グルメ: 2007年10月アーカイブ
まったくもってノーチェックでしたが、モスバーガーの匠味が地味にリニューアルされていたと知り、おそまきながら食べてきましたよ。しかし人が食べてるものに釣られる度があまりにも高すぎて自分でも泣けてきます。
MOS BURGER [ メニュー: 匠味(たくみ) ]
http://www.mos.co.jp/menu/takumi/
たしか最初の匠味は発売初日に購入して食べた記憶がありますが、今の匠味はお値段さげて少しリーズナブルになっているらしい。そういや昔は14時からの限定販売だったのが、今は何時でもだいじょうぶっぽいね。
ニッポンのバーガー匠味(550円)、匠味(チーズ)(610円)...「緑モス」限定。「旧匠味」からパティ・ブレッド・ソースを一新し、他の具はオニオンスライスのみとして調理時間をかけずに手軽(安価)に常時提供できるようにと、顧客の要望に応えて改良された。肉はオーストラリアン・ビーフを使用している。別添えのしょうゆソースがついてくる。モスバーガー - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%BC
種類はチーズのありなしで2種類。せっかくですからチーズ入りでお願いすると「作り上がるまで10分」とのこと。うむ、そのあたりの作り込みは以前と変わらんね。
で、10分待って出てきた匠味を見て、あまりのかわりっぷりに衝撃。
バ、バンズがただのパンになってるよ!!! 前はいわゆるハンバーガー用のバンズだったのが、食パンを切ったようなパンに変更されています。しかもそばにはソースつき。これどうやって使うんだろうか......。
さらに開けてびっくり、なんじゃこの具の少なさは!
あとでWikipedia読んで納得ですが、ニュー匠味は肉のほかにはタマネギのみとシンプルな構成になっているようで。今まではとにかく豪華に、というイメージの匠味でしたが、ニュー匠味は一点突破というか、職人気質みたいな雰囲気を感じさせますね。
ソースの使い方がよくわからないものの、とりあえずパンを開けてチーズとタマネギの上にダバダバとたらし、おもむろにかぶりつく。
な、なにこの新食感!
バンズがパンになっただけでなく、パンがかなりしっとりしつつも軽い食感なので、今までのハンバーガーにはない味わい。前の匠味はおいしいもののやはりヘビー級の印象が否めませんでしたが、今回のニュー匠味はパンが優しい味になったぶん、全体として前よりうまく調和している気がします。
ただし、モスバーガーならではの食べにくさはニュー匠味も健在。しかも匠味は肉汁満点の豪華ハンバーグを使っているので、かぶりつくそばから肉汁がしたたりおちてしまい、貧乏人にはちょっともったいなく感じますね。さらに肉汁に加えてソースもだらだらこぼれる要因なので、ソースに関しては食べる分だけちょこまかかけていくのもいいかも。しかしそんなことを考えずただただハンバーガーに食らいつくことこそモスバーガー道という気もしますが。
バンズがパン化したことで、ハンバーガーというよりむしろミートサンドイッチなんじゃないかという気もいたしますが、パンの変更に加えて具材もオニオン一本にシンプル化したことで、今までよりも肉とパンの調和という意味では好結果を残している予感。前の匠味は1回食べたらもういいや、って気がしましたが、このニュー匠味はまた食べたくなるかもなー、と思いました。
何がいいってやっぱりパンなんだろうな。私の人生のバイブルであります美味しんぼにも、おいしい寿司を作るにはおいしいネタだけではなく、ネタに見合うシャリが重要。ネタだけおいしくてもシャリがおいしくないと、ネタもシャリも二流の寿司に負けてしまう。それはネタとシャリが調和していないからだ、というエピソードがありましたが、今回のニュー匠味もその要素を感じました。パンが今までのハンバーガーには無い食感でやわらかく、うまいこと油びっしりの肉を受け止めてくれている。定番のモスバーガーとかもあのパンで食べてみたいよなーとか思いました。
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