初めてのコミケ物語
users前エントリーでご報告したとおり、行ってきましたよ真夏の祭典コミックマーケット略してコミケ。 べ、別に行きたくて行ったんじゃないんだからね! たまたま近くに用事があっただけなんだから!
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コミックマーケット公式サイト
http://www.comiket.co.jp/
という戯言はさておき、以前からコミケなるイベントには興味はあったものの、「げんしけん」読んでからますますその熱が高まっていたタイミングに、ちょうど近くで用事があったのでついでとばかりに行ってきました。忘れ物をした上に朝は目覚ましがならず、行く先々で買うジュースがすべてぬるい(コミケの時は補充が間に合わないのでぬるいのが当たり前らしいと後で知る)といろいろダメージを受けながら会場最寄駅であります国際展示場についたら、駅構内はすでに大量の人、人、人また人よ。
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そして駅を出るとさらに驚愕の光景が。会場である東京ビッグサイト入場前に大量の行列が! ディズニーランドもびっくりするほどのおびただしい人が行列をなしています。噂には聞いていたけれど、ここまでの人数とは……。
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行列見てすでに帰りたい気持ちに駆られつつ、とりあえず並ぶこと数十分で列が動きだす。階段を上る人数がとんでもないことになってます。
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とりあえずビッグサイト内へ無事に進入し、出展している知人を覗いてみることに。まずはMovable Typeのプラグインや最近ではTwitter用クライアント「Twit」でも有名ながらマンガや音楽の制作とマルチな才能を発揮されておりますCHEEBOWさんのところです。
ヒビノアワ: コミックマーケット72にサークル参加します
http://cheebow.info/chemt/archives/2007/07/72.html
しかし東ホールは向かうまでが地獄の道のり。ビッグサイトに行ったことがある人はわかるかもしれませんが、東ホールは入り口から離れているだけでなく、途中で非常に天井が低い動く歩道ゾーンがあるんですね。いつもなら動く歩道でスイスイなんですが、コミケの日は人が多すぎてすべての動く歩道が止まっており、さらに天井低いゾーンは人口密度とあいまって天然のサウナ状態。手を水に突っ込んだかというほど汗が噴出しており、呼吸もどんどんくるしくなってほんと死ぬかと思った。きっと助かったのは暑さのあまりペットボトルを胸元に差し込んでいた隣のお姉さんに萌えたおかげです。ありがとうございました。
なんとか会場に到着してみると、天井が高いこともあってこちらは通路ほど暑くはない模様。それでも十分暑いですけどね……。ビッグサイトは幕張に比べると小さめの会場なので「これだけの人数が収容できるのだろうか???」と不安でしたが、企業ブースのような大きなスペースではなく、出展者が座る部分と机だけだったので出展スペースも少なめ。おかげで通路もびっちりというほどではなく、それなりに歩き回るスペースがあったのでよかったよかった。
会場内の地図を頼りにCHEEBOWさんブースにたどり着く頃には発汗も最高潮に。軽く挨拶を交わした後、オススメCDを教えてもらって1つ目のコミケ土産ゲットです。あ、ちゃんと自腹で買ってます。
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手元にCDが無いので未聴。感想はまたこんどー。
続きまして、ある意味今回最高の楽しみかもしれないブースを目指し、地獄の通路を再度潜り抜けていざ西ホールへ。
pinkmac (Diary) - 遅ればせながら告知
http://d.hatena.ne.jp/pinkmac/20070815/1187104664
冒頭にも書きましたとおり、コミケに行く気が強まったのは「げんしけん」を読んだおかげ。そしてげんしけんの中で自分が思い出深いシーンといえばやはり笹上・荻上(×とはあえて書かないよ)だったりするわけで、なんとなくコミケで女子ブースを訪問するという行動にげんしけんを勝手に重ね合わせる妄想などを楽しんでいたという裏設定があったわけです。中の人ごめんなさい。
西ホールは入り口まで戻れば距離は近く、人ごみもそれほどではないので東ホールよりはだいぶ楽。たどりついて早々目的のブースを発見し、お客さんが途切れかけたタイミングで訪問したわけですが、「遊びに来てくださいっ」なんて言葉を真に受けてアポ無しで行ったせいかー、「どうもー」と声をかけると相手の動きが凍りつく。あれ、俺調子にのって「ザ・ワールド」発動しちゃった? なんてことを思いつつ、「ああ、これが目が点っていう状態なんだなあ」と眺めていた刹那、そのブース周辺に
「えええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
という声が鳴り響く。いやもうほんと鳴り響いた。周囲のブースの人もいっせいにこっち見てた。これはいかんとおもってこっちも
「えええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
と合わせてみたらうまく同化できたのか周囲の目が気にならなくなったよ。みなさんも誰かに心の底から驚かれたときはぜひお試しください。
そんな驚く姿に萌えながら「何で来たんですか」「いやブログに書いてあったし」的なやり取りを交わしつついざ商品の吟味へ。何かっていいかはよくわからないので、ご本人の作品と、ご本人も参加しているオムニバスな感じでもっとも装丁が豪華だったやつをおーもちかえりぃ! 知っている人だけよりも、知らない人の作品もあったほうがそこから何か広がるかなあという魂胆でありました。
070819-001341 posted by (C)カイ氏伝制作委員会
ざっくり読んでみましたが、全編に渡ってFF6しかもエドガーとティナ限定とのことで、遠い過去に1度プレイしたきりの私にはあまり記憶なくてサミシス。個人的にはもっとハァハァする展開をお願いしたい。むしろこれ読んでFF6やりたくなったなあ。6ってリメイク出てるんでしたっけ。6の記憶取り戻してからハァハァする展開をまた読んでみたいものです。
東西を攻め終わった後は一路屋上へ。屋上にはコスプレイヤーが集まる広場があって、そこで写真を撮れるらしいのであります。
しかしここもまた地獄。悪魔六騎士の地獄の1つに入れていいんじゃないかという熱射地獄。朝は曇っていてちょっと安心したのに、お昼ごろにはもう見事なぐらいの炎天下になってました。そういや前橋あたりでは最高気温の日本記録更新したそうですね。
しかし入口は一方通行でいまさら引き返せないので、とりあえず会場の中へ入ることに。人ごみ掻き分けて一通り見て回ったんですけどね、なんていうか、こう、その、あの……。
不思議亭のほうがいいなあ……。
そういやコスプレ広場じゃないですが会場の中で不思議亭の中の人を見かけた気がする。きっと公式ブログに何かしら載りそうだからその時の格好でチェックしてみよう。
全体的に何のコスプレなのかもほとんどわからず、わかったとしても(自主規制)なので特に写真も撮らず突き進んでいたところ、心をズキュゥゥゥゥゥゥン!!!と打ち抜いてきた小悪魔が!
それはコイツだ!!!!
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俺は最初からクライマックスだぜ! つーかクオリティすごいんですけど。もう本物かと思ったし。しかしやっぱり中の人は大変みたいです。
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そしてさらに歩いていくとまたしても心を動かされる逸品に出会う。
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バババババトルフィーバーロボ!
そしてコスプレ会場を後にして階段を下りる途中、中にバルイーグルらしき人も見つけて「もうちょっと回ればよかった」と後悔。ひょっとしたらレッドファルコンかもしれないけど。しかしコスプレはコスプレでもこういうコスプレばかり反応してしまう段階で、来るイベントを間違えたのかもしれない……。
とはいえ不思議なテンションといい会場の熱気といい、おもしろい体験ができました。あまりブース全体を回る余裕はなかったので、今度はもうちょい準備して行ってみたいな。もしくはブースの中でお手伝いとかしてみたいかも。無償でご奉仕しますので人手が必要な方は物は試しにお声がけくださいませ。