FF12中盤感想システム編
usersストーリー編とか偉そうなこと書いておきながらフレッシュリーダーのライセンス取得に夢中になり忘れていたFF12の感想ですが、巨匠みらの先生のレビューに感銘を受けましたので続きを書くことにします。
あれから少々時間が進み、25時間ほどプレイ続けてますがシナリオへの興味は変化なし。主人公のヴァンとパンネロがあまりにも薄いんだよなぁ。バッシュにしたって裏切りと思われていたのが実は双子の兄とかいうベタベタなオチであり、アーシェ以外は旅に関してまともな動機付けがないわけで。フランとバルフレアに関してはまだまだ裏設定ありそうなヨカーンですけどね。
で、本題の戦闘システムですが、敵との戦いがフィールド上でそのまま行なわれ、戦闘のたびいちいち画面が切り替わらないシステム自体はかなり楽しいし、新しいシステムを取り込んでいくのもFFの醍醐味なので、この戦闘システムへの評価はかなり高いです。レベル上げもドラクエとかだとかなりうっとうしいですが、FF12は割とレベル上げも楽しめる。
ただ、ちょいと残念なのはせっかくの戦闘システムをより活かすための細かな配慮があまりなされていないのね。例えばキャラクターの状態変化が確認しずらく、モルボルあたりにまとめて状態変化攻撃くらうと、ステータス表示の変更が速すぎて自分がどういうステータスなのかもわからない。視点が合ってないと敵にどれくらいダメージ与えたのかもわからないし、レベルアップ表示も次に攻撃が待ってるとあっと言う間にかき消される。結果として自分のキャラがどういう状態にあるのか、HP以外はまともに把握できず、いきおい戦闘になりがちなんですよねぇ。
レベルアップは画面下に出すとか、状態変化はアイコンで常に表示するとか、そういうキャラクター情報がもっと確認しやすければより戦闘にのめり込めたのになぁと残念な部分ですはい。とはいえあまりにも新しい戦闘システムでそこまで手が回らなかったというのもあるんでしょうが、画竜点睛を欠く感じがいたします。
今回のキャラクター成長システムであるライセンスもひねり足りない感じ。基本はFF10のスフィア盤をベースにして、パネルをめくっていってキャラを成長させる感じですが、どのパネルにどのステータスがあるか事前にはわからない。ここまではいいんですが、ライセンスは戦闘してないキャラにも貯まるから、控えキャラで開けたいとこガンガン開けまくって配置を確認してからリセットすれば結局どこに何があるかわかっちゃう。そんなリセットごときで先が見えちゃう盤面だったら最初から全オープンでよくね? とか思っちゃいます。
とかいいつつもプレイが続いている時点で、なんだかんだいっても気に入ってはいるんですよね、FF12。やっぱりクリアしないとちゃんとした評価はくだせないし、うだうだ戦闘するのも楽しいのでまだまだがんばって冒険したいと思います。