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次世代ゲーム機感想まとめ

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E3を受けて、次世代機の情報が一通り明らかになりましたので遅ればせながら感想など。

 まずは仕様やら発売日やら値段やら一番ちゃんと情報を出してきたPS3。高いとか高いとか、あと高いとかはもう飽きるほどネタになってるのでいいとして、買うならやっぱり上位機種でしょうね。次世代HDMIと無線LANとカードリーダーと+40GBのHDDで100ドル差は安すぎです。この値段でお金出し惜しみしても意味ないですしね。

 ただ、今までずっとコンセプトデザインだったコントローラの正式公開はちょっとしょんぼりでした。最初のデザインは「ほんとにこんなのだったらやだな」とは思いつつ、今までにないコンセプトで来るのかなとワクワクしてたら結局いつものデザイン。傾きやら位置把握やらの機能は、任天堂がGBAの頃から実現しているだけにそれほど新しくないし、伏兵のように発表されたWiiのコントローラスピーカとか考えるとあまりに平凡な進化かな。正直「ゲーム機」としての魅力はあまり感じられないし、「ゲーム機としては今までの延長線上」くらいにしか考えてないのかなあと思ってしまいました。

 そのぶん「ゲーム以外の何か」を期待したいところですし、SCEIとしても「ゲーム機ではない」という説明も見られますが、ではゲーム機ではないことの具体例は、というのが今ひとつ見えてこない。スゴ録との連携とか、ロケーションフリーサーバーになるとか、シナリオはいくらでも考えられそうだけど、それをSCEIの口から聞ききたいですね。まぁ、発売日はまだ先なので情報を出すタイミングを待っているのかもしれませんが。

 PSPも最初は家電ライクな特徴がいまいち見えませんでしたが、Portable TVやロケーションフリー対応で面白くなってきました。今後もPSP向けゲームネット配信やGPSやら楽しそうな機能がてんこ盛り。このビジョンが発売日周辺でもっと明確に出せていたら、ニンテンドーDSとの差ももう少し縮まっていたんじゃないかなぁと思うだけに、PS3ももう少し明確なコンセプトの提供を待ってます。

 で、大して新しい情報を出していないのに一番話題をかっさらっていったRevolutionことWii。見せ方のうまさはPS3と比べて格段に上でしたね。東京ゲームショウのコントローラ公開でおぼろげながら見せた新しいゲームのスタイルに対して、すごくうまく具体的なビジョンを示してきたなと思います。

 伏兵ながらリモコン内蔵のスピーカーもユニーク。DSでも「大合奏バンドブラザーズ」みたいにそれぞれが音を出すことが新しい面白さにつながるソフトありましたし、デモでも行なわれてたテニスの打球音とかもいい感じ。

 1つ気になるのがリモコンコントローラの操作性。例えばデモが行なわれたテニスですが、あれ実力差とかどうなるんだろう。通常のコントローラだったらスピンをかけたければこのボタンと十字キーの押した時間、とか使い分けられますが、あの操作法だとスピンのような腕の動きが必要なのか、そしてその腕の動かし方で微妙にスピンが変わるんだろうか。そこまでの操作の細かさがないとすると単なるピンポンゲームになっちゃって、実力を熱くぶつけ合う対戦ゲームとしては面白くない可能性も。任天堂がどのような趣向を凝らしているのかちょっと注目です。

 気になる価格ですが、無難にいくと24,800円ですがあえて19,800円で2万円切ってくるんじゃないかと予想。PSPとニンテンドーDSの時も、20,000円くらいという予想を裏切ってはるかに低価格で発売し、PSPとの価格差を浮き彫りにして見せただけに、そういう強気の価格設定が今回もあるかも。ちなみにゲームキューブは25,000円でした。

 すでに発売済みなことに加えて日本市場では一時期ゲームキューブより売れてなかったXbox 360ですが、Live Anywhereの構想はなかなか面白そう。ただ、VistaからXbox Live使えちゃったら専用機の意味なくね? と寂しい気がするところもありますが……。日本では未定ですが携帯電話、そして噂だけ先行しているMSの携帯ゲーム機までLive Anywhereが展開できればかなり面白くなりそう。

 3台の市場シェアでいうとPS3は大きく落としそうな予感。PS2の頃は普及が始まりつつあったDVDのプレーヤーとして魅力があったし、PSの頃もカートリッジやサードパーティーにこだわり高価格&ソフト数が少なくなっていった任天堂のスキをうまくつけた気がしますが、今回のBDは普及まったくしてないし、ビデオからDVDへの進化に比べて「画面がキレイ」なだけで意外に利便性が上がらない。スーパーファミコン全盛の頃、だれもPSの成功なんて思い描けなかったし、同様に日本の音楽市場がウォークマンからiPodへ流れてしまったのも想像が付かなかった。対する任天堂が大きな注目集めているだけに、PS3が首位陥落する可能性は大きいと思います。

 ただ、今のところ救いなのはFF13というキラータイトルが発表されていることかな。そして「ゲーム機以外の何か」をきちんと見せつつ、決して6万円オーバーの値段が高くないというところをいかに見せられるか。とはいえ予想以上に価格の壁は大きいと思うので、マニアが一通り買ってしまった後の普及ペースはそうとう厳しそうな気がします。

 任天堂も、Wiiが注目されてはいるものの一般ユーザーはまだその存在をまったく知らない状態。据え置き機は携帯ゲームほど気楽に帰るものではないし、なんだかんだいってもPSブランドは強いので、クリスマスプレゼントにさらりと変える低価格は大事だと思います。

 あとはいかにライトゲーマーを集めるか。PSが勢力を集めた時も、鍵は「パラッパラッパー」みたいなゲームでライトゲーマーを獲得したという理由は大きいと思いますし、ニンテンドーDSも子供や高年齢層を捕まえてビッグヒットに。そういう点からは、リモコンを使って頭を鍛えるソフトとか、ちょっとした運動ができるソフト、料理ゲームとか一般層受けするタイトルを出しつつ、すでに大きな市場を築いたニンテンドーDSと連携するとこんなに楽しいよ、というところが見えてくれば、PSのシェアをかなり喰えるのでは。

 Xbox 360は、ねぇ……。Xbox Liveのコンセプトはすごく魅力でしたがそれはもうPS3でもWiiでもやってくるし、PCとの連動って意味でも「ゲーム機ではない」PS3がいろいろやってきそうだし……。そもそもXboxって、世界に通用するタイトルが存在しないのが辛い。HaloがどんなにうけてもFPSは日本市場ではそこまで受け入れられないので。

 ただ、1年早くでているだけに開発陣がこなれてきていいゲームを開発できる可能性も。PS3の前にどれだけ面白そうなゲームをアピールできるかに期待。ただ、日本発のキラーソフトがRPGばかりなので、今出ているタイトルだけでは厳しそうかな……






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