宮崎駿が手がけたルパン三世の名作がネットで初登場
usersgooがアニメ「ルパン三世」のネット配信始めました。
ルパン三世 THEATER
http://anime.goo.ne.jp/special/lupin-3rd/
おおついにルパン三世がネットに! と思いつつ、実は地味ながら旧東京ムービー のトムス・エンタテインメントが日本初だったりします。
ルパン三世THEATER
http://www.lupin-3rd.net/theater/
gooも基本はトムスのサイトからコンテンツ共有を受けている感じなので、すべての大元はトムスなんでしょう。
そしてここからが本題。トムスのサービスインはgooより半年以上も早く、2005年10月から配信を開始しています。緑ジャケットの1stシリーズは23話ですが、赤ジャケットの2ndシリーズは155話という大作であり、トムスのサイトでは地道に話数の追加が行なわれてきたのですが、ようやく2ndシリーズも9月1日に第144話から第155話(最終話)の配信が始まるのです。
賢明なアニオタの方はもうお気づきでしょう、というかタイトルでネタバレですが。144話から155話と言えば、あの名作と誉れ高い第145話「死の翼アルバトロス」と、第155話「さらば愛しきルパンよ」が含まれるわけですよ。トムスで流れるということは、きっとネットでの配信もこれが初めてということに。
ルパン三世 2nd series 第144話?第155話
http://www.lupin-3rd.net/theater/lineup/new_lupin/index12.html
どちらも共通点は、宮崎駿監督作品ということですが、作品の雰囲気は好対照。「死の翼アルバトロス」は大型旅客機アルバトロスを舞台とした、いかにもルパンらしいドタバタアクションです。かたや「さらば愛しきルパンよ」は最終回ということもありますが全体的に落ち着いた空気。しかし一番の特徴は、ラピュタに出てくるロボットが「ラムダ」という名前で登場し、ヒロインも映画「カリオストロの城」でクラリスを演じた島本須美という、宮崎駿映画好きには気になるアナザーストーリー。
ちなみに両作品ともWikipediaに解説があるあたり、どれだけファンに愛されているかがつかめるかもしれません。ネタバレもあるので読む人は気を付けてね。
さらば愛しきルパンよ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%95%E3%82%89%E3%81%B0%E6%84%9B%E3%81%97%E3%81%8D%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%B3%E3%82%88死の翼アルバトロス - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E3%81%AE%E7%BF%BC%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%B9
かつて我が家にはこの2作だけを収めたビデオもあったくらい、ルパンシリーズの中では特別な作品ですが、どうもDVDではルパンシリーズとしてはあっても、この2作を収めたDVDってのはないみたい。あったとしてもレンタルビデオで気軽に借りられるほどの数もなさそうだし。
しかしネットなら気軽に好きな話だけ見られる。残念ながらgooは数話のパック料金、トムスは月額料金制なので「1話ごと」見られるわけではないですが、それでも500円出せば十分2作品を楽しめます。ただ、gooはまだ配信が始まったばかりなので、9月1日から見られるのはトムスしかないかな。
「最近の宮崎駿はあまり好きでない」という人、この2作にはカリオストロやナウシカ、ラピュタの頃の宮崎ワールドが惜しみもなく展開されています。ゲド戦記でガッカリした人のお口直しにもいいかもですよ。
ちなみにDVDで見たい人は以下に収録されている模様。25、26で2枚借りれば両方見られるようです。
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