1月 12

ほんとは「おれもiPhoneやめました」とか書こうかと思ったけど、それだとあまりに生産性ないのでもうちょい前向きなエントリーで。

先に断っておくと、これは何に関しても自分のスタンスなんですが、個人的にはAndroid触っちゃうとiPhoneには戻れないと思ってはいるものの、何が何でもAndroidがいいという気はありません。むしろスマートフォン初めての人にはiPhoneのほうがわかりやすいしアプリも揃ってるし、タッチ反応速度もブラウザもAndroidより上だし、iPhone買った方が幸せになれるよとお勧めしております。

それを踏まえた上で、現状の仕様では少なくともiPhoneではできないけどAndroidにはできるということも多々あるのも事実。ハードウェアではなくOSレベルで見たとき、どんな違いがあるかというのをAndroidユーザーとして聞かれることも多いので、両方を触ったことのある立場からまとめてみたいと思います。

また、比べるべきは「iPhone」ではなくて「iPhone OS」であることもポイント。iPhoneの場合はニアリーイコールなのですが、Androidはハードウェアスペックによって大きく使い勝手が変わるもの。たとえば「タッチ操作の快適さ」はOS部分もあるけれどハードにも大きく依存するところなので、そういったハードスペックに関しては割愛しております。

iPhoneではないこと

ソフトもハードもWebサービスもアップルが開発しているからこそiPhoneは魅力的な部分もあるのですが、一方ですべてを自社で作っているからのデメリットもある。その1つがiPhone OSはiPhoneでしか動かないことだと思います。

iPhoneのアプリ市場がどんなに充実しても、それを使えるのはiPhoneだけ。でもAndroidなら、各社から発売される携帯電話だけに対応できるのはもちろん、Andorid搭載カーナビ、Android搭載電子ブックリーダーにだって展開できる。全体のランキングでは順位が低いアプリであっても、Androidカーナビでは人気No.1、という可能性もあるわけで、アプリ開発者にとっても多くのハードで展開できるメリットは大きいのでは。

アップルではないこと

前述の内容の重複する部分もありますが、アップルの方針と競合しそうなアプリというのはiPhoneでは認可が下りないというのは広く知られた事実だと思います。現実問題としてiPhone向けのブラウザはSafari以外許されないためにMozillaが怒ったり、先日ようやく認められましたがiPhoneでは動画のストリーミング配信ができなかったり。最近ではAR関連でまた新しい制限もできたらしいですね。

その点オープンなAndroidであれば、標準インストールと競合するアプリだって問題ない。ブラウザもいくつかリリースされているし、iPhoneでは謎の理由により公開中止となったNAVITIMEだってAndroidなら利用できる。海外で話題のNexus OneはFlashも対応しているそうで、このオープンさはプラットフォームごとクローズであるiPhone OSと比べて大きな魅力です。

付け加えると野良アプリが簡単にインストールできるのもAndroidの魅力。設定で「提供元不明のアプリ」も許可しておけば、AndroidマーケットだけでなくWebサイトからもアプリがインストールできる。まあこれはアーリーアダプター向けの機能とは思いますが、人柱レベルのアプリを試す時にはとてもありがたいですね。

マルチタスク

ようやくOSそのものの話ですが、iPhoneのアプリは音楽を除けばほとんどがシングルタスクで、同時に複数のアプリを開くことができない。アプリの終了と起動速度が早いからいいじゃない、という意見も聞くのですが、問題は同時起動と言うよりもバックグラウンドで動かせないことなんですね。

Androidであればチャットをしながらブラウザを見て、チャットが届いたらブラウザ返事すればいいし、地図アプリで道案内しながらTwitter、なんて併用も簡単。このあたりは同じ「Google Latidude」というアプリで比べても、起動した時しか位置情報を更新できないiPhoneに対し、移動中常に更新し続けられるAndroid、というあたりにその違いが見て取れると思います。

一方マルチタスクになれば動作が重くなるのも事実で、これはもうお好みの問題ではありますが、自分としてはバックグラウンドで動くことのメリットが非常に魅力だし、少なくとも現状のiPhone OSではできないことかと思います。

インテント連携

マルチタスクにも似ていますが、Androidのアプリはアプリ間連携が充実しているのが特徴。それがこの「インテント」という仕組みです。

インテントは平たく言ってしまうと、アプリごとに連携するのではなく、アプリに割り当てた「役割」を指定して連携できる仕組み。もうちょっと具体的に言うと、例えば写真を撮ってメール投稿するアプリの場合、写真を撮るところだけを開発し、あとは「メール投稿してくれるアプリに投げる」という仕組みにしておくと、好きなメール投稿アプリを選択して使えるということです。

このあたり複雑なので、よく例に挙げている「読んだ4!」というアプリで説明。

twitterで読書記録。読んだ4!
http://yonda4.com/

このアプリは「本のバーコードを読み取るとその本のデータを取得し、Twitterに投稿することで読書記録できる」という仕組みなのですが、このうち「読んだ4!」のアプリがやっているのは本のデータ取得だけ。バーコード読み取りとTwitter投稿は、ユーザーがインストールしているAndroidアプリを呼び出してそのまま使うのです。

開発者にとってはインテントで指定さえすれば余計なアプリを開発する必要はない。ユーザーにとってもいつも使っているアプリをそのまま使えるというメリットがあります。また、後発のアプリであってもインテントを使えば、ユーザーがいつも使っているアプリと簡単に連携することができる。アプリ間の横の広がりという点はAndroidを使っていて一番感じる魅力です。

今のところ日本ではHT-03Aが唯一のAndroid端末のため、「Android=HT-03A」と捉えられてしまうこと、iPhone 3GSとHT-03Aではハードウェアスペックが違いすぎることがAndroidの誤解につながるかなと思っているのですが、2010年は多種多様なAndroid端末が登場することで、よりOSとしてのAndroidに焦点が当てられるかな? と個人的に思う次第。ドコモから発売予定というXPERIA X10を楽しみに待ちたいと思います。

By カイ士伝

8月 14

Androidの大きな特徴であるアプリ制限の無さが光るアプリですね、というお話。

Qikは他のモバイル端末でも提供されているサービスではありますが、HT-03Aのカメラ機能を使ったいつでもライブ中継できるというサービス。最初はちょっと使うのが面倒かなと思って保留してたんですが、いざ使ってみたらかなりお手軽で、ちょっとライブ中継の魅力がわかってきたかも。

使い方は非常に簡単で、アプリをインストールしたら録画ボタンを押すだけ。仕組みとしては動画ファイルを保存しつつ通信回線で徐々にアップロードする、という仕組みのようで、タイムラグがやや大きいのと、ライブ配信終了後にはそのまま動画ファイルが残るところが特徴でしょうか。

ただ、Qik自体がUstreamとかに比べるとさほど有名なサービスではないので、動画中継してもだれにも伝わらないよね・・・・・・とかおもってたんですが、これがとてもよくできていて、事前にFacebookやTwitterのアカウントを登録しておくことで、ライブ中継のURLを簡単に送れるんですな。さらにURL自体も「http://qik.com/ユーザーID」とシンプルなので、そもそもURLを教えるのも手軽。

実際に撮影した見た動画がこれ。3G回線でのみ撮影したにしては十分なクオリティではないでしょうか。

チャットが日本語で通らないとかまだ使い勝手に課題はあるっぽいけど、手軽なライブ配信ツールとしてはかなりのデキ。今度イベントがあったら使ってみたいなーと思いました。

ちなみにQikはiPhoneアプリもあるそうですが、こちらは正規手段ではないJailbreakをしないと現状は使えないらしい。また、話変わりますが一向にFlashが使えないiPhoneに対してAndroid用Flashは準備が進んでいるらしいし、ブラウザもiPhoneではSafari固定なのにiPhoneではSteelみたいに単体ブラウザも作り出せる。

いい悪いの話ではなく、アップルがすべて管理しているからこそクオリティやUIにも一定の基準を持たせられるメリットもあるのですが、一方でこのAndroidの自由さ加減は一度味わうとたまらない。まだ有料課金システムができてないので有料サービスが登場しないのが寂しいですが、今後はぜひNAVITIMEが有料アプリで登場することを願っています。あ、ユーザーIDは気をつけてね

By カイ士伝

8月 12

先日紹介したiモードのメールを送受信できるAndroidアプリ「芋煮」。その後もiモード.netに対応したメールアプリはいくつか登場していますが、実際に使い比べてみて芋煮が一歩ぬきんでているよなあ、と思っていたところ、さらなる神アップデートで絵文字にも対応!

DSC01651

デコメ絵文字などは非対応で、あくまで標準絵文字のみですが、これは大きな前進ですなー。文章の代わりに絵文字を使われたがために文意そのものが訳わからなくなる、なんて事態もこれで対処できるよ・・・・・・。

Androidを毎日のように使い続けた結果、この端末が魅力なのは何でも作れるアプリの懐の深さと、アプリ間での横連携だったりしていて、そこはなんとなく軽く使っただけではわからないんだろうなあというのが実感しているところ。アプリのおもしろさや横連携の魅力についてはまた別途書いていきたいと思いますはい。

By カイ士伝

8月 01

先日のエントリーではiモード.netを便利に使える「新着i」というアプリをご紹介しましたが、その後ほどなく同様の機能を持つ「芋煮」というアプリも登場。2つのアプリとも同日にアップデート繰り返すなどかなり開発が積極的に行われていますが、今のところ便利さでは芋煮が一歩か二歩先行しているというか、このアプリでかなりiモード生活が便利になったのでご紹介しておきます。

iモードが使えないHT-03Aですが、iモードのメールは「iモード.net」というWebメールとして使うことはできます。ただし、新着だけはわからないのですが、iモードのメール新着を常駐で教えてくれるのがこのソフト。

Android搭載「HT-03A」ファーストインプレッション – カイ士伝
http://blogging.from.tv/wp/2009/07/24/2448

始めに断っておくと、新着iも芋煮も、iモードのメールをPCやスマートフォンで送受信できる「iモード.net」というサービスに対応したアプリです。なのでiモード.netに加入していないと意味がないという点だけご理解ください。料金は月額210円だったかな。

ホーム | iモード.net
https://imode.net/cmn/service/

iモード.netはWebメールサービスなので、メール閲覧や送受信もブラウザから行う必要があるのですが、新着iでは新着メールのチェックをHT-03Aで行うことができます。ただ、メールの件名や宛先くらいはわかるもののメールの内容を読んだり、メールを送信したりというのはブラウザを開く必要がありました。

しかし芋煮はさらにそれを一歩進め、クライアントでメールの閲覧や送信もできるのです。いちいちブラウザ開かなくていいし、オフラインでも閲覧はできるので、ほぼ「HT-03Aからメールを送受信できる」といっていいクオリティになりました。

メールの閲覧画面はこんなかんじ。新着は定期チェックが可能で、現在のところは最短3分からチェックできます。

imoni01

そしてクライアントでメールの閲覧も可能! これがかなり便利!

imoni04

そして「MENU」ボタンでメールの新規作成も。メール閲覧画面から返信することももちろん可能です。

imoni02

普通にクライアントからiモードのメールが送信できちゃいます。すげーすげー!

imoni03

ためしにmixiへ芋煮からメール投稿してみたところ、無事に反映されました。有料サービス前提のアプリではありますが、いままでスマートフォンにしたために「携帯メールが使えない」と嘆いていた人には神アプリの予感です。

と、かなり便利なアプリですがいくつか課題もあるので指摘。ただこれは芋煮の問題というよりも端末およびドコモの問題なのですが・・・・・・。

まず第1に、iモード.netはセキュリティのため、ログインするたびにそのiモードを契約している端末に新着ログイン通知メールが来ます。おそらくHT-03Aだけでiモード.net使っている人は問題ないとおもわれますが、私は併用しているドコモ端末のiモードメールを設定しているので、そっちに新着メールがガンガン届くんですな・・・・・・。一応ログイン状態は保持してくれていて、届くのは1日数通程度だったりするのですが、携帯電話とスマートフォン併用派は一応ご注意。

あとはメール添付できないので、写真とってモブログができない。でもこれはiモード.netの仕様の問題な気がするなあ。画像添付ができるようになるとほんとに便利になるのでここはいろいろ期待したいところです。ドコモもせっかく210円払っている有料サービスなので、メール容量をもう少し多くするとか転送設定つけるとか、iモード.netをもっと便利にしてくれるといいなあ。

By カイ士伝