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「いいソフトさえあれば勝てる」という常識について一言言っておくか

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 しばらく仕事に追われてブログ放置してましたが、久々に突っ込みどころ満載すぎる記事見て目が点に。

「マリオ時代」の黄昏
「いいソフトさえあれば勝てる」という常識が変わりはじめた
(デジタルエンタメ天気予報):NBonline(日経ビジネス オンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20071225/143944/

 で、この論点となる根拠がこれ。

しかし、この「マリオ」や「ゼルダ」が、大衆に愛されるヒット作かどうか? という観点から見るならば、残念ながら失敗作といっていい。

 クリスマス商戦でマリオがかなり上昇しているというのはこの時点では見えなかったでしょうからそこはそっとしておいてあげましょう。つうか本来クリスマス商戦も見ないでマリオを判断している時点でアレではありますが、まあそこはほうっておいても突っ込みどころてんこ盛りですからね。

 で、マリオが実際には売れているという指摘はさておき、例に挙げたマリオとゼルダを「いいソフト」だけでくくってるのが視野が狭すぎる。もちろん両方ともいいソフトだとは思うけど、どっちも3Dアクションゲームという「酔いゲー」であって、そもそもプレイする人を選ぶジャンルなんだからそこまで売れないのはしょうがない。おそらく前シリーズとの売上比較しているんでしょうが、賛否両論あるGC時代の「マリオサンシャイン」「風のタクト」は別として、売れまくった64の「時のオカリナ」は本体発売から2年も経っているわけでハードの普及数も違うでしょ。なんだかんだスーパーマリオギャラクシーも100万本見えるところまできているし。

 さらにこんなメッセージも。

他の大作ゲームのシリーズ続編も同様です。それらは以前ほど売れなくなっている。

 いや、ドラクエIVが単なるリメイクでボリボリ売れてるんですけど......。リメイクは続編扱いじゃないってこと? ついでにいうとマリオでもニュースーパーマリオはメチャメチャ売れてるし、ポケモンだって相変わらずの破壊力。ここに関しては具体例が出てこないけど、何のソフトを思っての発言なんだろうか......。

 この記事は2ページあって、2ページ目も読んだんだけど今日見たらもう会員登録しないと見られなくなっているのでそこへの言及はスルーします。いちいち会員登録しなきゃ見られないってすげーWeb 2.0だなしかし。

 全体的にいいたいことはわからんでもなくて、単にシリーズを積み重ねるだけで売れる時代は終わったよね、もしくはユーザーに好まれるゲームの嗜好が変化しているよね、ってことだと思いますが、でもそんなのは今にはじまったこっちゃない。それよりなにより、シリーズでは売れないとか人気ジャンルが変わったということを「いいソフトでは売れない」なんてのは論理のすり替えすぎるというか、ゲーム作ってる人たちに失礼すぎやしないか?

 ほんとは2ページ目もつっこみどころたっぷりだったんですが、重ね重ね会員登録しないと見られないものに言及する気はないので放置しますが、ユーザーの嗜好の移り変わりこそあれど、結局は「いいソフト」がないと勝てないと思いますよ。PSPがなぜあれだけブレイクしたのかはモンハンのおかげであって、Wiiが売れたのはコンセプトはもちろんWii Sportsがよかったからで、ニンテンドーDSが売れたのはnintendogsや脳トレのおかげなんですから。これらのソフトを「いいソフトでない」と言い切れるならもう何もいいませんけどね。

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コメント(2)

そうではなくて :

いわゆるこれまでの「いいソフト」ではだめで
wii sportsやwii fitのような
ユーザー体験をゲームと融合させるような
ゲームがこれから流行っていくだろう
という話ではないでしょうか?
もちろんこれまでも、
そういうゲームが売れる要素はあったわけですが
これからは、よりそれが顕著になると。

マリオやゼルダや他のソフトも
wii sportsに比べると売れていないという意味でしょう。

通りすがり :

僕も会員登録までして2ページ目を読む気はありませんが。

>ユーザー体験を?という話ではないでしょうか?
なるほど、2ページ目にはそんなことが書いてあるんですね。1ページ目にはそんなこと書いてありませんし。

それと、wii fitが「これからのソフト」という具体例として書かれているとすると、wii fitは他の「これまでのソフト」より必ず売れるという予測まで立てているなんてだいたんな記事です。(これもきっと2ページ目に書いてあるに違いない。)

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