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Wii版ゼルダへの期待と不安

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いよいよ発売まで1カ月を切ったWii。公式サイトでは同発ソフトのホームページも開設され、期待の新作「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」のデモムービーも公開されました。結局「黄昏の姫」じゃなくてカタカナで行くのね。

ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス
http://www.nintendo.co.jp/wii/rzdj/index.html

同時発売だけにかなり期待を込めて動画見てたんですが、見終わった後に一抹の不安が。これはゲームキューブ版「風のタクト」をプレイした時に味わった感覚によく似ています。

ゼルダは新たなハードで新作がでるたびに、そのハードでしかできない、新しい魅力を打ち出してきました。スーパーファミコン版の「神々のトライフォース」では、ファミコンに比べて大幅に向上したグラフィックに加え、「引っ張る」「回転切り」「ダッシュ」など、新たに加わったアクション要素で謎解きの幅も広がりました。一番好きだったのは、上のフロアの石を落っことして下のフロアで使うという、マップの立体的な連動。謎が解けたとき、思わず納得してしまう絶妙さはゼルダシリーズ最高といっても過言ではないほどです。

ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣
ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣

続くニンテンドウ64で3D化した「時のオカリナ」は、個人的にはゼルダシリーズの中で最高傑作と思っている作品。同じく64で3D化したマリオは、ゲームとしては非常に面白いながらも視点操作が難しく、見たいところがカメラで見えないせいでミスすることも多々ありました。それに対して時のオカリナは、「Z注目」を使いこなすことで非常に操作がわかりやすい。FPSが苦手な私でも、あのゲームは非常にのめり込めました。

ゼルダの伝説 時のオカリナ
ゼルダの伝説 時のオカリナ


ハードが変わるごとに新たな価値を引き出してくる、そんな期待が正直言って打ち破られてしまったのが、ゲームキューブ版の「風のタクト」。ハードの性能は向上したがゆえに画面はキレイになりました。でもやってること64からまったく進歩がない。オカリナがタクトに変わっただけで、64のコンセプトだった「音楽を奏でる」という仕組みもそのままタクトに持ってきていた。ゲームボーイアドバンスとの連携なんて機能もあったけど、あくまでオマケ要素であって、それができたからすごく楽しくなる、というほどでもない。

何より残念だったのが大海原を自由に移動できるというコンセプト。今までのゼルダも自由度は高かったけれど、基本的にはやるべきことがはっきり決まっていて、その途中で寄り道してもいいよ、というシステムでした。だけど風のタクトでは、やるべきことがまったく提示されない。海原でマップを1つ1つ調べていかないとシナリオを進めるヒントが見えてこないという、ある意味でアドベンチャーゲームの分岐をしらみつぶしにこなしていくような義務感さえ漂っていました。

ゼルダの伝説 風のタクト
ゼルダの伝説 風のタクト


重度の任天堂ファンを自覚している私ですが、思い返せばゲームキューブは任天堂の歴史上一番イケてないハードでした。マリオ好きですべての面をクリアするのが楽しみの私ですら、スーパーマリオサンシャインは途中で放棄。マリオカートもスターフォックスも、GC版は確実に64版よりも楽しさが減っていました。何より64の完成されまくったコントローラに比べて、64の要素を残しながらも新しさがまるでなかったGCのコントローラはまったくもって楽しさを感じないコントローラでした。

そんなこんなで、「画質がキレイになっただけのゼルダは困るなあ」と思いながら元々はGCのみで出るはずだったトワイライトプリンセスをまっていたわけですが、Wii対応になったということで、今までにない新しさ、ハードが変わる度に生まれ変わっていたゼルダという形を取り戻せるのかな、とワクワクしていたのです。

ところが、デモムービーを見る限り、Wiiリモコンという取り除いてしまうと、新しい要素がほとんどみつからない。壁を登ったり弓矢を撃ったり釣りをしたり、それはコントローラが違えどすでに64版で体験した機能だし、デモのどの画面も「ああこれ64でやったなあ」という印象しか受けませんでした。

それでもWiiリモコンでプレイすればきっと新しいゼルダにはなるはず。それは期待するところですが、それならば逆に「時のオカリナ」をWiiリモコンでやっても同じかもしれない。ゼルダに期待するのはインターフェイスの違いではなくて、ハードとソフトのいいところを最大限に引き出しつつ、新たな感動と喜びを与えてくれる特別なゲームと信じている私には、このデモムービーを見る限り一抹の不安を覚えるのです。

もちろんデモはゲームの一部であって、実際にはWiiならではの楽しさがいっぱいつまっているはずですし、こんな不安は杞憂であってほしい。できることならば発売日当日にゼルダをゲットして、夢中でやりこみたいとワクテカして待ってます。あのデモから受けた印象がそのままで、「リモコンだから面白かった」なんていうインターフェイスに頼りっきりのゼルダではありませんように。

※「リンクの冒険」「ムジュラの仮面」およびゲームボーイシリーズなどは外伝扱いとします。ゲームボーイでも「4つの剣」なんかはGBAらしさをうまく生かしていると思うけど。






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