol28.html

 自分のはリアルタイムでまとめていて細かいところまで追いきれていなかったので、他のイベントのレポート掲載しているブログも上のまとめに記載しておきました。他にもあるという指摘あったらどしどしお願いします。

 そして本題。テーマが散乱しがちだった今回のブログ限界論、実況まとめの中から論点をまとめて抽出してみました。細かく分類するともっとテーマあると思いますが、あまり分類しすぎても読みにくくなるので、情報発信と読み物としてのブログ、他とつながるコミュニケーションとしてのブログ、そして収益面でのブログに分けてみました。

 スパム問題なんかはそれ1つでわけてもいい気がしますが、言及が意外と少なかった(徳力さんが熱かったので議論としては濃かったが数は少ない)のと、「多すぎて他が見えない」という意味ではブログユーザーが増えているのと解決策は近いところもあると思うので一緒にしました。こんな分類のほうがいいとか、この部分は別のジャンルに入れた方がいいとかの意見もありましたらぜひご一報を。

「ブログ限界論」論点まとめ

情報発信プラットフォームとしての「ブログ」
【課題】

  • 一般人のユーザーが増えた(GIGAZINE)

  • どの業界でもある現象。一般まで浸透していくと古くからのファンなどは「つまらない」と言い出すもの(佐々木)

  • 「アルファブロガー」時代はブログのコミュニティが小さく、ブログを面白いと思っている人が価値観を共有していた。今はおもしろくなくなったのではなくコミュニティが広がって「価値観が共有できなくなった」だけ(佐々木)

  • 今までよりブログコミュニティの規模が大きくなり、他の盛り上がりがわからない。ブログ全体が一体感あった時代は終わった(徳力)

  • 若者にとって情報発信ツールがブログから携帯電話へ移っている(佐々木)

  • 携帯電話はCHTMLで構成されている別の世界。ネット社会のできごとはネットメディアが報じてくれるが、携帯電話で何が起きているかは教えてくれない(佐々木)

  • はてな匿名ダイアリーが面白い。パソコン通信が2ちゃんねるに移ったように、匿名の良さが見直されているのでは(佐々木)

  • スパムブログがボディーブローのように聞いている。検索してもまともなブログが見つからないという声がある(徳力)

  • Googleの検索にすべてをゆだねているという問題(佐々木)


【解決策】

  • 乱立するコミュニティを編集かNewsingかわからないがうまくつないで見せる仕組みが大事(徳力)

  • 良いブログは人によって違う。それを抽出する仕組みは英語圏のほうが高度。そういう抽出する努力も必要(佐々木)

  • アルファブロガー・アワードで知らなかったすばらしいブログが発見できた。そういう機会はあってもいい(徳力)

  • スパム削除する場合に通報して欲しい。そうすると事業者間の連携で1つ通報すると大量に消える(GIGAZINE)

  • ブログに対して「読んでますよ」と伝えると相手には書くモチベーションになる(徳力)

  • ライブドアの球団やニッポン放送買収、前小泉首相の郵政民営化などは20代や30代の意見と団塊の世代の考え方がまっぷたつ。メディアはライブドアけしからん、小泉は負けるという意見でブログはその反対だったが、フタをあけたら小泉が勝った。今はそういう事例がないだけで、メディアと一般の意見が異なり、「メディアとは違うんだ」というエネルギーが発生したときがブログのパワーを見せる原動力。長い目で見ればそういう世代対立はまた勃発するだろうと楽観的(佐々木)

コミュニケーションとしての「ブログ」

  • ブログを書いているとネットを通じて他の人と通じる(徳力)

  • ブログで初めてトラックバックをもらった時、自分の立場が読者から発信者に移った(徳力)

  • 福井県庁に2億円の宝くじが匿名で届いたという話をブログで書いたら県庁の人からコメントもらった。そのときに距離を超えてつながるということを感じた(上原)

  • 百式田口さんの「インターネットはみんながちょっとずつ頭のよくなる世界」。ネットを通じてつながったり知恵を交換できる(徳力)

  • ブログはリアルでのし上がるツールでもいいのでは。ブログとリアルをつなげられる人は明らかに得をしている(徳力)

  • ネットが現実に影響を与えるのではなく、ネットが現実(GIGAZINE)

  • リアルとバーチャルはシームレスにつながっているが、日本はそうできない圧力がある。社会構造が変わらない限りこれは二重構造が続く(佐々木)

  • ケータイ世代はネットが当たり前。我々よりネットとのつながりがフラット化するだろう(GIGAZINE)

収益面での「ブログ」

  • 広告費が安すぎる。海外では単価が10倍なので同じPVでも収入がある(GIGAZINE)

  • 言語的に英語は全世界が対象なので市場規模が10倍は当然(佐々木)

  • 広告費はどの国を見てもGNPの1%。そう考えると日本人口の1億2,000万人は広告のための十分なマスがある(佐々木)

  • マスがあるにも関わらずブログの収益がなりたっていないのは、地方の中小企業のIT化が進んでいないから

  • Pay Per Postで広告を明記しないブログは悲しい。プロの人が収入前提でブログを書くためにも広告単価はもう少しきちんとしたい。AMNは1PV1円、CGM系でmixiの1PV0.01円よりはだいぶ高い(徳力)

  • ブログ世界に価値あるものを落としている人に対してリアル社会での対価のバランスが取れていない(上原)

  • ブログ格差社会と言う話があるが、影響力を持つインフルエンサーと違いがあるのは当然。収益力はインフルエンサーに集まるから、ブログンの母集団が増えてもそれは変わらないだろう(佐々木)

  • ネットの広告が効果あることを事業者が説明しなければいけない。単に広告が何回表示されたか、だけではだめ(徳力)

  • PVがあれば儲かるものではない(上原)

  • 「魔法のiらんど」に携帯小説が100万本、34本が小説化してトータル850万部。ブログが収益化できないといっている間に集合的無意識が携帯でできあがってメディアに逆流し、収益がうまれている(佐々木)

  • 広告ではなく、顧客を集める企業の活動という点では価値がある(会場)

  • 大企業ではブログ導入事例も少ない、選挙にもまだ使えない(徳力)

気になるキーワード

  • ブログのアクティブユーザーが減っている(「ソースは?」と弾さん)

  • ブロガーとジャーナリストの違い。ブロガーは自分のことを書く、ジャーナリストは他人の話を聞いてそれを伝える

  • 「インターネットからいろいろなものを得ているのだから、それを還元する責任がある」という言葉に感銘を受けた(徳力)

  • ブログは蓄積して人格化する(徳力)

 「ブログ限界論」、あと1つだけエントリー書きますよ。これで最後にします、と予告。

 というわけで巷で話題の「ブログ限界論」行ってまいりましたよ。

2007-11-23: RTC Vol.28:『ブログ限界論』
http://realtimecontext.com/modules/eguide/event.php?eid=31

 イベントはustreamでも中継されているので果たして自分の存在意義はあるのかと疑問に思いつつもテキスト中継した結果がこちら。誤字脱字、言い回し足りないところは後ほどフォローいたします。

RTCカンファレンス Vol.28「ブログ限界論」実況場所 - フレッシュミーティング
http://tempchat.sidefeed.com/forumindex.php?f=f2007110e5c13

 というわけで取りあえず参加した感想をさっくりを勢いだけでまとめておきます。後で思いついたら追記するかもしれないけどとりあえず思いついたところだけ羅列。

 まず、「ブログ限界論」については、厳しい言葉を掲げた割にはテーマがぶれて定まっていなかったなあという感じ。これはRTCカンファレンス告知の際に、「最近ブログつまらなくないですか?」という投げかけに定義がなかったのと一緒で、「ブログ限界論」における「ブログ」は何を指すのか、というところの説明がなく議論がスタートしてしまい、結局途中でパネル参加者からブログという言葉の認識の違いを修正する一幕もあったので、そこは「ブログの何について話すのか」をきちんと議題設定したほうがよかったかも。

 結果として話の内容的に「メディア」としてのブログと、「コミュニケーションツール」としてのブログの話が混じっていた気が。自分の中ではブログは「コミュニケーションツール」として使っているので、そもそも「読者」って概念があまりないんですよね。共感もって読んでくれる人はうれしいけど、読者っていうよりは同じ趣味を共有できる新しい友達、という感じ。

 徳力さんの話はブログで人がつながっていくというコミュニケーションの話に近かったし、一方で収益だったりメディアとしての面白さだったり、果てには日本人の社会性という問題までいろいろ広がっていた。途中に質問で今回の議論を「社会」「経済」「ブログ」でわけてくださいというのがありましたが、ブログは一口にかたっても広すぎるのでそういう準備も必要だったのかな。かなり強い前フリで集めたイベントだけに、興味を持って参加している人は多いと思うので、そこは前フリした責任をきちんととって議事進行を計画しといたほうがよかったんじゃないかと思います。

 個人的に面白かったのはやはり佐々木さんの話かな。個人の情報発信プラットフォームとしてはブログじゃなく携帯に移っているのは確かにそういうところがあるなあと思うし、mixiなんかもそうですが自分が存在しないコミュニティ、たとえば女子高生やら小学生やらの世界ってまったくわからない。SNSやブログによってつながりやすくなった反面、つながりが強すぎて他のつながりが見えにくくなるという現象も、「ブログつまらない」論に影響およぼしているのかなと思います。

 佐々木さんのジャーナリストとブロガーの違いも面白い。ブロガーは自分の思ったことを書く毛けどジャーナリストは他人の話を聞きだしてそれを伝える。よくプロの書き手とブロガーの境界線みたいな話があるけれど、その1つとしてとても面白い視点だと思いました。

 昔はブログ面白いといっていたのは共同体が狭すぎるという話も面白かった。確かにブログ初期の頃はブログを積極的にやっている人がお互いに認識しているからこそ仲間意識みたいなのがあったのかもしれない。

 でも個人的にブログが楽しいのは、自分が好き勝手に書いた趣味の話に、友達だろうが友達じゃなかろうが食いついてくれるのがすごい楽しい。マリオギャラクシーについてダラダラとチラ裏しているだけで、賛否含めていろいろな意見をくれ、それが自分の否定であっても納得できたらすごく楽しい。そうやって顔も知らないのに趣味や意見を共有し合えるツールとしては、仲間でつながるmixiにはないブログならではの醍醐味かなー。

 なんか佐々木さんの話ばっかりで恐縮ですがw、徳力さんの話もおもしろかったです。ただ、徳力さんの話は著書とか本人のブログとかで知っている部分が多かったので、そういう意味で安心して見られたかな。よかったのは、スパムブログについて「あれは許していいんですか!」と熱く語った姿が見られたところ。そして自分がブログに対して覚えているすばらしさを語るところで思わず感涙するあたり、もう今日のMVPは徳力さん持っていったなw、という感じ。

 何より徳力さんがいい仕事してたのは、スピーチだけでなく司会までいつのまにか回していたところね。会場からの突込みを徳力さんがかわすあたり、最後には「え、司会徳力さんだったんじゃないの?」とか思っている人がいそうなくらいのお見事な取り回しでした。

 GIGAZINEの人ははじめてみましたが、しきりにいっていた「ネットとリアルは一緒」というのはちょっと違うかなあと思った。ネットは距離も時間も飛び越えて会ったこともない人とつながるという時点で、必ずしもリアルとバーチャルがイコールになる日はこないんじゃないかな。若い世代ではリアルとバーチャルがイコールになっているというけれど、結果として「学校裏サイト」とか今までになくさらに凶悪になったいじめが発生してしまっているし。

 とまあいろいろ考えるところはありますが、内容が一本ではなくいろいろな内容を含んでいただけに、議論すべきところはいろいろあって面白い。すべてのブロガーがそんなこと考える必要はないとは思いますが、「ブログ限界論」という言葉に何かしらの違和感やら肯定的感覚を覚えた人には、その気持ちを解決するためにいいきっかけかもしれません。

 最後に1つだけ、限界論の後にいきなりガラリと話題かえてトーキョー☆ブックマークプロジェクトのプレゼンをするなら、時間が難しかったとしても休憩は絶対に必要だったのでは。頭の中が「限界論」でいっぱいになったままブックマークの明るい話に移ったので、全体の思考がそこについていかなかった気がしますよ。

 という宣言しようと思ってたらつい直前になってもうた。

 というわけですでに議論がし尽くされてしまったんじゃないかという感のあるRTCカンファレンス Vo.128「ブログ限界論」行ってきます。無敵会議系は何度か足を運んだけど、RTCカンファレンスは初なのでどんな雰囲気なのかいまからドキドキ。

RTCカンファレンス - イベント案内
http://realtimecontext.com/modules/eguide/event.php?eid=31

 で、せっかくなので内容をテキストで中継しようかなと思いつつ、なかなかいいのが見つからない。個人的には軽くて1行ごとさくさく入力できるフレッシュミーティングを使いたいんですが、あれってIDとパスワードでのログイン制だから一般公開できないし。

 と言うところで見つけたのがこれですはい。

サイドフィード - TempChat - フレッシュミーティング
http://tempchat.sidefeed.com/

 フレッシュミーティングがどんなものかを体験できるお試し用のチャット。これはIDとかパスワード要らないので誰でも見られるし、名前入力すれば発言もOK。名前にはIDが割り当てられているようなので、成りすましも防止できるのかな? 

 というわけで作ってみたのがこの会議室です。あくまでテストチャットルームなので、12月7日までの期間限定ギリギリではありますが、1日実況使うくらいなら大丈夫でしょう。その後は内容をコピペして退避すればいいし。

RTCカンファレンス Vol.28「ブログ限界論」実況場所 - フレッシュミーティング
http://tempchat.sidefeed.com/forumindex.php?f=f2007110e5c13

 会場がどんな設備かわからないのでネットにつながらなかったり、もしくは途中で電池切れるかもしれませんが、とりあえずご興味ある方は除いてみてやってください。後日MT4のHTML機能を使ってまとめる予定ではあります。

 あとこんな小さなブログでしかも直前に言っても仕方ないですが、ぜひ主催者には「ブログつまらないよね」理論を貫いて欲しいですね。いろいろな言及を受けてちょっと疲れ気味のお気持ちは察しますが、それでもテーマが限界論である以上、ホストがその意志を貫かないと、せっかくその議論を楽しみにして参加した人が拍子抜けしてしまいますし、下手に「いやブログ面白いとは思ってるんですよ」なんて方向になってしまうと、「もうイベント来る前に議論おわっちゃったんじゃね?」ということにもなりかねませんから。

 必要悪とでもいいましょうか、いや悪ではないんだけどあえてそういう「つまらんよね」という立場を貫いてくれる人がいてこそ、このテーマは議論が面白くなると思うので、ぜひともスパムブログとはまったく異なる「魅力的な文章でアクセス数を集めたブログの書き手たちはいつしかその熱量を失い、牙を抜かれた獣のように「丸い」文章しか書かなくなって」いるブログについて言及していただきたいところですはい。

 Mac OS用ブラウザ「Safari」のWindows向け最新バージョン3.0.4」は、ついに日本語入力が可能になりました。

アップル - Safari 3 パブリックベータ
http://www.apple.com/jp/safari/

 実は3.0.4は今までも開発者向けバージョンが存在しているのを「せうの日記」で知って使っていたんですが、日本語入力はできるものの落ちることハンパなし。まともにつかっていると1時間も持たずに落ちてしまい、せっかく登録したIDとパスワードのCookieまでリセットされてしまうのでとても使えませんでした。

何と、テキストボックスへの日本語入力が直接可能になりました!!!!! しかも、MS-IMEの再変換にもきちんと対応しています(実は、ソフトウェア側がWindowsの再変換機能に対応していないと、IMEでの再変換は無理なのです)。

せうの日記:Safari for Windows 3.0.4 Beta
http://ch00288.kitaguni.tv/e426040.html

 しかし一般公開された3.0.4は細かいバージョンが変わっていて、安定性が大幅に向上。実験的に結構使っているんですが、突然不具合で落ちるケースが激減して、普通に使えるようになりました。

 そこで前から気になっていたことを実際試すことに。それはこのエントリーで知ったSafariの表現力の高さです。

この写真をFirefoxで見たとき、自分がアップしたつもりの写真の色とあまりにも違っていたのが事の発端です。

Drift Diary12: ブラウザによる色の違いについて
http://blog.drikin.com/article/35171545.html

 詳細は上記を見ていただければ一目瞭然で、明らかにSafariとFirefoxで表現力が違う。ではこの表現力の高さは果たしてWindows版でも受け継がれているのかは興味津々なところです。

 というわけで、上でも紹介しているdrift diaryの画像をお借りして実際に実験。こちらはまずMacでの比較で、左がSafari、右がFirefoxです。明らかな違いがありますね。

safarifox
safarifox posted by (C)カイ士伝向上委員会

 そしてこちらがWindowsでの比較。左がSafari、右がInternet Explorer 7です。

safariie
safariie posted by (C)カイ士伝向上委員会

 うう、ぜんぜん違いが無い......。あのSafriの表現力は今のところMacだけのようですね、残念。

 しかしそうはいってもWindows版Safariはなかなか使いやすいところもあります。まず第1にとても軽いこと。さすが最速を謳うブラウザだけに描画の速さはかなりのものです。性能の高いPCよりむしろあまり性能の高くないPCのほうが、その描画力の違いが体感できるかも。

 そして地味に気に入っているのが、標準で使うブラウザの変更機能。たいていのブラウザは「俺を標準にするのかしないのかゴルァ!」と詰め寄ってきますが、Safariの場合、「私以外のブラウザを標準にしたいならどうぞどうぞ」といわんばかりに、好きなブラウザをSafariから標準設定できるのです。

safarisetup
safarisetup posted by (C)カイ士伝向上委員会

 以前、お行儀の悪いIEコンポーネントブラウザをインストールしたとき、IEコンポーネントだというのにHTMLファイルの関連付けをすべて強制で書き換えた上にHTMLのアイコンまで独自のものに変更してしまい、それを直そうとすると元のIEアイコンが表示されなくなるという悲しい事態が勃発していたのですが、それをこのSafariで標準設定を修正したらアイコンの表示を元に戻せました。「標準で開くブラウザ」をいじりすぎて、リンクをクリックしても自分の望んだブラウザで開かない、なんて人は、Safariのこの機能で直る可能性があるかもしれませんよ。

 もう1つ好きなのがSafariの拡大機能。私は文字の長いニュースやブログを目いっぱい拡大して読むのが好きなんですが、IEの拡大機能だとCSSでデザインされている場合、文字がうまく拡大されないんですよね。それがSafariだとすごくきれいに文字を拡大してくれる。

safaribig
safaribig posted by (C)カイ士伝向上委員会

 なので普段はSleipnirを活用しつつ、きちんと読みたいニュースやブログはURLをジェスチャーでコピーしてSafariで読んでます。文字もきれいなので文章そのものを読みやすいですし、「Webビューワー」として使うのもなかなか楽しいですよ。

 前から書こうかなあと思っていたテーマではありつつ、書くと暑苦しいかなあと思ってちょっとためらっていたところを頭の中の中の人がまとめてくれたのでのっかりエントリー。

オフ会のレポートはどこまで書いていいか - 頭ん中
http://www.msng.info/archives/2007/11/post_586.php

 ブログの面白さと言うのは、バックグランドなど関係なくその内容そのものに価値があり存在があるところだと自分では感じているので、そのブログで作られた存在とリアルが一致するオフ会っていうのはなかなか作法が難しいところ。詳しくは頭の中の中の人のブログでまとめられているのでそこをごらんいただくとして、個人的に思うのは1つ1つの禁止項目より、オフも含めて人とのコミュニケーションにおける作法について。

 それは車の運転と似ている部分があると思うのです。教習所で基本のキとして習う「だろう運転」と「かもしれない運転」。

 だろう運転は危険なんてない「だろう」、かもしれない運転は危険がある「かもしれない」。単に交通法規を守るだけでは、小さい子供が飛び出してきたりという不慮の事故に対応できない。常に「かもしれない」を心がけようというのは理想論かもしれないけれど結構共感した考え方でした。

 コミュニケーションも同じことがいえて、「自分が平気だから相手も平気だろう」というのはあまりよろしくない。自分が写真に写るのが問題ないからって、相手がそうとは限らないし、自分がブログでネタにされるのがすきだからといって相手もそうとは限らない。何か判断しなければいけないときに「だろう」ではなく常に「かもしれない」の発想を持つという心のありようそのものは、具体的な項目に加えて大事な要素だと思います。

 あとは細かいところでちょっと触れておくと、写真と動画は文章以上に重要で、載せるからにはかならず撮る前に「ブログに乗せたいんだけどいいですか」と聞くべき。仲が良くてわかっている人ならいいけど、単に「あの人写真載せているからいいよね」という「だろう」発想すら良くないと思います。載せる場所をその人が判断している場合もありますし。ちなみにStartMacの時は、アップルからそういう説明は一切なかったけれど、「ブログに載せたいんだけどいいですか?」と声を掛け合っている姿がいたるところで見られてちょっと気持ちよかった。一方でなんに使うのかまったく説明も無く参加者の写撮りまくっているアップルスタッフがいたりいなかったりしたりしなかったりしなくもないですが。

 あと、社会人や学生としてのリアルな存在とブログとしての存在もわけておきたい。そこを一緒にして活動できている人というのは日本のブログ事情ではきわめて少ないですからね。基本的にプライベートで聞いただけの情報は書いちゃいけない、それがmixiであっても、と思います。

 さらに会社の情報についてはid:ululunがこんなエントリを書いています。

「本名と社名の入った名刺を渡したら、ウエブログに書かれて困った」という話は良く聞く。

仕事用の名刺は仕事の為に渡すものであり、きちんと渡した相手も管理できる状況を作る性質のものだ、という事を考える必要があるだろう。

オフ会のレポートについて - 煩悩是道場
http://d.hatena.ne.jp/ululun/20071121/1195574077

 もちろんそのとおりなんですが、ブログ名刺作るなんてよっぽどブログ慣れしていないと難しいですし、実際にイベントであった人にブログ名刺交換すると「ああ、こういうのあると便利ですねえ」って言う人が結構いる。自分も仕事の名刺渡してちょっと面倒な目にあったことがあるので、それ以来はブログ名刺用意するようにしていますが、これも「かもしれない」の発想で、「会社の名刺をもらったけど、会社の情報は出されたくないかもしれない」という思いやりを持ってあげたいなと思います。

 一番大事なのは、そういうことを個人に任せるのではなく、イベント主催者がきちんとそういう点を啓蒙してあげることかな。「写真撮るときは相手の了承を得て」と呼びかけるとか、ブログ名刺が無い人のためにマジックで書いて配れるようなちょっとおしゃれな紙を用意してあげるとか、規模が大きくなって知らない人が集まるイベントになればなるほどそういう配慮をしてあげると、イベント自体も評価が高くなってよいと思いますよ。情けはひとのためならず。

【いろいろ追記】

 割と勢いで書いたエントリーですがちょこちょこと言及いただいたので追記しておきます。

いえ、容姿とか写真とかうんこ漏らしたとかはともかく、オフ会での言動はネタにされるべきです。

オフ会 - 俺のターン
http://d.hatena.ne.jp/kurimax/20071121/1195607022

 上では写真や動画は必ず確認取ったほうがいいと言うのは書きましたが、肝心のオフ内容っていうのはかなりむずかしいところで、何が正しいと言うよりは相手のことを思いやってあげたほうがいいかな、と言う程度で、ネタにしたいという人がいう人もそれはそれでありだとおもいます。

 ただ、ネタにすることを好ましくない人をネタにして、その人から反感をいだかれたり、そういうことを繰り返すことで「あいつの傍にはいかないようにしようぜ」となってしまいかねないのもまた事実。「かもしれない」ではなく「だろう」で突き進むのは個人の自由とは思いますが、その責任は自分自身で追う、というのもまた運転に近い気がしますね。このあたりはずるい言葉ですが「いかに空気を読むか」にかかっているんでしょう。

 もう1つのStartMacモニターミーティングの件。

その辺りは事前に主催者に連絡しておくのがいいんじゃないかと思います。

 自衛の手段としては大事なことですが、参加者がそれをして当然というのは運営側の姿勢としてはちょっとさみしいですね。1人1人が確認するよりもそこは運営側がきちんと説明すれば手間もはぶけるわけですし、「撮られて困るなら自分で確認」というのは、ちょっと言葉が強すぎるかもしれませんが「盗まれて困るなら自分で守れ」みたいなもので、そもそも盗まれないで安心な環境を主催者側として作ってくれるとうれしいよなあと言う次第であります。

 もう1つ、自分がブクマで言及した点について。これは自分自身があまり書きたくないので説明にとどめておきますが、「頭の中」の人の名前をブログに書いてある名前ではなく、会社を運営している立場の本名で記述している件。

 この件に関しては「それは気にしすぎだろ」という意見も多々あるとは思いますが、個人的には「調べればわかる」ということよりも、「その人がブログで使っている名前」を尊重したいんですよね。リアルとブログを両方公開していても、ブログではブログのキャラを出している場合もあったりするので、私はできるだけブログ表記を用いたい派であります。

 もう1つ、はてブでいただいた意見についても。

「ブログ名刺作るなんてよっぽどブログ慣れしていないと難しい」けっこう簡単にwebオーダーできるよん。

はてなブックマーク - オフ会と車の運転 - カイ士伝
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blogging.from.tv/kai4den/archives/000698.html

 名刺を作る行為そのものの難易度というより、そもそもそういう発想が初心者の頃はないでしょうから、そこは気を使ってあげたいよねと思います。また、いざ名刺を作るとなってもどれがいいとかを知るのは難しいし、「ブログのために名刺を作る」って結構エネルギーがいるものですしね。

 ブログがこれだけ普及した今、ブログのためだけに名刺を作るパワーのある人もいれば、とりあえず気楽にブログを始めた人まで、その人それぞれでブログの深さは違うと思います。だからこそ相手の立場を「かもしれない」でおもんぱかる気持ちは、ブログやオフ会での作法としてだけでなく、人と接する場面では気をつけておきたいなと自分は思う次第であります。

 いろいろ長々と書いてしまいましたが、ゲームそのものは大変たのしゅうございますよ。Wiiユーザーで3D酔いしない人はガチで買っておきましょうといいたい。

スーパーマリオギャラクシー
スーパーマリオギャラクシー

 ただいまマシンルームで惑星はあと2つくらい。基本的な進め方として、各惑星の基本スター3つは集め、それ以外のおまけスターは取れたら取る、取る流れになかったらクリア後のお楽しみに、というスタンス。

 難易度はあいかわらずあまり上がっていない感じで、どうしてもクリアできないってステージはあまりない。ただちょっとステージ進めるのがめんどくさくなってきた感覚はありますな。シルバースター集めとか道のりが長くなりすぎてちょっと中だるみしますわ。

 それでも30分でちょこちょこ進められるので社会人ゲーマーにはなかなか心地いい感じ。もう余裕でクリアできそうなくらいスターは貯まっていますが、自分のペースで楽しんでいきます。

 ただ、12月1日には新たにWii Fitも登場するのであまりのんびりしすぎてもいられない。

Wiiフィット(「バランスWiiボード」同梱)
Wiiフィット(「バランスWiiボード」同梱)

 あとねえ、意外な伏兵がねえ......。テレビCM見てたら「マリオ&ソニック AT 北京オリンピック」がなんか楽しそうで......。

マリオ&ソニック AT 北京オリンピック
マリオ&ソニック AT 北京オリンピック

 テレビCMのアーチェリーがかなりツボ。ゼルダも弓矢がかなり楽しかったし、ガンシューティング好きだしで気になってしまう。ああでもそんなにWiiのゲームばっかり増えてもやる時間ないよ......。

 Wiiはやるゲームないなんていわれているけど、ブームってのはちょっと時間がずれてから認知されるもので、この年末のWiiソフトの充実っぷりはなかなかすごい。バイオハザード アンブレラ クロニクルズも売れてるみたいだしね。ゴースト・スカッドもいいけどやっぱりバイオやりたい......。誰か買ってクリアしたら貸してー。

バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ エキスパートパッケージ(「Wiiザッパー」同梱)
バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ エキスパートパッケージ(「Wiiザッパー」同梱)

 そして1月には待望のスマッシュブラザーズX。これについてはまた別途書きたいと思いますが、ハードの進化とともにあったマリオ・ゼルダと違い、元々3Dから始まってゲームとしても完成系にあるスマブラだけに、むしろこういうゲームのほうがエントリー層には受けがいいかもしれません。見事3ハード連続のミリオン達成なるかにも期待大。

大乱闘スマッシュブラザーズX

 あれ、マリギャラの進捗じゃなくなっちゃった......。

 ウィルコム公式のランチャー「Quick Menu for Academic」の配信が公式サイトで開始されました。

 これは学生向けのAdvanced/W-ZERO3[es]に同梱されているソフトなんですが、それが一般向けにも公開されたみたい。

 前々から「W-ZERO3シリーズにはまともなランチャーを」と願ってやまなかっただけに、さっそくインストールしてみたんですが、これかなりグッド。学生向けっていってるけど普通の人も十分使えます。

 起動画面はこんなかんじ。

AdES_launcher0001
AdES_launcher0001 posted by (C)カイ士伝向上委員会

 デフォルトだとメールはW-ZERO3メール、ブラウザはOperaになっていますが、これ全部設定から変えられます。

AdES_launcher0003
AdES_launcher0003 posted by (C)カイ士伝向上委員会

 さらに本来なら学生向けに表示される「リクルートタブ」「エンタメタブ」も非表示設定がOK。もうこれ普通のランチャーソフトですね。ちなみに上の画面はこのタブをオフにした状態です。

AdES_launcher0004
AdES_launcher0004 posted by (C)カイ士伝向上委員会

 残念なのはちょっと動作が重いのと、関係あるかわからないですがこれインストールしてから画面を十字キーで操作できなくなり、タッチ操作しか効かなくなったこと。まあこれは環境によりなんで他の人には発動しないかもしれませんが。これTodayに強制表示できたら、スマートフォン慣れしてない人も使いこなせそう。単なるアプリ起動だけじゃなく「パケット通信オフ」やマナーモード設定、再起動なんかもあるのでかなり多機能。しばらくこれ使ってみたいと思います。

 はじめましたというか正確には再開なんですけれども。

カイ:プロフィール | PLAYLOG
http://playlog.jp/kai

 プレイログというのは聞いた音楽のログを表示するという、いわゆるLast.fmな感じのサービスであります。ただ、Last.fmだとiTunesやWindows Media PlayerやiTUnes、iPodの曲は送れるけどウォークマンの曲は送れないのであまり使う気にならず。PCで音楽聴くことほとんどないしね。

 対するプレイログもSonicStage立ち上げることほとんどないので(音楽転送は月数回、使ってもBeatjam)、積極的につかってなかったんですが、Myloだとこれがかなりお手軽に使えるのです。

 myloは無線LANを搭載していて、さらにプレイログ機能が標準で備わっているので、IDとパスワードを設定しておけば家に帰って無線LANにつなぐだけで自動データアップデート。これはかなり楽ちんです。

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1 posted by (C)カイ士伝向上委員会

 しかもメッセージ機能とも連動していて、プレイログに来たメッセージはmyloがオンラインになったときアイコンで通知。そこからブラウザでプレイログにアクセスしてメッセージの内容も読めるので、メッセージの見逃しも少なそうです。

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2 posted by (C)カイ士伝向上委員会

 音楽データ送信は前からやりたかったんだけど前述のとおり自分の環境にはいまいちそぐわなかった。でもこれならかなりお手軽に使えるので、しばらく楽しんでみようと思います。

 ブログパーツも貼ったんだけど、ちょっと横幅が大きいね......。ちょっとカラムの大きさも調整しなくちゃ。

 日本語化されてもいないのに日本人率が20%と日本で大人気のTwitter。最近ではTwitterを通じたオフ会なども頻繁に行なわれているようですが、ここで1つ提案したい。

 そのオフ会、専用のTwitterアカウント立てませんか?

 というのも、オフ会の開始から終了までのやりとりがすべて@なしで行なわれると、その時間の投稿が膨大すぎて過去ログを埋め尽くしてしまう。確か昔は過去ログ永遠に辿れた気がするTwitterですが、最近は何ページかで終わってしまうので、オフ以外の過去ログが読めないんですよね。オフ非参加者が週末とか出かけていて、そのまま寝てしまって次の日「過去ログ読もうかなー」と思ってもあとのまつりだったりするわけで。

 なのでオフ専用のTwitterアカウント立てて、オフがらみの投稿はすべてそのアカウントへ@つきで送れば、オフ参加者以外にはその内容が伝わらないし、オフ参加者はメンバーが全員把握できるので双方にメリットあるのでは。ほんとは同じ@がついた投稿だけをソートできる機能とかあるともっといいんですけどね。というよりこういうグループ機能がTwitterに実装されるとありがたい限りです。

 すべてのオフがいちいち@立てろとかいうことではありません。突発的に「飲みたいから集まれ!」なんてのは@つけないほうが効率いいでしょうし。もしくは「オフ行ってくる!」とかは@なしにしておいて、参加者のみに呼びかけたい時だけ@つけるとか使い分けるだけでもだいぶ違いそうです。ただ、最初からある程度予定が決まっている大規模なオフなんかだと、非参加者にそういう配慮いただけるとうれしいかなと思いました。

 マクロス25周年を記念して製作中の新作マクロス「マクロスF(フロンティア)」の新作プロモ映像が公開されておりまして、さっそく拝見したわけですが。

『マクロスF(フロンティア)』 新作プロモーション映像
http://www2.b-ch.com/cgi-bin/cmn/pv/pv_view_1000.cgi?pv_c=994

 中盤あたりに出てくるバルキリー、なんか変形がトランスフォーマーちっくになってる......。もうこれバルキリーじゃないな......。あのロボット形態の中間地点という設定のガウォークがよかったんだけどな......。

 まあそれはさておき、歌は飯島真理が別格としてもマクロス7よりは共感できる気がするし、デザインもファーストマクロスっぽい制服やスーツが多いのでちょっと安心してみられそう。マクロスプラス、マクロス7となんかまともに楽しめている続編がないので(マクロス7はあまりにもすぎて380度くらい回って面白い気はしますが)、25周年の新作に期待したいところであります。

 世間はiPod touchやらRollyやらで夢中になっているこのタイミングで、ソニーの「mylo」をWi-fineのキャンペーンでゲットしてしまいました。

まいる

"mylo"とは、小型、軽量ボディにフルキーボードを搭載し、ワイヤレスLANでインターネットコミュニケーションが楽しめる、SONYが提案する新しいパーソナルコミュニケーターです。

パーソナルコミュニケーター"mylo(マイロ)"
http://www.sony.jp/products/Consumer/Mylo/

 Wi-Fineというのは特定のエリアだけでアクセスできる無料の公衆無線LANポータルで、そこのキャンペーンとしてなんと総勢500名にmyloをプレゼントするという太っ腹企画。

ワイファイン│Wi-Fine体験キャンペーン
http://wifine.jp/ca/monitor.html

 ちなみに第1期は300名が対象、第2期は第1期で漏れた人も含めて200名ということで第2期は狭き門だったようですが、運よく当選してしまいました。

 なお、これはいゆるブロガーキャンペーンではありません。myloを使ってWi-Fineを利用した結果をアンケートで答えたり、Webのコミュニティに参加すればいいという、どちらかというとモニターに近い企画です。オフ会参加なんて条件があるのがややブロガーっぽいといえばブロガーっぽいですが。

応募条件は?

Wi-Fineエリアから、"mylo"を使ってWi-Fineをお楽しみいただき、
・WEB上でのアンケート(3回程度を予定)
・WEB上のWi-Fineコミュニティへの参加
・オフ会(東京都内、不定期)
などに、平成20年3月末日までご協力いただける方とさせていただきます。

 なのでブログに書くことが必須ということはないのですが、せっかくいただいたmyloなのでやっぱりエントリーもしておきたいところ。実はすごくよくできているハードなのにそこが評価されていない部分もあるなーと個人的に思ったりもしているので、Wi-Fineの話とともにおいおいまとめていきたいと思いますよ。

 すでに回答終了しているんで見ている人もいるかと思いますが、500人で設定したはてなの調査結果がこちら。

スーパーマリオギャラクシーを購入した方にお伺いします。「3D酔い」しますか? しませんか? - 人力検索はてな
http://q.hatena.ne.jp/1194886705

 3D酔いしない人が大半なのはさておき、興味深いのは「今回も酔う」が2番目に多く、3番目にやっと「今回は酔わない」がきたこと。また、今までは酔わなかったのに今回は酔うなんていう人もでてきてなかなかにややこしい。

 ただし、はてなだとコミュニティの性格もあってちょい偏りそうな気配がしたために実施した@nifty投票は、投票数こそ少ないながら2位に「今回は酔わない」が来ているのが興味深い。

アンケートは@nifty 投票:ゲーム:スーパーマリオギャラクシーを購入した方にお伺いします。「3D酔い」しますか? しませんか?
http://vote.nifty.com/individual/2488/6987/index.html

 @nifty投票はID登録とかいらないぶん気楽に参加できるので、割とライトな方にもご協力いただけそう。なのでもうちょっと投票数増やしてみたいなーと思いますので、この調査にご興味ある方はブログにどんどん貼って広めてみてください。

 大きいブログパーツ貼るのはこちら。

<script type="text/javascript" charset="utf-8" src="http://files.vote.nifty.com/individual/2488/6987/vote.js"></script>
サイドバー貼付け用の小さいサイズはこちら。
<script type="text/javascript" charset="utf-8" src="http://files.vote.nifty.com/individual/2488/6987/vote_sidebar.js"></script>
ブログパーツ貼れない人はリンクでどぞー。
<a href="http://vote.nifty.com/individual/2488/6987/index.html">@nifty 投票:スーパーマリオギャラクシーを購入した方にお伺いします。「3D酔い」しますか? しませんか?</a>

 期間は11月30日に設定しています。なぜ30日かというと次の日はWii Fitの発売日で、以降はそっちに夢中になっちゃうだろうから。100票くらい集まるとデータ面白くなりそうなので、ぜひともみなさまご協力お願いします。

 ほんとは書きたいエントリあったんだけど、リンクしたいブログがメンテで張りたいエントリーのURLわからなかったので挫折orz。とりあえずこのエントリでお茶濁します。

 前にLeopardのインストールまとめしておいたら、自分で再インストールするときすごく役に立った。そしてたまたまWindowsのノートPCが調子悪くなってきて再インストールしたのでその手順もまとめてみました。地味にLeopardでBoot CampしたWindowsの設定でも活躍してたりして、こういうまとめってやっぱ役立つよねと再認識。

 最低限のものしかいれてないので、まだまだ追加予定ですがとりあえず公開しときます。なんつーか、アプリというよりはSleipnirの設定集みたいになってますが。

カイ士伝: Windows XP再インストールまとめ
http://blogging.from.tv/kai4den/windowsxpinstall.html
 Leopardのほうも地道に更新してますよ。
カイ士伝: Mac OS 10.5(Leopard)まとめページ
http://blogging.from.tv/kai4den/mac-2/leopard.html

 今更XPは無いよねなんて寂しいことはいわないでくださいね......。

 諸説ふんぷん出てきたところで、勢い余ってはてなで質問してみたよ!

スーパーマリオギャラクシーを購入した方にお伺いします。「3D酔い」しますか? しませんか? - 人力検索はてな
http://q.hatena.ne.jp/1194886705

 スーパーマリオギャラクシーをお買い求めの方はぜひご協力いただければ幸いです。

 しかしはてなすごいわー。作成して数分でもう10個以上回答がついた。これ上限を増やした方がいいかもね。

 はてなだけだと結果が偏りそう(ID登録必要だから)なので、@niftyでも作ってみました。こちらもお気軽にご参加くださいませ。

 もはや自分の中で定番と化したSafariカスタマイズツール「SafariStand」ですが、Leopard対応最新版ではタブの挙動がおかしく、「_blankをタブで開く」が機能せずに新しいブラウザ画面を開いてしまうことが多々ありました。

一点だけ気になっているのは、livedoor Readerでvを押したときにタブで開かずに新規ウィンドウで開くようになってしまったことです。
[N] 「Leopard」SafariStandが"Safari 3"に対応

http://netafull.net/macsoft/022604.html

 ところがつい先日、BootCampがうまく動作しないのでMacBookのHDDを完全クリーンインストールしてからソフト入れ直したところ、SafariStandの上記機能がうまく動作しているのですよ。

 で、サイトみてみたらちゃんと対応していた模様。迅速な対応に御礼申し上げます。

3.0L150 - 2007-11-01
・環境によっては「_blank リンクをタブで開く」がまったく機能しない問題を修正

SafariStand - hetima.com
http://hetima.com/safari/stand.html

 というわけでLeopard&SafariStandユーザーの方々は、最新版SafariStandを入れるといいと思いますよ!

 我ながらアホみたいに長いエントリーしてしまった「スーパーマリオギャラクシー」ですが、コメントでこんな感想いただきました。

私は結構3D酔いしやすいタイプですが(塊魂などはすぐ酔うぐらいです。)
今回のマリオはまだ一度も気持ち悪くなったということはありませんでした。
どういう仕組みになってるんでしょうね?

「最高」かつ「微妙」なスーパーマリオギャラクシー - カイ士伝
http://blogging.from.tv/kai4den/archives/000678.html

 自分はまったく3D酔いしないので実感はわかないのですが、プレイしていて結構めまぐるしく画面が切り替わるので「十分3D酔いの要素はあるなあ」と感じたこと、そして「酔いゲー」でGoogle1位であらせられる酔いゲーの大家が「テレビCMだけで酔った」とおっしゃっていたので、「やっぱ3D酔いしちゃうのかなー」と感じてたのですが、こうして酔わない人もちゃんといるみたい。やっぱり重力システムは3D酔いの解消に一役買っているのかな。

 と思った矢先にこんなエントリーも。

3D酔いしやすくて俺涙目。この酔いやすさは今までの3Dマリオの比じゃないな。

マリオギャラクシーを買ったのはいいんだけど - 好き勝手に・げーあにん?
http://d.hatena.ne.jp/tanku/20071102/1194024279

 ここで一転「今までより酔う」との意見も。むむむむ難しくなってきたー。

 とにかく今回のスーパーマリオギャラクシーは「今までの3D酔いとは違う何か」が起きているのは間違いなさそう。スーパーマリオギャラクシーをプレイ中の皆様は、ぜひとも3D酔いについてご意見いただきたい次第であります。

※ectoいろいろいじってたら誤ってエントリ消してしまったので再公開。ectoが悪いのではなく、単に私の操作ミスですはい。

 以前にも大絶賛させていただきました、Mac用ブログエディタ「ecto」ですが。

カイ氏伝: ブログエディタ「ecto」にハマる(いい意味で)

http://blogging.from.tv/archives/000585.html

 前にも書いた通り、Movable Typeのタグは送信できないのがネックでした。

 ちなみに「タグ」というのはMovable Typeのタグではなく、テクノラティのタグがつくのでご注意を。どうやらデフォルトではMTのタグは送れないみたいなので、それはWeb画面から登録する必要があります。

 それでもエントリ書くには便利な機能が詰まっているので愛用していたのですが、どうもMac OSをLeopardにしてから調子が悪い。Webブラウザで書いたらフリーズした時困るからローカルで書いてるのに、ローカルで書いているデータが消失するというのはちょい困る。

 で、どうしたもんかなあとectoのWebサイトを見に行ったらこんな表記が。

ecto 3 beta for MacOS 10.4 and 10.5
ecto 2.4.2 for MacOS 10.3 and 10.4

infinite-sushi.com - download & buy
http://infinite-sushi.com/software/ecto/download/

 おお、3ならLeopard対応してんじゃん!! 今まで3は不安定であまり使ってなかったのですが、2が不安定になった今、Leopard対応って謳っている3のほうがよいかもしれぬ。

というわけで早速インストールしておっかなびっくりこのエントリー書いているんですが、とりあえず1つ発見。といってもタイトルでバレバレなわけですけれども。

ecto 3、MTのタグ対応してんじゃん!

 これは使える!! タグとカテゴリーの表示が間違っている気がしないでもないけれども!

 まだベータ版ということでインターフェイスが日本語化されておらず、不安定なところもありそうだけど、わざわざMTタグを打ちにWeb管理画面まで行かなくていいのはかなりうれしい。とりあえずLeopard対応しているということで今後はecto 3で進めておきたいと思います。

ectoいじってたら間違って記事消したwwww

RSSには残っていると思うので復旧しますはい。

 ずっと書きあぐねていたスーパーマリオギャラクシーについていよいよ書いてみようと思います。確実に長文確定なので長い文章嫌いな人ごめんなすって。


スーパーマリオギャラクシー

 
 なぜ書きあぐねていたのかというと、やはりマリオはゼルダと並ぶ任天堂の看板タイトルであり、さらに元々GC向けに作っていたものをWiiに作り変えた「トワイライト・プリンセス」と違って、今回のスーパーマリオギャラクシーはWii完全オリジナル。つまりは「Wiiというハードの利点を生かしたマリオ」であるからです。
 
 スーパーマリオの歴史をひもとけば、ディスクシステム用のマイナーチェンジ感が強い2以降、3では変身やマップシステムなど劇的な変化を遂げ、のちのマリオシリーズがほぼ踏襲するほどマリオの基本形となりました。
 
  次の「スーパーマリオワールド」では美麗なグラフィック、6個ボタンによる操作の広がり、そして最高の相棒ヨッシーの登場など、新要素がいくつも飛び出てきた。今考えてみるとシステム的には3からほぼ変化が無く、ボタンの多さゆえについていけなくなった人もいたかもしれないけれど、スペックがまだ貧しかった当時のゲームではそれが正当な進化だったし、ゲーム世代が子供中心だったあの頃はそれでよかった。


スーパーマリオアドバンス2 スーパーマリオワールド+マリオブラザーズ

 そしてニンテンドー64でついにマリオは3D化。あの2Dのマリオを見事なまでに3D化し、箱庭的要素と自由度を加味したことでゲームファンの中では非常に評価高かった一方、「画面に酔う」「操作が難しい」という3Dゲーム苦手な人を生み出したのもまた事実でした。


スーパーマリオ64

 
 そして次に出てきたGCの「スーパーマリオサンシャイン」。マリオ64をベースにして、放水で空を飛んだりできるというアクションが追加されたものの、基本はほぼマリオ64と変わらず、難易度だけが上がった感のある作品。当時あまり時間がとれないこともありましたが、マリオ64はハマりにハマってスターをコンプリートした自分でも、マリオサンシャインは難易度に加えて、なにかのめり込めない要素を感じてしまい、ナンバリングのマリオで初めて未クリアの作品となってしまいました。


スーパーマリオサンシャイン

 それは自分だけではなかったようで、スーパーマリオサンシャインの評判はマリオファンからも賛否両論あった模様。そうした事情を受けての「スーパーマリオサギャラクシー」は発売前から「3D酔いに対策した」「初心者にも楽しめる」を積極的に打ち出す、今までの3Dマリオを超えるという意気込みが感じられる作品でした。
 
 そんなマリオの歴史を塗り替えるべく作られたギャラクシーだけに、単なるゲームとしての要素だけでなく、マリオの歴史を踏まえた視点も任天堂ファンとしてはどうしても考えてしまう。なので今回は2つの視点でそれぞれ考えてみたいと思います。

3Dマリオ」の正統進化かつ最高傑作

 まずゲームとしては、マリオ64が楽しめた人はまず買っとけ! 的作品であります。マリオサンシャインは難易度方向に進化の方向を振ってしまいましたが、これはマリオ64の正統進化といっていいと思う。
 
 CMを見ると惑星ステージばかりが目につきますが、実際には今までの3Dマリオのような箱庭ステージもあったり、ニュースーパーマリオブラザーズのような2Dステージもありで、決して重力ステージだけではないです。ただ、自由にどこでも行ける感の強かったマリオ64のステージに比べると、一方通行的に順路が決まった感のあるステージが多いかな。これも初心者対策なのかもしれませんが。

 難易度はかなりゆるく、個人的な感想としてはマリオ64、DSのニュースーパーマリオブラザーズより低いんじゃないかと思う。いまのところグランドスターを3つ、スターを42個取るところまで来ましたが、せっかちゆえに操作を急いでミスすることはあっても、難易度として「これはムズい!」と感じたことは無いし、1つのステージでも死んで最大3マリオくらい。もうちょっと進めば難易度上がる可能性もありますが、今までのマリオだったらこのくらいプレイしたらもうちょと難易度高かったかな。
 
 1ステージのクリア時間もかなり短く、30分もあれば2ステージはクリアできるので、空いた時間にちょこちょこできるのもいい。マリオおなじみのミニゲームもWiiリモコンの傾け要素を用いたゲームが用意されていて、これもなかなか楽しいのでタイムアタックも挑戦したみたくなる。マリオサンシャインの時にはあきらめてしまった「コンプリート」の感覚が、マリオギャラクシーなら楽しめています。

肝心の「3D酔い」は解消できてない?

 一方、初心者向けの3Dマリオになったのか、というとここは微妙。まずは3D酔いですが、自分はいっさい3D酔いをしないので実際のところは謎ではありますが、これで3D酔いしにくくなるということはないんじゃないかなあ、と思った。
 
 重力システムによって画面のカメラがころころ切り替わるということはなくなりましたが、今度は逆に地面が勝手にぐりぐり動いて視点が変わるので、別の3D酔いが発生しそう。今まで歩いていた地面が180度回転して入れ替わるのは慣れればついていけますが視点の変化は大きいし、さらに逆さになったマリオは操作も逆になるのでこのあたりもややこしい。

 重力によって「落ちるミス」は減ったけれど、どこが重力地帯かわからなくて間違って落ちる、なんてこともちょっとあった。2Dステージなんかは矢印で重力が見えるけど、惑星ステージは重力がわかりにくくてなんとなく勘で進めている気もする。そういう意味でも一本道感を感じるのかな。

 一方、重力システムの関係ない従来のステージは、あまり視点が作り込まれていないところもあって、カメラの視点を手動で切り替えたらもとの視点に戻せない場所が結構ある。進路と違うところにスター発見→手動で視点変えてスターをゲット→画面切り替えができなくなって進路が見えない視点に→ミス、というのが発生する場所があり、だったらそもそも視点切り替えさせないで欲しいと思った。

 難易度が下がったという面では初心者向きだけれど、3D視点の作り込みという意味では重力システムではそこまで補えていなかったというのが自分の印象。もう3Dが苦手な人はニュースーパーマリオブラザーズのような3Dっぽい2Dにするか、もしくはバイオ・鬼武者のような視点固定型3Dしかないのかもしらんね。ただ、そうすれば3D酔いも軽減できてソフトは売れるかもしれないけど、そんな3Dマリオは見たくないですけどね。

「マリオ」シリーズとしての革新性 

 と、ゲームの感想が終わったところで、今度はマリオシリーズの中での位置づけ、そして「Wiiならではのマリオ」という点について考えると、この点は正直あまり革新性はなかったのかな、というのが正直なところです。

 マリオギャラクシー買った当初、いろんなところで「微妙だ」とこぼしていたのは、ゲームの完成度ではありません。ゲームとしては非常に洗練されていて、少なくとも3D酔いしない人なら喜んで買っていい。ただ、発売前から「新たなマリオ」「今までのマリオとは違う」という印象を与えるようなプロモーションを展開し、さらにはWIiオリジナルとして作られたマリオとしての新しさという意味では、「正直Wiiじゃなくてもいいんじゃない?」と思ってしまいました。
 
 今回のマリオはWiiリモコンとヌンチャクを使いますが、ボタンの数からすると、別にWiiリモコンである必然性がない。Wiiのゲームがすべて傾きや照準要素を持てというつもりはありませんし、ワイヤレスで遊べるだけでもメリットはあると思いますが、少なくともミニゲームや☆集めといったサブ要素をのぞけば、Wiiリモコンである必要はないな、と思いました。スピンもとっさに振って出せるのが初心者にいいのかもしれませんが、個人的にはボタンで十分。どうなのかな、振った方が初心者には操作しやすいのかな、このあたりはちょっと謎です。
 
 それは操作体系にも現れていて、64にあったパンチがなくなりスピンに変わったものの、3段ジャンプ、壁を使ったジャンプ、十字を逆に入れ替えての大ジャンプなど、ほとんどの操作がマリオ64ゆずり。操作が新しくなればいいってものではないですが、結局のところやってることは今までのマリオだよなあ、とか壁ジャンプしてるときに思ってしまった。

「アシストプレイ」ならではの魅力はあるのか

 初心者対策としての2人プレイ、もう1つWiiリモコンを使ったアシストプレイも、「ほんとにそれで楽しいの?」とちょっと疑問を感じる。☆を集めたりするだけでいいから操作は簡単だし、誰にでも手伝ってもらえそうだけど、正直自分がそれやってたらあまり楽しそうじゃないから進められない。「2人で何かを共有できる」楽しさはあっても、「2人プレイで楽しめるゲーム」としてのアシストプレイがそこまで楽しいのだろうかと感じてしまいます。
 
 2人プレイではないけれど、ゲームキューブの「ゼルダの伝説 4つの剣+」のGBA連動はほんとによくできていた。GBAをコントローラにしてGCのテレビ画面を大マップにし、ダンジョンに入るとリンクがGBAにやってくる。もちろんGBAが無い人はテレビに2画面映し出すから大丈夫なんだけど、こればかりはGBA連動じゃないとホントの楽しさはわからないと思った。
 
 話を戻してWiiリモコンのアシストプレイ、これが2人で協力するからこそ生まれる新しい楽しさがあるのか、ってところに疑問を感じてしまうんですね。2人でワイワイできるからそれは楽しいかもしれないけれど、それってアシストプレイそのものの魅力なのかなあ。Wii Sportsなら「おもしろいからやろうよ!」ってリモコン差し出せるけど、それと同じ気持ちでアシストプレイを差し出せない。
 
 もちろんアシストプレイでマリオに触れ、そこから「やってみようかな」と思う人もいるだろうから完全にダメとはいわないんだけど、アシストプレイだから面白い! みたいなものではないのが寂しかった。そういう意味でアシストプレイはWiiのチャンネル構想に近いのかもしれませんね。とりあえず触ってみようと思わせるレベルのものであって、そこからゲームに触れられればいい、みたいな。

3Dマリオ」としては最高峰。「革新性」はWiiゼルダに期待

 結局の感想をまとめると、3Dマリオとしては非常に完成度が高い。けれど3D酔いする初心者の救済になったか、そして今までのマリオにはない革新性があったかという点では疑問符、というかんじ。ただ、マリオ64があまりに完成度高かったがゆえに、もうマリオを超えるというよりは弱点をつぶしていくしかないのかもしれない。そういう意味では正しい進化なのかなと思います。

 ゲームがかならず革新性がなければいけないってものではないですし、もう完成系にまで達したゲームのシリーズが続く、というのももちろんうれしい。でもそれはやはり任天堂の看板タイトルとして、そして万人が楽しめたマリオが3D化でついていけなくなったという人がいることを考えると、3Dの楽しさをいかに3D酔いしない人に伝えられるか、という永遠の課題は今後も老い続けてほしいと思います。2Dマリオも楽しいけど、やっぱり3Dならではの楽しさもありますから。

 むしろWiiらしさや革新性を出せるのは、Wiiのために作られた「ゼルダ」なのかもしれない。マリオはやはり「ジャンプアクション」しばりがあるけれど、ゼルダはそういうアクションしばりはない。また、DSゼルダでタッチペンオンリーという大幅な操作体系の変更をやってのけ、そしてそれが見事に成功した事例があるだけに、Wiiリモコンとヌンチャクを使った新しいゼルダを期待したいです。

 「ゴースト・スカッド」をやっていて思うけど、Wiiリモコンとヌンチャクの組み合わせなら、日本人の苦手なFPSも受け入れられるかもしれない。というのはFPS苦手な自分でも「これならやれそう」と思ったから。日本人の感覚でいうとキャラがいないとだめなので完全な1人章というよりはキャラの後ろからカメラで撮影、っぽいのがよさそうだけど、操作に関してはFPSっぽいゼルダ、ってのはありかもしれませんね。問題は剣の精度ですが、そこは「時のオカリナ」でZ注目を生み出し、「夢幻の砂時計」でタッチペン照準を採用したゼルダに期待したいところです。

 途中までエントリー書いていたのに、ectoが突然落ちた! ショック! Tigerじゃ一度も落ちなかったのに!!! というわけで失意の雨に打たれつつ、もう一度エントリしてみるよ。

 以前に「マンガSNSが欲しい」と書いたことあるんですが、今日またそれが欲しいなと改めて思いました。

カイ氏伝: 日本人には音楽よりマンガ
http://blogging.from.tv/archives/000148.html

 というのも、数少ないコミックを購入しているマンガ「とめはねっ!」の2巻が出ていることに今日までまったく気づいていなかったから。

とめはねっ! 鈴里高校書道部 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)
とめはねっ! 鈴里高校書道部 2 (2) (ヤングサンデーコミックス)

 これはゲームにも言えるんだけど、よっぽど注意してないと発売日ってなかなか覚えてられない。特にゲームなら発売日は1回だけだけど、マンガは数ヶ月に一度訪れるから、よっぽど好きなマンガで発売日を指折り数えているくらいでないと忘れがち。週刊マンガなら頻度も高いから良いですが、月刊マンガとかはより忘れる傾向が高いです。

 なのでこれがもっとSNS的というかCGM的に情報がつたわるといいな。好きなマンガを登録しておいて、同じマンガを好きな人でつながり、その中で発売日情報とかが自動で共有されていく。もしくは好きなマンガのマッチングをしていってオススメマンガを導きだしてくれたりとかするとすごく楽しそう。Amazonのアフィリエイト使えば、規模次第ではニコニコ市場的なものも導きだせるかもしれないしね。

 ただ、こういうのは新規サービスだとなかなか人が集まらない。mixiがもう一強独占となっている中、複数のSNSってなかなか共存難しいですね。だからブログのオプションだったり、既存のサービスのIDと連携できたり、プラスアルファで作り出せるサービスの方が敷居が低いと思う。

 というところでこっからは完全なジャストアイディアなんですが、アバウトミーあたりこういうサービスには適役なんじゃないかと思った。

アバウトミー
http://aboutme.jp/

 アバウトミーはブロガー向けプロフィールサービスで、とてもよくできたサービスではあるんですが、プロフィールサービスとしての悲しい宿命も同時に背負ってしまっている気がします。それはかつてGREEも歩いた道ですが、要は「プロフィールある程度つくると見に来なくなる」ということ。

 最初は友達とつながるのが楽しいんだけど、ある程度つながってしまうと見るものがなくなってアクセスする理由が希有になり、少しずつ足が遠ざかる。GREEに関してはプロフィールが中心で、当初は足あと機能がなく、日記も単にブログのRSS登録できるだけだったため、「GREEにこなければ見られない」というものがないことが、日記も足あとも持っていたmixiとの差を生んだと思います。イベントは単なるきっかけじゃないかとね。

 アバウトミーもブログ足あとや質問やらでリピータを生もうとはしていますが、どちらも積極的に人が見に来るまでにはなっていないというのが個人的な感想。質問もある程度すると飽きるし、足あともある程度見に来る人がわかってしまうとそこまで気にならない。個人的には足あとはもうちょい改善の余地ありそうですが、それでも今の足あとは「ブログの足あと」であって、アバウトミーのコンテンツを見に来るための「足あと」ではないのでそこはどうしようもないのかも。

 そこでマンガSNSです。いや、ほんとはマンガだけじゃなくていいです。ゲームでも本でも、ソーシャルブックマークでもなんでもいいのでとりあえず自分の好きなものをクリップしていき、それを横断的につないでくれる仕組みを作る。

 ここで大事なのは全体のコミュニティとしてだけでなく、「自分が友達登録している人」の中でだけのつながりも可視化できること。クチコミなんかまさにそうですが、知らない人がおもしろがっていてもあまり興味はわかないですよね。クチコミの本質は「自分の知人がオススメしているもの」であって、「あいつがおもしろいっていうなら買ってみるか」というのがもっともつよいクチコミ力だと思う。

 なので友達登録したメンバーの中で登録数が多いマンガや音楽、ゲームをうまいことまとめてくれたりすると「なになに、大きく振りかぶってってこんな流行ってるの!?」とか気づけたり、もしくは普段知らなかったけど、あの友達も俺の好きなマンガ読んでるんだ、なんてことを知ってより仲良くなれるかもしれない。大事なのは「友達の間でのつながりを可視化」することがSNSの面白さであって、コミュニティは極論しちゃえばただのBBSとかわらないわけですから。

 さらにお願いしたいのは複数のソーシャルブックマークを束ねてさらにソーシャル化する仕組み。ソーシャルブックマーク自体はユーザーが少なくカテゴリも偏っているかもしれないけれど、それを全部まとめて統合できたらより「世の中の流行」がわかりそう。これも全体だけでなく「友達の中で流行っているURL」がわかると楽しいね。世間では「ブログつまらない」が盛り上がっている中でも、自分の身の回りでは「ガッキーまでアメブロ傘下に!」で盛り上がってるのかもしれないから。

 さまざまなブックマークも、登録されるURLは一緒なので、ユーザーが使っているソーシャルブックマークを登録したら、そこからURL抽出して集める。それだけだと中抜きになっちゃうかもしれないから、はてな率とかライブドア率とか出すとか、できるだけWinWinな感じでね。この「友達の間だけでのソーシャルブックマーク」は以前からずっと渇望しているのにどこもやってくれない&ユーザー数さえ集まれば確実にニーズはあると思うので、どっかしら実装してほしいと思います。

 複数のサービスを束ねるというコンセプトからすると、そもそもそのうちのサービスの1つでは実現できない。そういう意味ではさまざまなサービスの登録場所であるプロフィールサービスというのは適役な気がしますのね。コミュニティの色が異なる各種サービスを統合して取り込めるという意味でも、プロフィールサービスならではの武器を出せるかもしれません。

 まあ、これをmixiニュースにやられたら最後なんだけどね......。

 一方その頃、カイ士伝はスーパーマリオギャラクシーに夢中だった。

 グランドスター、3つ目ゲットだぜ!!!!

スーパーマリオギャラクシー
スーパーマリオギャラクシー

 シックス・アパートの動画サービス「Vox」で絶賛開催中の動画コンテストに参加しております。

美味しい動画コンテスト - Voxグループ
http://deliciousmovie.groups.vox.com/

 参加にはVoxでブログを作り、Voxで投稿する必要がありますが、毎週出される「美味しい」テーマに沿って動画を投稿するとなんと賞金が5,000円。賞金は毎週毎週用意されているので、こまめに動画をアップしていれば当選の確率は高そうですよ!

 賞金ももちろん気になるところで、それが目的で参加しているのはもちろんなんですが、お題に沿って動画を撮影するのって結構楽しい。動画撮りたくてEX-V7を買ったこともあり、こうやって「撮る」ための目的があるとデジカメライフにもちょっと張りがでます。

 コンテストは12月26日まで続き、毎週のスケジュールも発表されたので、たまたま撮った動画の時だけ参加するのもいいかも。イタリアンやフレンチは難しそうだけど、ラーメン、鍋、クリスマスあたりは思わず動画撮っちゃいそうだしね。

 11月9日(金)(締め切り11月15日(木)) お菓子・スイーツ
11月16日(金)(締め切り11月22日(木)) イタリアン・フレンチな感じ
11月23日(金)(締め切り11月29日(木)) ラーメン&カレー
11月30日(金)(締め切り12月06日(木)) 中華な感じ
12月7日(金)(締め切り12月13日(木)) 朝食
12月14日(金)(締め切り12月20日(木)) 鍋
12月21日(金)(締め切り12月26日(水)) クリスマスのご馳走

今後の「お題」の予定 - 美味しい動画コンテスト
http://deliciousmovie.groups.vox.com/library/post/6a00e398ac9131000300e398b9267a0001.html

 すでに3回分は送ったので、そろそろ次の課題考えないとな。どうもネタ方向に走りがちなので、そろそろ純粋に「美味しい」と思える動画を撮りたい今日この頃です。

 ネタじゃなくガチなのが泣けるでおい......。

Amazon.co.jp:新品およびユーズド: A-ray
http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/B00005FXZS/ref=dp_olp_2/249-2293443-4069908

 好きだったのに亜波根綾乃......。こ、こうなったら1,500枚買ってやる!!!!


A-ray

 Wiiリモコンとヌンチャクをマシンガン型に組み立てられるアタッチメント「Wiiザッパー」第1弾のゴースト・スカッド。Wiiザッパー同梱版でも定価で6,279円、ヨドバシでは5,650円という安さが魅力です。


"ゴースト・スカッド(Wiiザッパー同梱版)"

ゴースト・スカッド
http://sega.jp/wii/gsquad/

 Wiiザッパー対応といえば「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」も11月15日と間もなく発売ですが、こっちは単品で7,340円、Wiiザッパー付きは8,610円とかなりのお値段。とりあえずWiiザッパー楽しめればいいやということでゴースト・スカッドにしました。単品で7,000円超えはちょっと厳しい……。


"バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ エキスパートパッケージ(Wiiザッパー」同梱)"

 Wiiザッパーについては以前のエントリを見ていただくとしまして。

写真と動画で見るWiiザッパーの組み立て方 - カイ士伝
http://blogging.from.tv/kai4den/archives/000657.html

 実際のゲームは、全3面を何度もやり込むスタイル。3つのステージは得点を重ねるたびに分岐が増えたり、新しい銃やコスチュームが手に入るという形式で、ストーリーを追うというよりもひたすらやり込むガンシューティングです。ステージとしてみたときのボリュームはかなり少ないので、ストーリー重視の人はバイオ買った方がいいかも。

 Wiiリモコンの照準はかなりよく、ほぼ思った通りのところに撃ててます。こういうガンアタッチメント系のシューティングはいかに照準がうまくあわせられるかがポイントで、以前にPS2で買ったガンバリコレクション+タイムクライシスはテレビによってうまく照準があわなくてイライラしたことあったけど、ハードとして照準システムを持っているだけにこのゲームは安心。


"ガンバリ コレクション+タイムクライシス ガンコン2 同梱セット"

 ガンシューティングはもう趣味が思いっきり分かれるところなので購入層もはっきり分かれるでしょうが、好きな人にとっては照準もきちんと合うしやり込み要素もあるしで結構オススメ。Wi-Fiコネクションは対応していますがスコアだけなので、できればローカルで4人プレイしたいですね。

 おしむらくはWIiザッパーを装着するとかなり重くて、全3ステージクリアする頃にはかなり手が疲れてしまうこと。実はWiiリモコンのみでもプレイできるんですが、それだとガンシューティングの醍醐味が薄れるし……。ザッパーは今後出てくるマシンガンタイプにも対応できる汎用型なのだとして、もうちょい小型のハンドガンタイプもあるといいなあと思いました。もしくはWIiザッパーが分離してハンドガンになると最高ですが。

 WIiリモコンとガンシューティングはかなり相性いい組み合わせだと思いますし、これなら日本ではいまいちなじみにくいFPSなんかも敷居が低くなりそう。今後出てくるWiiザッパー対応ソフトへの投資という意味では、同梱版でもこれだけ安いゴースト・スカッドはなかなかおすすめだと思います。

 あーでもストーリー型もやりたいなあ。バイオ気になるぜ……。

 かなりニッチなジャンルのソフトですが、これはブログ書く人にはそうとう便利ですね。

plasq.com - Skitch - Snap, Draw, Share
http://plasq.com/skitch

 何をやってくれるソフトかというと、「画面の任意の画像をキャプチャ」「お絵描きや文字入力などの編集」「アップロード」「ブログに貼る」までを一括してやってくれる、ソフト+サービスなかんじの一品。アップロードはSkitch専用のディスクが用意されているのでよけいな容量も使わないし、アップロードせずにMacに保存することも可能。加工の履歴もたどれたりとかなり細かいところまで行き届いたソフトです。

 ソフトの紹介はこちらが詳しいのでご覧くださいませ。

スクリーンショットの加工や共有などが簡単にできる多機能ツール - Skitch - sta la sta
http://d.hatena.ne.jp/starocker/20070707/p1

 で、Skitchを実際に使いまくったのがこのエントリー。線で場所を示したりできるのがすごく楽でした。

新生「Flickrを指定した人だけに見せる小技」 - カイ士伝
http://blogging.from.tv/kai4den/archives/000662.html

 招待制なので誰もが使えるソフトではないのが残念ですが、とりあえず招待状が2通ほどあるのでご興味ある方はご連絡くださいませ。自分も招待してもらったのでそれは他の人に還元していかないとね。

 世間のWiiユーザーがみんなスーパーマリオギャラクシーに夢中なその間に「マリオストライカーズチャージド」を語る私はひねくれものですはい。


"マリオストライカーズチャージド"

 任天堂大好きっ子の私ではありますが、「マリオスポーツ」とでも言うべきマリオの名を冠したスポーツゲームはあまり好きではない。マリオゴルフは別として、マリオの名を冠するとアイテム要素やら必殺技要素やらが入ってくるため、純粋なスポーツゲームとしては楽しみにくいのです。

 マリオカートは大好きなゲームですが、あれも「マリオカート」というジャンルと化していて、地道にアウトインアウトしてタイムつめていくようなレースゲームが好きな人にはあまり興味を持たれないみたい。自分にとっては「マリオテニス」がそうで、テニスゲームというのは心理戦によるショットの読み合いが楽しいのに、コースが狙いにくく必殺技でなんとかできてしまうマリオテニスはどうも体に合いませんでした。

 そんなかんじでマリオストライカーズチャージドもあまり興味がなかったんですが、Wi-Fi対戦できるというのを知って興味が湧いてきた。こういうスポーツものはやはり人間と戦うのが一番楽しいし、サッカーゲーム自体は好きなゲームジャンルだし。そしてたまたま訪れたヨドバシカメラで、その日から特別限定値下げで売ってたので、この値段ならいいかな、と購入。

買えたよー

 で、実際にプレイしてみると、買う前に感じていた印象とは違うゲームだということに気づきました。CMなんか見ていると1回で6発打てる必殺技とかあって、「これもうサッカーじゃねえよ」と思っていたけれど、実際やってみるとよほどの実力差がない限りあのショットは打てない。あんなの狙ってるよりきちんとゲーム組み立てて1点ずつとったほうがよっぽど強いです。

 ゲーム自体はサッカーというよりフットサルで、キーパー1人+フィールド4人で戦うという形式。フィールドが狭いこともあってボール取ったらすぐに反撃できるあたりはサッカーというよりバスケットボールに近いかも。ウイイレなんかやってると自陣から前線へ出るのと、前線での攻めとで試合が2段階あるので試合が間延びするときもあるけど、このゲームはボール取られたら一気に攻められるというテンポのよさがいい。

 さらにシュートもただ決めればいいというわけではなくて、エネルギーを貯めたシュートでないとほとんどはいらない。そのエネルギーを貯めるには「パスを回す」「シュートボタン長押しでチャージ」「Zドリブル(前に蹴りだして自分でもう1回取るトリッキーなドリブル)」が必要で、パス回しの戦略なんかもかなり重要。

 Wiiリモコンとヌンチャクを両方使う仕組みですが、あまりWiiっぽい操作はなく(体当たりのときリモコン振るくらい)、リモコンとヌンチャクを純粋にコントローラとして使うかんじ。試合中はほぼリモコンを照準として使わなくていいので、画面に構えず両手をだらーんとしながらプレイできるのも結構便利です。

 操作自体はすごく単純なんだけど、きちんと勝っていくにはフライングパスとかZドリブルとか覚えないと無理。でもとっさに出すのは難しいから、練習で「フライングパスを出すこと」とかテーマを決めて体に覚えさせ、本能的に出せるまで地道に特訓。これってウイイレを初めてやったときにすごく似ている。あれも操作が複雑すぎるけど、その操作をある程度体得するとゲームの幅が広がって、対戦がすごく楽しくなった。

 何より楽しいのがWi-Fi対戦で、やっぱりCPU対戦というのは人間味がなくて面白くない。Wi-FIだと実力差があったとしても確実に人間がプレイしているので「あれは練習すればできるようになるんだ」と勉強になる。ボコボコにされればされるほど学ぶところも大きいので、そのあたりはサイヤ人の特訓に似てるかな。

 まだまだ始めたばかりで、アイテムもうまく出せないし、フェイントとかもつかいこなせていないけど、そういう1つ1つの技を身につけて実践で出せるだけで楽しいし、短時間でプレイできるから夜にちょこちょこやるのもいい。ゼルダやマリオのようなストーリー性はないから長時間引きつけられるようなタイトルではないけど、そのぶん長い時間楽しめる良作だと思います。

 つい先日ですが、10月1日で任天堂の会員サービス「クラブニンテンドー」が新年度に入りました。

クラブニンテンドー
https://club.nintendo.jp/

 クラブニンテンドーは、ソフトや本体などを購入するとその値段に合わせてポイントが得られるシステム。さらに値段だけでなく購入から4週間以内は「早期購入ポイント」でポイントが倍になるという、「ファンだったら発売日買いが当然だろう? ああん?」的システムなのであります。

 そして年度内にどれだけポイントを貯めたかも重要で、1年間に200ポイントを超えるとゴールド会員、400ポイントを超えるとプラチナ会員に。1年を過ぎるとプレゼントをもらうためのポイントとしては残りますが(有効期間は2年度)、年間獲得ポイントはまたゼロからやり直しになり、毎年コンスタントに400ポイントを購入しなければいけないという、まっこと任天道は険しいであります。

 ポイントシステムは2003年10月からスタートし、その年はゲームボーイアドバンスでディスクシステムコレクションが発売されたこともあっていきなり750ポイント。その後も570ポイント、580ポイントと順調にプラチナ会員を続け、Wii発売日を含む前年度はついに1,170ポイントと4桁の大台に。しかも最近はめんどくさくなって早期購入ボーナスとかアンケートとかあまりやってなかったので、実際にはもっとポイント稼いでいたかもしれません。

 獲得ポイントに合わせて蓄積ポイントもかなりの数になってきたので、そろそろなんかもらおうかな、というときに新プレゼントが発表。せっかくなので150ポイントで交換できる「Wiiリモコンスタンド」にしましたよというのが今回の本題です。相変わらず前置き長いね。

任天堂、「クラブニンテンドー」に新プレゼント追加。パズル「スターテンビリオン」やDS用ケースなど
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20070919/cn.htm

 記憶では発表当日に申し込んだ気がするけど、届いたのはつい数日前。なので久々に目にしたクラブニンテンドーの袋を見て「????」と一瞬面食らってしまいました。

CIMG2617.JPG
ひさしぶりのクラブニンテンドー封筒

中はこんな感じ。

CIMG2619.JPGCIMG2620.JPG
折りたたみできるスタンド

CIMG2621.JPGCIMG2622.JPG
中のマットを底にしいて完成

 実際にリモコンをいれてみたところ。バランスはうまくできていて、リモコン1本でもきちんと立ちます。余裕も結構あるからリモコン4本入れたり、ヌンチャクいれたりしてもいいかも。持ち運びも簡単なのでWiiパーティーするときにも便利かもですね。

CIMG2624.JPG

ブラウン管は上にものがおけて便利なんだから!

 しかしスターテンビリオンって650ポイントもするのか、交換したブロガーダイアラーは勇者だな……。

今日、秋葉に行く人!
http://anond.hatelabo.jp/20071103130027

 これちょっとおもろいなーと思った。今度やってみようかな。

 た、たまには短いエントリーだってするんだからね!

071101-235602.jpg

Wii fit予約しにきたはずが……。

 人気のあるブログパーツに「はてなスター」というものがあります。

はてなスターは、ブログにワンクリックでが付けられるサービスです。あなたのブログをもっと楽しくします。はてなダイアリー以外のブログサービスでもご利用になれます。
はてなスター

 これによって同じ趣味思考のブックマーカーにコメントしてもられる可能性が増え、集客も期待できる、と言うわけです。いつも読んでいる人気ブックマーカーが自分のブログに☆をつけていると、嬉しくなったりもします。逆に自分のところに「なんでこんな☆が?」って思うときもありますが。

そんな「はてなスター」ですが、ある問題があります。例えば自分がメインにやっているブログの他に、もうひとつ新規にブログを作ったとします。それは人には言えない性癖を綴ったブログだったり、密かに移転しようと計画しているブログだったりしたとします。当然他の人には教えていないので、アクセスするのは自分ひとり。

同時に公開チェックをする為に、新規のブログにはてなスターを設置するでしょう。

すると、「はてなスター」では同じ人が書いていると判断し、「はてなスター」上に表示してしまいます。メインブログの読者に新規ブログが同じブロガーによって書かれているとばれてしまうことになるでしょう。おなじアカウントだったりIDだったりしますし。

これで「え、あのブロガーにはこんな性癖が!」「信じられないわ!私大ファンだったのに!」と信用を失う結果に。

というわけで「はてなスター」は恐ろしいブログパーツでもあったんですね。

※このエントリーをこのブログに捧げます。

本当は恐い「あわせて読みたい」 - まだ限界だなんて認めちゃいないさ
http://d.hatena.ne.jp/capelito/20071101/1193844806

 予定しておりました11月1日を機に、ブログ名称を正式決定するとともに、旧ブログトップで告知させていただきました。

 URLも異なるブログなんで同じ名前では紛らわしかろう、ということで名前変えるとこまでは決めてたんですが、直前まで悩む悩む。そもそもURLを「kai4den」にしちゃってる時点で、他の読みに逃げられないじゃないかという自分で自分の首を絞める状態に。

 今までも名前のもじりはいくつかつかっていて、たとえばはてなブックマークは「カイ史伝」だったりとか、はてなRSSは「カイ誌伝」だったりとか名前をつけていたため、そもそも名前の残りが少ない。音を変えていいならVoxの「カイ支店」みたいのもあるんだけど、URLがねえ、もう音も変えられなくなってるからねえ……。

 というわけでいろいろ考えた結果、私が敬愛いたします美食家の山岡士郎大先生から一字をいただいて「カイ士伝」とさせていただきました。けれど「この豚バラ煮込みはできそこないだ、食べられないよ」なんて言わないよ絶対。

 名前の真ん中一字を変えてアップグレードするという点におきましては、かの名魔神であります龍神丸が龍王丸へと変化したことからインスパイアしております。さらには先ほどのFlickrエントリにおきましては、2においてなぜか龍神丸に戻っちゃった「新生龍神丸」から取ったというどうでもいい裏話。ワタルは私の青春でありますのでご容赦ください。来週もおもしろかっこいいぜ。

 ちなみにURLを「kai4den」としたのは、これまたMovable Type 4でやっていくという意志をこめて4の数字をつけました。じゃあMovable Type 5になったらどうすんねんという気もしますが、そのときはもうブログも今のブログじゃないかもしれませんしね。基本的な名前は過去を引き継ぎつつ、新しい名前で現在を新たに生きていきたいと思いまする。

 さらにfaviconも設置。旧ブログでは黒いの使ってましたが、各所で使っているアイコンはピンクバージョンなのでそちらにあわせてピンクにしました。ちなみにfavikonはJISマークじゃなかったキン肉王家の証であるKINマークをインスパイアしてデザインしております。目を凝らして読んでみてね。

10月24日 公布
11月1日 施行

 ブログやめますとか言っておきながら、舌の根も乾かぬうちにもう新ブログ開設ですよ。べ、べつにあのブログを終わりにするって言っただけで、もうブログなんてしないなんて言わないよ絶対なんだからね!

 という戯言はさておき、ブログをやめたことで少しは生活も楽になるかな 、なんて思っていたわけですが。

  • 睡眠時間はぜんぜん変わらない
  • ブログがない代わりにmixiが長文化
  • mixiで書くならブログで書けと通達が入る
  • なんだかんだいって終わったはずのブログを更新

 というわけで、だったらブログやったほうがいいんジャマイカという結論に達したわけですよ。

 しかしあのブログはMovable Typeについてぜんぜん知識ない頃に作ったので、後から振り返るといろいろ失敗したなーと思うことも多々あるわけです。デザインが崩れているのはもちろん、それを直したとしてもarchivesがブログTOPと並列にあったり、コメント欄がエラー起こしたり、CAPTCHAがうまく動作しなかったり、カテゴリももうちょっときちんと作りたかったりとかね。あまりPVとかにはこだわり無いので、それなら心機一転新しいの作ったほうがいいなあ、というわけでMovable Type 4を使って新しく作ってみたのがこのブログというわけです。

 ただ、以前に壊れたテンプレートを夜中に直してもぜんぜんらちがあかなかった経験上、空いた時間をちょこちょこ使うよりはきちんと時間をとって徹底的にやらないと無理かな、と思っていたところに、半年ごと定期イベントとなりつつあるブログ合宿があったので、ここでキチンと時間つくってやってみようかなと。

 壊れたテンプレートを4に対応させるよりは、4で新規に作って新しいデザインではじめるほうがよっぽど楽かな? と最初はたかをくくっていましたが、これが意外と大変。MT4になってモジュールが細分化されたために、テンプレートを解読するのにかなりてこずりました。今まであまりなじみが無かったMTIFタグとかも頻繁に登場するし・・・・・・。細かいところで巨匠みらの先生にアドバイス請わなかったらとてもこのブログは成立していないと思います。いつもながらにあざーす!

 しかしてこずりながらもMT4をたくさんいじったおかげで、だいぶMT4の知識も手に入りました。MT4についてはちょっと反省している面もあって、単に自分の知識不足でアップデートに失敗しただけなのにもかかわらず、周囲で「MT4が悪い」「MT4のアップデートは難しい」という印象を植え付けてしまった気がします。MT4にして3よりよくなったところもあるし、MT4ならではの機能なんかもあるので、それはおいおいまとめていきたいなと思いますよ。

 相変わらず長文傾向のあるこのブログですが、とりあえずはこんなところで。

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