TwitterPodに見るブラウザの可能性




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標準でMacにインストールされているアプリケーションをのぞけば、一番最初にインストールして使ったアプリケーションが「TwitterPod」でした。
TwitterPod
http://twitterpod.drikin.com/
TwitterPodとはその名の通り、Twitter関連のアプリケーション。Twitterのやりとりをリアルタイムに通知してくれるクライアントソフトです。
クライアントソフトとしてはTwitterが標準でGoogle Talkeをサポートしていたり、WindowsでもTwitなんてソフトがありますが、このTwitterPodをどうしても使いたかったのは、「Smart Drawer」という機能があるからなんです。
Smart Drawerとは、Twitterのメッセージ内にURLが入っていたとき、自動でそのURLを開いて表示してくれる機能。該当のメッセージを選択すると、TwitterPodの横からウィンドウがうにょにょーんとせり出してきます。どんなイメージかは下記URLをご覧ください。
Smart Drawer機能を有効にすると、URLを含むメッセージをクリックしたときに、自動的にドロワーが現れ、そのページをプレビュー出来ます。また、URLを含んだメッセージをダブルクリックすれば、標準ブラウザでリンクを開く事が出来ます。興味あるリンクかどうか簡単にチェックできる機能です。
Drift Diary12: TwitterPod beta2を公開します
http://blog.drikin.com/article/41336612.html
実際に使ってみると、これがなんとも気持ちいい。URLの入ったコメントを選択した瞬間にドロワーが瞬時にせり出してくるので、まるでそのURLのサイトそのものが送られてきたかのように、リアルタイムにサイトを確認できます。
同じことは他のクライアントソフトでもURLを選択するとブラウザで見られるんですが、アプリケーションを切り替える際にどうしても感覚がいったんリセットされてしまう感じがする。URLが届いた瞬間にサイトを表示することで、相手が送りたかった情報をテキストだろうが画像だろうがリアルタイムに伝えられる。このTwitterPodを使ったことで、ブラウザの新しい可能性を感じた気がしました。
いわゆるブラウザソフトというのはすべてのURLをそこで開こうとするし、メールやメッセンジャーなどURLを伝えるための手段というのも、基本的にはその表示をブラウザにまかせてしまう。けれどそのアプリケーションの中で送られてきたものをすべて表示するための手段としてブラウザ機能を搭載するというのは、リアルタイムコミュニケーションの手段の1つとしてとても面白いと思いました。
もちろんブラウザ的な機能も基本的なものなので、多くを望めるわけではありません。でもそういうときはTwitterPodのSmartDrawerに用意されたブラウザ連携のボタンを押せば、表示中の画面をブラウザに移動できる。TwitterPodでURLを読み進めていって、最初にもらったURLとは違うURLをブックマークしたくなった、そんなときはボタンを押してそのサイトをSafariに表示してそこでブックマークすればいい。感覚的にも「これブックマークしたいな」という瞬間っていうのはURLが届いた瞬間ほどリアルタイム性を要しないので自然な流れです。
ただ、この快適さもMacならではなのかもしれません。少なくともWindowsではこんなに早くサイトを描写できているのを見たことがないので。標準アプリではないので店頭で触って体感するというのも難しいですが、Twitterを使っているMacユーザーの人は一度試してほしいアプリケーションです。