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ゲーム: 2007年11月アーカイブ

 いろいろ長々と書いてしまいましたが、ゲームそのものは大変たのしゅうございますよ。Wiiユーザーで3D酔いしない人はガチで買っておきましょうといいたい。

スーパーマリオギャラクシー
スーパーマリオギャラクシー

 ただいまマシンルームで惑星はあと2つくらい。基本的な進め方として、各惑星の基本スター3つは集め、それ以外のおまけスターは取れたら取る、取る流れになかったらクリア後のお楽しみに、というスタンス。

 難易度はあいかわらずあまり上がっていない感じで、どうしてもクリアできないってステージはあまりない。ただちょっとステージ進めるのがめんどくさくなってきた感覚はありますな。シルバースター集めとか道のりが長くなりすぎてちょっと中だるみしますわ。

 それでも30分でちょこちょこ進められるので社会人ゲーマーにはなかなか心地いい感じ。もう余裕でクリアできそうなくらいスターは貯まっていますが、自分のペースで楽しんでいきます。

 ただ、12月1日には新たにWii Fitも登場するのであまりのんびりしすぎてもいられない。

Wiiフィット(「バランスWiiボード」同梱)
Wiiフィット(「バランスWiiボード」同梱)

 あとねえ、意外な伏兵がねえ......。テレビCM見てたら「マリオ&ソニック AT 北京オリンピック」がなんか楽しそうで......。

マリオ&ソニック AT 北京オリンピック
マリオ&ソニック AT 北京オリンピック

 テレビCMのアーチェリーがかなりツボ。ゼルダも弓矢がかなり楽しかったし、ガンシューティング好きだしで気になってしまう。ああでもそんなにWiiのゲームばっかり増えてもやる時間ないよ......。

 Wiiはやるゲームないなんていわれているけど、ブームってのはちょっと時間がずれてから認知されるもので、この年末のWiiソフトの充実っぷりはなかなかすごい。バイオハザード アンブレラ クロニクルズも売れてるみたいだしね。ゴースト・スカッドもいいけどやっぱりバイオやりたい......。誰か買ってクリアしたら貸してー。

バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ エキスパートパッケージ(「Wiiザッパー」同梱)
バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ エキスパートパッケージ(「Wiiザッパー」同梱)

 そして1月には待望のスマッシュブラザーズX。これについてはまた別途書きたいと思いますが、ハードの進化とともにあったマリオ・ゼルダと違い、元々3Dから始まってゲームとしても完成系にあるスマブラだけに、むしろこういうゲームのほうがエントリー層には受けがいいかもしれません。見事3ハード連続のミリオン達成なるかにも期待大。

大乱闘スマッシュブラザーズX

 あれ、マリギャラの進捗じゃなくなっちゃった......。

 すでに回答終了しているんで見ている人もいるかと思いますが、500人で設定したはてなの調査結果がこちら。

スーパーマリオギャラクシーを購入した方にお伺いします。「3D酔い」しますか? しませんか? - 人力検索はてな
http://q.hatena.ne.jp/1194886705

 3D酔いしない人が大半なのはさておき、興味深いのは「今回も酔う」が2番目に多く、3番目にやっと「今回は酔わない」がきたこと。また、今までは酔わなかったのに今回は酔うなんていう人もでてきてなかなかにややこしい。

 ただし、はてなだとコミュニティの性格もあってちょい偏りそうな気配がしたために実施した@nifty投票は、投票数こそ少ないながら2位に「今回は酔わない」が来ているのが興味深い。

アンケートは@nifty 投票:ゲーム:スーパーマリオギャラクシーを購入した方にお伺いします。「3D酔い」しますか? しませんか?
http://vote.nifty.com/individual/2488/6987/index.html

 @nifty投票はID登録とかいらないぶん気楽に参加できるので、割とライトな方にもご協力いただけそう。なのでもうちょっと投票数増やしてみたいなーと思いますので、この調査にご興味ある方はブログにどんどん貼って広めてみてください。

 大きいブログパーツ貼るのはこちら。

<script type="text/javascript" charset="utf-8" src="http://files.vote.nifty.com/individual/2488/6987/vote.js"></script>
サイドバー貼付け用の小さいサイズはこちら。
<script type="text/javascript" charset="utf-8" src="http://files.vote.nifty.com/individual/2488/6987/vote_sidebar.js"></script>
ブログパーツ貼れない人はリンクでどぞー。
<a href="http://vote.nifty.com/individual/2488/6987/index.html">@nifty 投票:スーパーマリオギャラクシーを購入した方にお伺いします。「3D酔い」しますか? しませんか?</a>

 期間は11月30日に設定しています。なぜ30日かというと次の日はWii Fitの発売日で、以降はそっちに夢中になっちゃうだろうから。100票くらい集まるとデータ面白くなりそうなので、ぜひともみなさまご協力お願いします。

 諸説ふんぷん出てきたところで、勢い余ってはてなで質問してみたよ!

スーパーマリオギャラクシーを購入した方にお伺いします。「3D酔い」しますか? しませんか? - 人力検索はてな
http://q.hatena.ne.jp/1194886705

 スーパーマリオギャラクシーをお買い求めの方はぜひご協力いただければ幸いです。

 しかしはてなすごいわー。作成して数分でもう10個以上回答がついた。これ上限を増やした方がいいかもね。

 はてなだけだと結果が偏りそう(ID登録必要だから)なので、@niftyでも作ってみました。こちらもお気軽にご参加くださいませ。

 我ながらアホみたいに長いエントリーしてしまった「スーパーマリオギャラクシー」ですが、コメントでこんな感想いただきました。

私は結構3D酔いしやすいタイプですが(塊魂などはすぐ酔うぐらいです。)
今回のマリオはまだ一度も気持ち悪くなったということはありませんでした。
どういう仕組みになってるんでしょうね?

「最高」かつ「微妙」なスーパーマリオギャラクシー - カイ士伝
http://blogging.from.tv/kai4den/archives/000678.html

 自分はまったく3D酔いしないので実感はわかないのですが、プレイしていて結構めまぐるしく画面が切り替わるので「十分3D酔いの要素はあるなあ」と感じたこと、そして「酔いゲー」でGoogle1位であらせられる酔いゲーの大家が「テレビCMだけで酔った」とおっしゃっていたので、「やっぱ3D酔いしちゃうのかなー」と感じてたのですが、こうして酔わない人もちゃんといるみたい。やっぱり重力システムは3D酔いの解消に一役買っているのかな。

 と思った矢先にこんなエントリーも。

3D酔いしやすくて俺涙目。この酔いやすさは今までの3Dマリオの比じゃないな。

マリオギャラクシーを買ったのはいいんだけど - 好き勝手に・げーあにん?
http://d.hatena.ne.jp/tanku/20071102/1194024279

 ここで一転「今までより酔う」との意見も。むむむむ難しくなってきたー。

 とにかく今回のスーパーマリオギャラクシーは「今までの3D酔いとは違う何か」が起きているのは間違いなさそう。スーパーマリオギャラクシーをプレイ中の皆様は、ぜひとも3D酔いについてご意見いただきたい次第であります。

 ずっと書きあぐねていたスーパーマリオギャラクシーについていよいよ書いてみようと思います。確実に長文確定なので長い文章嫌いな人ごめんなすって。


スーパーマリオギャラクシー

 
 なぜ書きあぐねていたのかというと、やはりマリオはゼルダと並ぶ任天堂の看板タイトルであり、さらに元々GC向けに作っていたものをWiiに作り変えた「トワイライト・プリンセス」と違って、今回のスーパーマリオギャラクシーはWii完全オリジナル。つまりは「Wiiというハードの利点を生かしたマリオ」であるからです。
 
 スーパーマリオの歴史をひもとけば、ディスクシステム用のマイナーチェンジ感が強い2以降、3では変身やマップシステムなど劇的な変化を遂げ、のちのマリオシリーズがほぼ踏襲するほどマリオの基本形となりました。
 
  次の「スーパーマリオワールド」では美麗なグラフィック、6個ボタンによる操作の広がり、そして最高の相棒ヨッシーの登場など、新要素がいくつも飛び出てきた。今考えてみるとシステム的には3からほぼ変化が無く、ボタンの多さゆえについていけなくなった人もいたかもしれないけれど、スペックがまだ貧しかった当時のゲームではそれが正当な進化だったし、ゲーム世代が子供中心だったあの頃はそれでよかった。


スーパーマリオアドバンス2 スーパーマリオワールド+マリオブラザーズ

 そしてニンテンドー64でついにマリオは3D化。あの2Dのマリオを見事なまでに3D化し、箱庭的要素と自由度を加味したことでゲームファンの中では非常に評価高かった一方、「画面に酔う」「操作が難しい」という3Dゲーム苦手な人を生み出したのもまた事実でした。


スーパーマリオ64

 
 そして次に出てきたGCの「スーパーマリオサンシャイン」。マリオ64をベースにして、放水で空を飛んだりできるというアクションが追加されたものの、基本はほぼマリオ64と変わらず、難易度だけが上がった感のある作品。当時あまり時間がとれないこともありましたが、マリオ64はハマりにハマってスターをコンプリートした自分でも、マリオサンシャインは難易度に加えて、なにかのめり込めない要素を感じてしまい、ナンバリングのマリオで初めて未クリアの作品となってしまいました。


スーパーマリオサンシャイン

 それは自分だけではなかったようで、スーパーマリオサンシャインの評判はマリオファンからも賛否両論あった模様。そうした事情を受けての「スーパーマリオサギャラクシー」は発売前から「3D酔いに対策した」「初心者にも楽しめる」を積極的に打ち出す、今までの3Dマリオを超えるという意気込みが感じられる作品でした。
 
 そんなマリオの歴史を塗り替えるべく作られたギャラクシーだけに、単なるゲームとしての要素だけでなく、マリオの歴史を踏まえた視点も任天堂ファンとしてはどうしても考えてしまう。なので今回は2つの視点でそれぞれ考えてみたいと思います。

3Dマリオ」の正統進化かつ最高傑作

 まずゲームとしては、マリオ64が楽しめた人はまず買っとけ! 的作品であります。マリオサンシャインは難易度方向に進化の方向を振ってしまいましたが、これはマリオ64の正統進化といっていいと思う。
 
 CMを見ると惑星ステージばかりが目につきますが、実際には今までの3Dマリオのような箱庭ステージもあったり、ニュースーパーマリオブラザーズのような2Dステージもありで、決して重力ステージだけではないです。ただ、自由にどこでも行ける感の強かったマリオ64のステージに比べると、一方通行的に順路が決まった感のあるステージが多いかな。これも初心者対策なのかもしれませんが。

 難易度はかなりゆるく、個人的な感想としてはマリオ64、DSのニュースーパーマリオブラザーズより低いんじゃないかと思う。いまのところグランドスターを3つ、スターを42個取るところまで来ましたが、せっかちゆえに操作を急いでミスすることはあっても、難易度として「これはムズい!」と感じたことは無いし、1つのステージでも死んで最大3マリオくらい。もうちょっと進めば難易度上がる可能性もありますが、今までのマリオだったらこのくらいプレイしたらもうちょと難易度高かったかな。
 
 1ステージのクリア時間もかなり短く、30分もあれば2ステージはクリアできるので、空いた時間にちょこちょこできるのもいい。マリオおなじみのミニゲームもWiiリモコンの傾け要素を用いたゲームが用意されていて、これもなかなか楽しいのでタイムアタックも挑戦したみたくなる。マリオサンシャインの時にはあきらめてしまった「コンプリート」の感覚が、マリオギャラクシーなら楽しめています。

肝心の「3D酔い」は解消できてない?

 一方、初心者向けの3Dマリオになったのか、というとここは微妙。まずは3D酔いですが、自分はいっさい3D酔いをしないので実際のところは謎ではありますが、これで3D酔いしにくくなるということはないんじゃないかなあ、と思った。
 
 重力システムによって画面のカメラがころころ切り替わるということはなくなりましたが、今度は逆に地面が勝手にぐりぐり動いて視点が変わるので、別の3D酔いが発生しそう。今まで歩いていた地面が180度回転して入れ替わるのは慣れればついていけますが視点の変化は大きいし、さらに逆さになったマリオは操作も逆になるのでこのあたりもややこしい。

 重力によって「落ちるミス」は減ったけれど、どこが重力地帯かわからなくて間違って落ちる、なんてこともちょっとあった。2Dステージなんかは矢印で重力が見えるけど、惑星ステージは重力がわかりにくくてなんとなく勘で進めている気もする。そういう意味でも一本道感を感じるのかな。

 一方、重力システムの関係ない従来のステージは、あまり視点が作り込まれていないところもあって、カメラの視点を手動で切り替えたらもとの視点に戻せない場所が結構ある。進路と違うところにスター発見→手動で視点変えてスターをゲット→画面切り替えができなくなって進路が見えない視点に→ミス、というのが発生する場所があり、だったらそもそも視点切り替えさせないで欲しいと思った。

 難易度が下がったという面では初心者向きだけれど、3D視点の作り込みという意味では重力システムではそこまで補えていなかったというのが自分の印象。もう3Dが苦手な人はニュースーパーマリオブラザーズのような3Dっぽい2Dにするか、もしくはバイオ・鬼武者のような視点固定型3Dしかないのかもしらんね。ただ、そうすれば3D酔いも軽減できてソフトは売れるかもしれないけど、そんな3Dマリオは見たくないですけどね。

「マリオ」シリーズとしての革新性 

 と、ゲームの感想が終わったところで、今度はマリオシリーズの中での位置づけ、そして「Wiiならではのマリオ」という点について考えると、この点は正直あまり革新性はなかったのかな、というのが正直なところです。

 マリオギャラクシー買った当初、いろんなところで「微妙だ」とこぼしていたのは、ゲームの完成度ではありません。ゲームとしては非常に洗練されていて、少なくとも3D酔いしない人なら喜んで買っていい。ただ、発売前から「新たなマリオ」「今までのマリオとは違う」という印象を与えるようなプロモーションを展開し、さらにはWIiオリジナルとして作られたマリオとしての新しさという意味では、「正直Wiiじゃなくてもいいんじゃない?」と思ってしまいました。
 
 今回のマリオはWiiリモコンとヌンチャクを使いますが、ボタンの数からすると、別にWiiリモコンである必然性がない。Wiiのゲームがすべて傾きや照準要素を持てというつもりはありませんし、ワイヤレスで遊べるだけでもメリットはあると思いますが、少なくともミニゲームや☆集めといったサブ要素をのぞけば、Wiiリモコンである必要はないな、と思いました。スピンもとっさに振って出せるのが初心者にいいのかもしれませんが、個人的にはボタンで十分。どうなのかな、振った方が初心者には操作しやすいのかな、このあたりはちょっと謎です。
 
 それは操作体系にも現れていて、64にあったパンチがなくなりスピンに変わったものの、3段ジャンプ、壁を使ったジャンプ、十字を逆に入れ替えての大ジャンプなど、ほとんどの操作がマリオ64ゆずり。操作が新しくなればいいってものではないですが、結局のところやってることは今までのマリオだよなあ、とか壁ジャンプしてるときに思ってしまった。

「アシストプレイ」ならではの魅力はあるのか

 初心者対策としての2人プレイ、もう1つWiiリモコンを使ったアシストプレイも、「ほんとにそれで楽しいの?」とちょっと疑問を感じる。☆を集めたりするだけでいいから操作は簡単だし、誰にでも手伝ってもらえそうだけど、正直自分がそれやってたらあまり楽しそうじゃないから進められない。「2人で何かを共有できる」楽しさはあっても、「2人プレイで楽しめるゲーム」としてのアシストプレイがそこまで楽しいのだろうかと感じてしまいます。
 
 2人プレイではないけれど、ゲームキューブの「ゼルダの伝説 4つの剣+」のGBA連動はほんとによくできていた。GBAをコントローラにしてGCのテレビ画面を大マップにし、ダンジョンに入るとリンクがGBAにやってくる。もちろんGBAが無い人はテレビに2画面映し出すから大丈夫なんだけど、こればかりはGBA連動じゃないとホントの楽しさはわからないと思った。
 
 話を戻してWiiリモコンのアシストプレイ、これが2人で協力するからこそ生まれる新しい楽しさがあるのか、ってところに疑問を感じてしまうんですね。2人でワイワイできるからそれは楽しいかもしれないけれど、それってアシストプレイそのものの魅力なのかなあ。Wii Sportsなら「おもしろいからやろうよ!」ってリモコン差し出せるけど、それと同じ気持ちでアシストプレイを差し出せない。
 
 もちろんアシストプレイでマリオに触れ、そこから「やってみようかな」と思う人もいるだろうから完全にダメとはいわないんだけど、アシストプレイだから面白い! みたいなものではないのが寂しかった。そういう意味でアシストプレイはWiiのチャンネル構想に近いのかもしれませんね。とりあえず触ってみようと思わせるレベルのものであって、そこからゲームに触れられればいい、みたいな。

3Dマリオ」としては最高峰。「革新性」はWiiゼルダに期待

 結局の感想をまとめると、3Dマリオとしては非常に完成度が高い。けれど3D酔いする初心者の救済になったか、そして今までのマリオにはない革新性があったかという点では疑問符、というかんじ。ただ、マリオ64があまりに完成度高かったがゆえに、もうマリオを超えるというよりは弱点をつぶしていくしかないのかもしれない。そういう意味では正しい進化なのかなと思います。

 ゲームがかならず革新性がなければいけないってものではないですし、もう完成系にまで達したゲームのシリーズが続く、というのももちろんうれしい。でもそれはやはり任天堂の看板タイトルとして、そして万人が楽しめたマリオが3D化でついていけなくなったという人がいることを考えると、3Dの楽しさをいかに3D酔いしない人に伝えられるか、という永遠の課題は今後も老い続けてほしいと思います。2Dマリオも楽しいけど、やっぱり3Dならではの楽しさもありますから。

 むしろWiiらしさや革新性を出せるのは、Wiiのために作られた「ゼルダ」なのかもしれない。マリオはやはり「ジャンプアクション」しばりがあるけれど、ゼルダはそういうアクションしばりはない。また、DSゼルダでタッチペンオンリーという大幅な操作体系の変更をやってのけ、そしてそれが見事に成功した事例があるだけに、Wiiリモコンとヌンチャクを使った新しいゼルダを期待したいです。

 「ゴースト・スカッド」をやっていて思うけど、Wiiリモコンとヌンチャクの組み合わせなら、日本人の苦手なFPSも受け入れられるかもしれない。というのはFPS苦手な自分でも「これならやれそう」と思ったから。日本人の感覚でいうとキャラがいないとだめなので完全な1人章というよりはキャラの後ろからカメラで撮影、っぽいのがよさそうだけど、操作に関してはFPSっぽいゼルダ、ってのはありかもしれませんね。問題は剣の精度ですが、そこは「時のオカリナ」でZ注目を生み出し、「夢幻の砂時計」でタッチペン照準を採用したゼルダに期待したいところです。

 Wiiリモコンとヌンチャクをマシンガン型に組み立てられるアタッチメント「Wiiザッパー」第1弾のゴースト・スカッド。Wiiザッパー同梱版でも定価で6,279円、ヨドバシでは5,650円という安さが魅力です。


"ゴースト・スカッド(Wiiザッパー同梱版)"

ゴースト・スカッド
http://sega.jp/wii/gsquad/

 Wiiザッパー対応といえば「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」も11月15日と間もなく発売ですが、こっちは単品で7,340円、Wiiザッパー付きは8,610円とかなりのお値段。とりあえずWiiザッパー楽しめればいいやということでゴースト・スカッドにしました。単品で7,000円超えはちょっと厳しい……。


"バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ エキスパートパッケージ(Wiiザッパー」同梱)"

 Wiiザッパーについては以前のエントリを見ていただくとしまして。

写真と動画で見るWiiザッパーの組み立て方 - カイ士伝
http://blogging.from.tv/kai4den/archives/000657.html

 実際のゲームは、全3面を何度もやり込むスタイル。3つのステージは得点を重ねるたびに分岐が増えたり、新しい銃やコスチュームが手に入るという形式で、ストーリーを追うというよりもひたすらやり込むガンシューティングです。ステージとしてみたときのボリュームはかなり少ないので、ストーリー重視の人はバイオ買った方がいいかも。

 Wiiリモコンの照準はかなりよく、ほぼ思った通りのところに撃ててます。こういうガンアタッチメント系のシューティングはいかに照準がうまくあわせられるかがポイントで、以前にPS2で買ったガンバリコレクション+タイムクライシスはテレビによってうまく照準があわなくてイライラしたことあったけど、ハードとして照準システムを持っているだけにこのゲームは安心。


"ガンバリ コレクション+タイムクライシス ガンコン2 同梱セット"

 ガンシューティングはもう趣味が思いっきり分かれるところなので購入層もはっきり分かれるでしょうが、好きな人にとっては照準もきちんと合うしやり込み要素もあるしで結構オススメ。Wi-Fiコネクションは対応していますがスコアだけなので、できればローカルで4人プレイしたいですね。

 おしむらくはWIiザッパーを装着するとかなり重くて、全3ステージクリアする頃にはかなり手が疲れてしまうこと。実はWiiリモコンのみでもプレイできるんですが、それだとガンシューティングの醍醐味が薄れるし……。ザッパーは今後出てくるマシンガンタイプにも対応できる汎用型なのだとして、もうちょい小型のハンドガンタイプもあるといいなあと思いました。もしくはWIiザッパーが分離してハンドガンになると最高ですが。

 WIiリモコンとガンシューティングはかなり相性いい組み合わせだと思いますし、これなら日本ではいまいちなじみにくいFPSなんかも敷居が低くなりそう。今後出てくるWiiザッパー対応ソフトへの投資という意味では、同梱版でもこれだけ安いゴースト・スカッドはなかなかおすすめだと思います。

 あーでもストーリー型もやりたいなあ。バイオ気になるぜ……。

 世間のWiiユーザーがみんなスーパーマリオギャラクシーに夢中なその間に「マリオストライカーズチャージド」を語る私はひねくれものですはい。


"マリオストライカーズチャージド"

 任天堂大好きっ子の私ではありますが、「マリオスポーツ」とでも言うべきマリオの名を冠したスポーツゲームはあまり好きではない。マリオゴルフは別として、マリオの名を冠するとアイテム要素やら必殺技要素やらが入ってくるため、純粋なスポーツゲームとしては楽しみにくいのです。

 マリオカートは大好きなゲームですが、あれも「マリオカート」というジャンルと化していて、地道にアウトインアウトしてタイムつめていくようなレースゲームが好きな人にはあまり興味を持たれないみたい。自分にとっては「マリオテニス」がそうで、テニスゲームというのは心理戦によるショットの読み合いが楽しいのに、コースが狙いにくく必殺技でなんとかできてしまうマリオテニスはどうも体に合いませんでした。

 そんなかんじでマリオストライカーズチャージドもあまり興味がなかったんですが、Wi-Fi対戦できるというのを知って興味が湧いてきた。こういうスポーツものはやはり人間と戦うのが一番楽しいし、サッカーゲーム自体は好きなゲームジャンルだし。そしてたまたま訪れたヨドバシカメラで、その日から特別限定値下げで売ってたので、この値段ならいいかな、と購入。

買えたよー

 で、実際にプレイしてみると、買う前に感じていた印象とは違うゲームだということに気づきました。CMなんか見ていると1回で6発打てる必殺技とかあって、「これもうサッカーじゃねえよ」と思っていたけれど、実際やってみるとよほどの実力差がない限りあのショットは打てない。あんなの狙ってるよりきちんとゲーム組み立てて1点ずつとったほうがよっぽど強いです。

 ゲーム自体はサッカーというよりフットサルで、キーパー1人+フィールド4人で戦うという形式。フィールドが狭いこともあってボール取ったらすぐに反撃できるあたりはサッカーというよりバスケットボールに近いかも。ウイイレなんかやってると自陣から前線へ出るのと、前線での攻めとで試合が2段階あるので試合が間延びするときもあるけど、このゲームはボール取られたら一気に攻められるというテンポのよさがいい。

 さらにシュートもただ決めればいいというわけではなくて、エネルギーを貯めたシュートでないとほとんどはいらない。そのエネルギーを貯めるには「パスを回す」「シュートボタン長押しでチャージ」「Zドリブル(前に蹴りだして自分でもう1回取るトリッキーなドリブル)」が必要で、パス回しの戦略なんかもかなり重要。

 Wiiリモコンとヌンチャクを両方使う仕組みですが、あまりWiiっぽい操作はなく(体当たりのときリモコン振るくらい)、リモコンとヌンチャクを純粋にコントローラとして使うかんじ。試合中はほぼリモコンを照準として使わなくていいので、画面に構えず両手をだらーんとしながらプレイできるのも結構便利です。

 操作自体はすごく単純なんだけど、きちんと勝っていくにはフライングパスとかZドリブルとか覚えないと無理。でもとっさに出すのは難しいから、練習で「フライングパスを出すこと」とかテーマを決めて体に覚えさせ、本能的に出せるまで地道に特訓。これってウイイレを初めてやったときにすごく似ている。あれも操作が複雑すぎるけど、その操作をある程度体得するとゲームの幅が広がって、対戦がすごく楽しくなった。

 何より楽しいのがWi-Fi対戦で、やっぱりCPU対戦というのは人間味がなくて面白くない。Wi-FIだと実力差があったとしても確実に人間がプレイしているので「あれは練習すればできるようになるんだ」と勉強になる。ボコボコにされればされるほど学ぶところも大きいので、そのあたりはサイヤ人の特訓に似てるかな。

 まだまだ始めたばかりで、アイテムもうまく出せないし、フェイントとかもつかいこなせていないけど、そういう1つ1つの技を身につけて実践で出せるだけで楽しいし、短時間でプレイできるから夜にちょこちょこやるのもいい。ゼルダやマリオのようなストーリー性はないから長時間引きつけられるようなタイトルではないけど、そのぶん長い時間楽しめる良作だと思います。

 つい先日ですが、10月1日で任天堂の会員サービス「クラブニンテンドー」が新年度に入りました。

クラブニンテンドー
https://club.nintendo.jp/

 クラブニンテンドーは、ソフトや本体などを購入するとその値段に合わせてポイントが得られるシステム。さらに値段だけでなく購入から4週間以内は「早期購入ポイント」でポイントが倍になるという、「ファンだったら発売日買いが当然だろう? ああん?」的システムなのであります。

 そして年度内にどれだけポイントを貯めたかも重要で、1年間に200ポイントを超えるとゴールド会員、400ポイントを超えるとプラチナ会員に。1年を過ぎるとプレゼントをもらうためのポイントとしては残りますが(有効期間は2年度)、年間獲得ポイントはまたゼロからやり直しになり、毎年コンスタントに400ポイントを購入しなければいけないという、まっこと任天道は険しいであります。

 ポイントシステムは2003年10月からスタートし、その年はゲームボーイアドバンスでディスクシステムコレクションが発売されたこともあっていきなり750ポイント。その後も570ポイント、580ポイントと順調にプラチナ会員を続け、Wii発売日を含む前年度はついに1,170ポイントと4桁の大台に。しかも最近はめんどくさくなって早期購入ボーナスとかアンケートとかあまりやってなかったので、実際にはもっとポイント稼いでいたかもしれません。

 獲得ポイントに合わせて蓄積ポイントもかなりの数になってきたので、そろそろなんかもらおうかな、というときに新プレゼントが発表。せっかくなので150ポイントで交換できる「Wiiリモコンスタンド」にしましたよというのが今回の本題です。相変わらず前置き長いね。

任天堂、「クラブニンテンドー」に新プレゼント追加。パズル「スターテンビリオン」やDS用ケースなど
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20070919/cn.htm

 記憶では発表当日に申し込んだ気がするけど、届いたのはつい数日前。なので久々に目にしたクラブニンテンドーの袋を見て「????」と一瞬面食らってしまいました。

CIMG2617.JPG
ひさしぶりのクラブニンテンドー封筒

中はこんな感じ。

CIMG2619.JPGCIMG2620.JPG
折りたたみできるスタンド

CIMG2621.JPGCIMG2622.JPG
中のマットを底にしいて完成

 実際にリモコンをいれてみたところ。バランスはうまくできていて、リモコン1本でもきちんと立ちます。余裕も結構あるからリモコン4本入れたり、ヌンチャクいれたりしてもいいかも。持ち運びも簡単なのでWiiパーティーするときにも便利かもですね。

CIMG2624.JPG

ブラウン管は上にものがおけて便利なんだから!

 しかしスターテンビリオンって650ポイントもするのか、交換したブロガーダイアラーは勇者だな……。

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