クライアント要らずの会議室メッセンジャー「フレッシュミーティング」
users書こう書こうと思っていて先延ばしにしていたらライセンス期限があと1日になってた(汗。
というわけでサイドフィードのフレッシュミーティング、遅ればせながらレビューです。
「会議室メッセンジャー」と銘打ってはいますが、「Web上のチャットルーム」と考えたほうが直感的でわかりやすいかも。Webで完結するのでクライアントソフトのインストールも必要ないし、社内ネットワークなどクローズドな環境で使えば外部とのやり取りもできないから情報漏洩も少なくなる、ってな塩梅です。社外と社内、両方でメッセしていて、ある日間違えて社外向けチャットに社内の情報送ってしまった……、なんてミスも防げるというわけですね。
それだけなら普通のWebチャットでいいんじゃないか、とも思われそうですが、自分としては更新通知機能が大きな差別要因だと思います。クライアント型のメッセンジャーであればメッセージがあるたびに通知してくれますが、Web型のチャットルームではそうもいかない。フレッシュミーティングではそれを補うために、RSSとデスクトップのタスクバーという2種類の方法で更新を通知してくれます。
タスクバーでピカピカ通知 |
RSSでも更新を通知 |
更新の単位は1?10分ということで、サーバーの動作設定に依存するらしい。動作設定を最速にしていれば1分くらいで更新されるのでしょうか。さすがにクライアント型ほどリアルタイムには送ってくれないけど、数分単位で通知してくれれば十分だし、もっと細かくみたい人はタブブラウザを使ってフレッシュミーティングのタブを固定しておけば、タブの表示が切り替わって教えてくれますよ。
タブブラウザでも通知。タブはアクティブじゃなくてもOK |
もう1つのポイントは、履歴がきちんと残せるということ。クライアント型メッセンジャーの場合、1対1ならいいけど複数でチャットすると履歴の管理が難しい。MSNメッセンジャーという名だったWindows Live Messengerの場合、複数チャットを開始した人との履歴に保存されるので、大人数でチャットするとあとからどの履歴か見るのが大変。スカイプの場合はさらに大変というか、P2Pのためにログがきちんと時系列に流れてこないので、人数やデータ量が多くなると、あとから見返すにはちょっと厳しいです。
その点フレッシュミーティングなら時系列にキレイにまとめておいてくれる。クライアント型ではなかなかできない、チャット中の画像表示とかも対応しているから話も進めやすい。テキストはAjaxで自動に流れる(しかもAjaxだけど軽い)し、さらには携帯電話からチャットの中身を見られるといういたれりつくせりぶりですよ。
画像もAAもキレイに表示 |
何より一番いいのが、クライアントソフトのインストールがいらないってことなんですよね。SNSにしても画像共有にしても、ITに詳しい人ならいいんだけど、そうでない人と使おうとするととたんに敷居が高くなる。インストールしてもらうのも難しいし、インストールしたはいいがパスワード忘れちゃったなんてザラ。しかも現実問題、そういうITに不慣れな人のほうが人口の大半を占めてるんですよね。IT業界に長くいるとそこのところ勘違いしがちだけど。
フレッシュミーティングならソフトのインストールが必要ないから、URLさえ教えてあげればいい。パスワード忘れてもこっちで再設定できる。ちょっとした打ち合わせを複数人数で交えてやりたいよね、って時にすごく重宝すると思います。
まだベータ版ということなので(すみませんベータじゃなかった)ちょっと要望を書いておくと、履歴をさかのぼっている時に他の人がメッセージを打つと、そのメッセージを表示するために一番下まで画面が戻されちゃう。まあそれは別途「議事録」画面でみればいい話なんですが、手動で画面をさかのぼっている時はそちらの操作優先だと嬉しいなーと思いました。
あとはライセンスかなあ。法人用のソフトなのにブロガーがタダで使える、というだけでもう非常にありがたい話なんですが、10ユーザーくらいで使えると更に幅が広がるのよねえ……。お金が絡むだけに難しい部分だと思いますが、ダメモトで要望だけでも挙げてみたいとおもいますはい。