2.0時代の「リアルタイムメーリングリスト」なスカイプブックマーク
users右上のピンアイコンがスカイプのキモ |
スカイプのブックマーク機能とは、3人以上の複数ユーザーでチャットしていた場合、画面上部のピンボタンを押して「ブックマーク」すると、そのユーザーでのチャットがずっと継続できるという仕組み。すばらしいのは自分がオフラインの時でも、他の人が話してた内容を自分がオンラインになったタイミングで送ってくれるから、情報の聞き漏らしがない。参加者が多すぎてログが膨大になるとか、P2Pで送ってくるから時系列がぐちゃぐちゃになるといった課題もありますが、そんな課題を吹き飛ばすほど情報共有に便利な機能です。
チャットというとその場に自分がいるような感覚ですが、ブックマークであれば自分がいなくても情報は伝わってくる。むしろ趣旨としては、チャット参加者全員へ均等に情報を送ることなので、チャットというよりもメーリングリストのほうが、利用者の使用目的としても近いと思います。
かといってメーリングリストは、いいたいこと書く前にあいさつ文を書くのが面倒だったり、やりとりに入れ違いが起きたり、メールが到着してもメールソフトが新着チェックでしかわからなかったりとリアルタイム性に欠けるんですが、スカイプのブックマークであれば、僅差での入れ違いはあるかもしれないけれど大きな入れ違いもないし、入れ違いが起きてもすぐ補正できる。挨拶とかまどろっこしいの抜きでツッコミのひとことだけでも「キター」の3文字だけでも気軽に送れる。メーリングリストとチャットのいいとこどりしてるのがこのブックマーク機能のいいところですね。
先日スカイプをいろいろいじっていて気づいたんですが、電話機能ばかり注目されている陰でひっそりとメッセンジャー機能もバージョンアップしてるんですよね。ファイル送信もドラッグ&ドラップできるし、アイコンもカスタマイズできるし一言コメントも付けられる。ビデオチャットも全画面対応してるし、Windows連携とかを除けばMSNメッセンジャーとほぼ同等のところまできてます。とはいえWindows Live Messengerのベータ版はさらなる進化してるんでいちがいに同じとも言えないですが、スカイプのメッセンジャー機能ももっともっと注目されると面白いと思いました。