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2007年7月16日

「実践Web2.0 BOOK」読んだ

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 先行発売でゲットしておきながら、とある事情によっていったん手元を離れ再度購入とかやってたらすっかり遅くなってしまいました。

実践Web2.0 BOOK 人気ブロガー直伝! 一歩先行くWeb2.0的ワーキングスタイル
実践Web2.0 BOOK 人気ブロガー直伝! 一歩先行くWeb2.0的ワーキングスタイル

 「実践」という言葉が指し示す通り、この本は「Web 2.0とは何ぞや」を学ぶものではなく、「Web 2.0とはどんなメリットがあるのか」という具体的な部分に一歩踏み込んだ書籍。フィードがうんちゃらとかXMLがうんちゃらとかではなく、「Gmailって使ったらどう便利?」みたいに使い手の目線で書かれている。論より証拠というかなんというか、理屈で学ぶよりまずは自分の体で学んでみた方がわかりやすかったりしますから、個人的にはこういうアプローチのほうがすきですな。

 ただ、こういう初心者向けのガイド的なものは、よほどの吸引力がないと手に取ってもらいにくい面もある。たとえばExcelができなくて困っている人だったらExcelガイドブックを一生懸命読むんだろうけど、「Web 2.0ができなくて困ってる」って人はあまりいなそう。「つかわないと仕事ができない」というならともかく、「つかうとより便利になる」という体験というのは、理屈ではなかなか伝わらないんですよね。

 その対策かはわからないけど、この本だとちょっとしたしかけがあります。まずは紹介するサービスをテーマごとチャプターに区切り、チャプターの最初でテーマに沿ったサービスを「シーン」としてまとめて紹介。その後は各サービスごと細かく紹介していく、という流れです。

 いきなり「Gmailの使い方」とだけ書かれてもなかなか初心者は飛びつきにくい。それがWebのページでリンクや検索から訪れるような能動的な人だったり、「Gmailの使い方」というような一点集中型の本ならともかくとして、「Web 2.0」全体をくくった書籍だとやっぱり引きつける力は弱くなりそう。そこをこのシーンでまとめて取っつきやすくしているというのは、実際にWeb 2.0なサービスをつかってみたいという人にもわかりやすくなりそうな気がします。

 個人的にはもうちょい引きつけが強くてもよかったかな、と思う。たとえば従来のメールの使い方をしている人と、Webメールを愛用している人を比較して、外出先で急に家のメールを確認しなきゃ行けなくなったときに比較するとか、グループ内でもスケジュール共有をメールでやっている人と、Googleカレンダーで一気に情報配信して共有しているのとではどっちが便利か、みたいな具体的なシーン。今までの使い方で苦労していることが、Web 2.0的なサービスだと解放されるんだよ、みたいなアプローチがあると、よりサービスに対する気持が前向きになったかなーと思いました。

 実際、自分も気がついてみればサービスのほとんどをWeb 2.0的なサービスに移行していることに最近気がつきました。メールは今やGmailしかつかってないし、RSSリーダーもWeb型のフレッシュリーダー。お気に入りはほとんど使わずソーシャルブックマークやRSSリーダーに登録しておき、ブックマークを使うのはブックマークレットくらい。PCにデータはほとんど置かず、家の中のNASやWebのオンラインストレージに用途ごと分けて保存している、といった案配です。

 このスタイルにいったんなれてしまうともうなかなか戻れないし、今まだになかったような新しい使い方もできるようになる。今StartMacでMacbookという新しいハードを使いつつそれほど困っていないのも、ブラウザさえあれば一通りの情報が手に入る、という環境にあったからだと思います。

 どうもWeb 2.0というとバズワード扱いされていしまい、もはや死語みたいな扱いにされているけど、やっぱりWeb 2.0ブームで登場したサービスというのは今までにない価値をもたらしてくれるものもたくさんある。変に「Web 2.0とは何ぞや」と理屈で攻めるより、こうやって実際にWeb 2.0サービスを使って便利さを感じてくれる人が1人でも増えるといいなあ、と思いました。

2007年6月28日

「実践Web2.0 BOOK 」本日発売

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 私はすでに先行販売にてゲットしている実践Web2.0BOOKですが、いよいよ本日6月28日より一般発売開始ですよ!!

実践Web2.0 BOOK 人気ブロガー直伝! 一歩先行くWeb2.0的ワーキングスタイル
実践Web2.0 BOOK
人気ブロガー直伝! 一歩先行く
Web2.0的ワーキングスタイル

 Web 2.0がバズワード化されて久しい昨今ですが、Web 2.0の概念やサービスそのものは否定されるものではないし、きちんと使いこなせれば便利なもの。なんだけど言葉が一人歩きしすぎたため、「Web 2.0」の認知度こそ高まったけれど、じゃあ具体的にどう使ってますかというと、ギークの便利で楽しい遊び道具に留まってしまっている感があります。

 そこで「Web 2.0」を実践してみようというのが本著。内容自体はギークな方々にはもう当たり前のことばかりだけれど、そんな当たり前のサービスでも一般層が簡単に使いこなせるものではなかったりする。この本ではGmailやRSSリーダーなどをきちんと使いこなして、Web 2.0を自分の目線で捉えようとする一冊なのであります。

 なんとなくWeb 2.0は知っているんだけど、実際にサービスとしてうまく使いこなせていないよなあ、なんて人には役立つかもしれません。逆にGmailとかばりばり使いこなしている人には向かないと思うので、ターゲットはわかりやすいかもしれませんね。

 というわけでひとまずは告知エントリー。まだきっちりと読めてないので書評は別途かきます。べ、べつに著者とテニスしたときの条件が「負けたら自腹で買ってブログでレビュー」だったからじゃないんだからね! 勘違いしないでよね! もう……、知らない!!

2007年6月24日

スター・ウォーズファン必見の飛び出す絵本

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 さっきウルルン滞在記でやってたのみて思わず検索。ロバート・サブダという飛び出す絵本で有名な作家のもとで実際に飛び出す絵本を作る、という物語だったんだけど、その弟子が作ったスター・ウォーズの絵本がすごい。本を開くとアナキンの素顔にダース・ベイダーのマスクがかぶる仕組みとか、電池で実際に光るライトセーバーとかファンにはたまらない仕様ばかり。ダニーさんはこういうのは興味ないかしら。

 楽天みたら特集やってた。これ見ると雰囲気わかるかも。残念ながらスターウォーズは2007年の新作らしくて見られないけどね。

【楽天ブックス ロバートサブダさん、マシューラインハルトさん】本・CD・DVDのオンラインショッピングサイト
http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/pickup/interview/robert_s/

こういうのは動画で見ないと感動つたわらないかもしれないけど、一応ご紹介しておきます。どこかに動画の紹介ないかなー。


2007年5月10日

「デジタル・ワークスタイル」読了

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 国内アルファブロガー育ての親である徳力大先生の著書「デジタル・ワークスタイル」読了しました。

デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術
デジタル・ワークスタイル―小さなことから革命を起こす仕事術

 結論からいうといい本だと思います。すでにGmailだのRSSリーダーなどをガシガシつかっている人には新しい発見はないかもしれないけれど、そういう人はもちろんターゲットではなく、どちらかというと大企業の中で日々の業務に埋もれてしまっているような人たちが自分を変える一歩としての書籍としてとて、とてもよいとおもいました。

 というわけで自分がいいなと思ったポイントを、またしてもいわゆるひとつの「徳力スタイル」でまとめてみますよ!

1.くりかえす

 この本が通じて主張しているのは、「価値観を変えること」「そのためには自ら動かなければいけないこと」なんですが、それを単に序章で述べるだけでなく、細かいところでその主張がまんべんなく出てくる。これって物事を理解するのには重要なことです。

 私は大学受験のとき小さな予備校に通ってたんですが、そこで学んだことの1つがこの「くりかえす」ことの重要さでした。そこは英語に重点を置いた予備校で、先生が自らテキストを作っていたんだけど、英語の授業で看板教師だった先生が特に重要視していたのが「くりかえす」こと。

 具体的に言うと、同じテキストの章の中で、同じような問題が何度も何度も連続して出題されている。一見すると同じ問題ばかりで意味がないように思えるけど、実際にやってみると一度つまずいた問題がすぐに出題されることで、「ああさっきのはこうだったな」と理解する。そしてさらに同じ問題がでることで、その理解を確たるものにするという仕組みです。

 この手法の弱点はとかく長くなりがちなことで、先生も「第1章に力入れすぎて後半フツウになっちゃった」と裏話をしていたけれど、確かにこの第1章はすごいためになったし、いまでもこの繰り返しの重要性というのは身にしみています。

 この本も本当にツールの使い方やサービス紹介だけだったらもっとコンパクトになるんだろうけど、この本のコンセンプトはサービス紹介ではなくて、「いかに価値観を逆転するか」にあるわけですから、しつこいまでの繰り返し説明というのは非常にいいことだと思いました。

2.ひらたい

 ひらたいというのは書き手の姿勢。まず冒頭では自分の過去を振り返り、「昔の自分はだめだった」と赤裸々に語った上で、具体的に自分が変わったさまを描写する。また、使う言葉も変にカタカナを多用せず、多少文章がながくなろうともわかりやすい平易な言葉をふんだんに使っている。

 これまた繰り返しですが、価値観の逆転を主眼に置いた本であるなら、知識よりも感動や共感が大事になってくるので、こういう著者の姿勢というのは読み手に伝わると思います。大上段に「お前らの仕事間違ってんだよ。こうやれよ」と言われると反発を覚えるかもしれないけど、「自分もこんなだったけど生まれ変われたよ」というのは説得の方法として効果的。

3.主体が「ツール」ではなく「読み手」本人

 すでに書いてきているところではありますが、この本は便利なツールを紹介するのは単なる手段であって、最終的な目標は「読み手本人が変わる」に置かれています。

 ものすごい正直に言ってしまうと、この本に載っているツールやサービスはそれほど目新しいものではありません。割と無難というかベーシックというか、人によっては「こんなやりかたなら俺のほうがいい!」とか思う人がいるかもしれない。

 でもそれでいいんだと思います。なぜならツールを紹介する本ではなくて、「自分自身で変えていく」貯めの本だから。この本を読んで「俺のやり方のほうがいい」と思えたら、そこでもう自分が主役になってるんですよね。バルフレアですバルフレア。←わからない人多数の表現

 この本に載っているやり方が最良ではないかもしれないけれど、このやり方を見て新しい自分なりの方法を思いついたり、もしくはそういう方法を求めて自分から情報を集め始める。そのきっかけ作りになるのであれば、この本は十分その人にとって役に立ったのではないでしょうか。

 とまあ、3つに分離しただけでそれぞれはあまり簡潔ではないエントリーですが自分が思ったところをつらつらと書いてみました。私の場合、大企業を離れてIT中心の企業に移ったというその経緯が自分と重なるところがあって、それゆえに共感しちゃう部分も多いです。大企業だとどうしても今までに確立されてきたノウハウが重要で、なかなか自分で仕事を変えていくというのも難しいですしね。

 でも全体の仕事は変えられなくても、自分の仕事を効率化していくことというのは小さな努力と気持ちの切り替えで意外とできたりするもの。仕事の時間が減れば趣味の時間も増えるかもしれないし、効率が高まれば仕事そのものに魅力をもっと感じるかもしれない。「まずは自分自身が小さく行動すること」というのは非常に大事だとおもいますはい。

2006年8月 8日

デスノート小説版「アナザーノート」読んだ

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月がデスノートを拾う前、つまりはLが生きていた頃に南空ナオミと一緒に解決したという「ロサンゼルスBB殺人事件」を小説化した、まさに「アナザーノート」な一作です。

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件


 個人的に映画は評価高めですが、小説はちょっといまいちでした。デスノートの最大の魅力は月とL、もしくは月とLを受け継ぐ者たちの心理戦であって、ちょこざいなトリックではないと思ってます。映画はそのエッセンスを大事にしていて、最後のオリジナルトリックもよく練られてました。

 小説の場合、犯人が起こした3つの殺人事件に残された隠しメッセージを元に、第4の殺人事件を防ぎつつ犯人を逮捕する、という流れなんですが、その隠しメッセージというのが「殺された人のアルファベットを並び替えてうんぬん」とか「死体の形が何かを示しているうんぬん」とか(※実際の内容とはあえて違う描写してます)、そういう細かいトリックには興味ないんだよね。それは名探偵コナンとか金田一少年の事件簿でやってくださいと言いたい。

 あとは大事なセリフの横に「・・・」で注意を喚起しているのも気になった。小説ってのは読んでいて大事な部分を自分で判断していくのが楽しいので、ああやって「ここ大事! テストに出るよ!」と作者に言われちゃうと読み応えなくなるのよね。そもそも自分があの本の対象年齢ではないだけかもしれませんが。

 ただし、最後のトリックだけは秀逸でした。そこだけは伏線もいろいろ張ってあったし、うまく読者をだませてたかも。ただ、そのトリックが「リング」「らせん」の続編である「ループ」同様、「小説でないと実現できないトリック」なのが気になりましたけどね。読んでない人のために描写は避けますが、ある意味ずるいトリックとも同時に思いました。

 価格も1,300円とお高めながらページは少なめで、小畑健のカラーイラストも1枚だけという点で原作のキャラクターファンにも寂しい仕様。原作ファンにとって両手を挙げておすすめ、とは言い切れませんが、原作とはまったく違ったキャラクターになっている南空ナオミが読めるという点ではいいかもしれませんね。

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