マクロスが現実世界に起こした「デ・カルチャー」
users他人の内容借りるだけの中身なしエントリーはあまりしない主義なのですが、読んだ瞬間に思わず感動して体が震えてしまったのでご紹介。
劇場版が待ちきれなくなったファンが日本で公開された劇場版のビデオに字幕をつけて(要するに海賊版)サークルなどで上映、それを見てみたところ・・・そこには飯島真理が歌う「本物のミンメイの姿」があったという・・・!アメリカのオタクが萌えに出会った瞬間というわけです。(笑)
ミンメイで「萌え」の衝撃を受けた、アメリカの日本アニメ史。 - HINALOG 2.0
http://www.hinalog.com/blog/2007/06/post_103.html
世間ではロボットアニメというとガンダムが金字塔ですが、私の個人的な趣味としてはマクロスの方が好み。ガンダムに比べてロボットの変形が美しいこと、「リン・ミンメイ」というアイドルを確立し、歌の要素をふんだんに盛り込んだこと、そして何より「異人との文化交流」というテーマがなんともツボなのです。
マクロスのシナリオを簡単に説明すると、部隊は戦いだけの種族であるゼントラーディ軍と人間による宇宙戦争。戦いのための種族であり、人間よりも遥かに大きな体を持つゼントラーディですが、文化というものをまったくもっていない。なので恋とか愛とかいう感情も持っていないのだけれど、人間の恋愛感情を見て、自分たちはまったくもっていない感情ながらも、なぜか不思議な興奮と感動を覚えるのです。
兵力では圧倒的に劣る人間が、自分たちの文化とリン・ミンメイの歌声で巨人たちと少しずつ交流を深め、いつしか戦闘民族だったゼントラーディも文化に目覚めていく。巨人と人間が結婚して子供をもうけたり、巨人がリン・ミンメイの歌声に惚れてファンになったり。歌を軸にして異なる文化が交流するというストーリーは、ガンダムの複雑な人間関係と心理描写に基づいたドラマとはまた違う魅力があったのです。
で、本題に戻ると、Hinalogによればアメリカでは変な吹き替えによってまともなアニメの文化が無かった。アニメだけに焦点をしぼれば、これは一種のゼントラーディ状態なわけです。
そんなアメリカに、日本のアニメが「萌え」という概念をもたらした。しかもその作品は奇しくも戦闘民族の巨人たちに文化をもたらした【マクロス」というアニメだった。まさにマクロスが現実世界でデ・カルチャーになったわけですね。そんな背景があったとはつゆしらなかっただけに、読んだ瞬間興奮で鳥肌が立ちました。おまえ、ゾワゾワだな!
ちなみにこれは前にも書いたかもしれませんが、テレビアニメのマクロスは後半ぐだぐだになるので、マクロスを見たことが無い人は劇場版「愛・覚えていますか」が最高におすすめ。ストーリーもコンパクトな上にテレビでは適当だった設定もきちんと直されているので(スーパーバルキリーとかね)、単なるロボットアニメではない感動の1作としてぜひとも薦めの一品。うわ自分でも見たくなってきた。
売り上げランキング: 1062
何度見ても新しい
何回見ても飽きない!
さらにHINALOGの別エントリーによれば、今年はマクロス25周年みたい。
しゃぶしゃぶ屋でミンメイ(笑)@マクロス25周年 - HINALOG 2.0
http://www.hinalog.com/blog/2007/06/post_102.html
今までは「マクロス以外はあたしゃ認めないよ!」とばかりに7やプラスを見てなかったんだけど、ウルトラマンメビウスが面白かったこともあり、この機にあらためて7やプラスを見てみるのもいいかなーなんて思ってます。顔のあるバルキリーのデザイン、耐えられるかなあ……。
売り上げランキング: 954
音声再収録があれば
ひとつめの言葉は…
売り上げランキング: 1028