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「R-1ぐらんぷり2007」準決勝見てきました

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 今年もまたR-1ぐらんぷりの準決勝行ってきました。これで3回目の準決勝観覧です。

R-1ぐらんぷり2007
http://www.r-1gp.com/

「落語」から頭文字を取ったM-1のスピンアウト企画ですが、R-1に関してはルール無用であり、話芸でおもしろければよし。芸暦も関係なしとかなり何でもあり感が漂うお笑いイベントになってます。M-1が「漫才」に限定されるため、たくさんの芸人見るとパターン一緒で飽きてしまいそうだけど、ピン芸人はトークやキャラ芸、ダジャレなどパターンが豊富で見るものを飽きさせません。

 とはいえ、決勝まで残るクラスのお笑い芸人だと、テレビで有る程度みたことがある人ばかりで新鮮味がない。準決勝だと1回戦、2回戦は勝ち抜いてきていてそれなりに実力のある芸人を何十人と見ることができるので、すごくパフォーマンスの高いイベントだと思います。

 で、去年もやったお笑い芸人の感想を今回も。いつのまにかブログやって1年立ってるんだなー。早いものです。ちなみに今年のMCははりけーんずで、出場芸人は33人でした。去年は33人だったからちょいと少ない感じですが、応募者総数は過去最高だったらしいです。

カイ氏伝: R-1見てきたよ
http://blogging.from.tv/archives/000015.html
◆第1グループ

浜ロン(プライム)
Pricelessネタ。小学生が○○する確率、オカンの天然度、お金がないときご飯のおかずになる度合いなどなど。トップバッターにしてはそこそこ沸かせていた気がしたけれど、全体的に会場の反応は良かった気がする。最後に「ボクの事務所は、プライムです」。

にしおかすみこ(ワタナベエンターテインメント)
SM嬢の格好で登場し、冒頭から押尾語録を1つ披露(参考。そして友達の結婚式でSM嬢の格好でやったネタの話。かなりウケてたけど会場と一体となってたからというか、ネタというにはキビシイね。でも全体でもトップクラスに笑った1人。

ポテト少年団菊池(吉本興業 東京)
受験生が受験で学んだことが社会に出て役に立たないと嘆く。「野菜は甘みがあると美味しいのにチョコは甘みがないとおいしいのはなぜ!」とか。あるある系ですかね。

やまもとまさみ(マセキ芸能社)
修学旅行の先生が、起きたら顔にいたずらがきされていた。そのいたずらがきがネタのすべて。最初にいたずら書きされまくった顔で登場して、それが修学旅行だということが判明したときにはかなりの爆笑だったけど、最初から最後までいたずら書きしかなかったのはちょっと飽きちゃったかな。

柳原加奈子(太田プロダクション)
変に横文字を使いたがるラジオのDJ。女性のお笑い芸人はとかくブスとかデブとか自虐ネタを使いたがるんだけど、まさにそんな感じのデブネタ。

川村エミコ(ホリプロ)
和服で登場。「死ねばいいのに!」といいながら友達や芸能人のむかつく名前をあげ、「こうしてやりたい!」という方法を叫ぶ。流れはよくあるんだけど、「こうしてくれる!」みたいなアイディアが奇想天外すぎてかなり面白かった。かなりいいキャラしてます。
◆第2グループ

サワー沢口(太田プロダクション)
伝わらないものまね。吉川晃司の細かい芸マネとかね。途中に挟んだ「ゼルダの伝説のブーメラン」「ゼルダの伝説で敵に当たって戻ってくるブーメラン」は、芸能モノマネばかりの中に突然でてきてタイミングよくツボにはまった。

桜井ちひろ(ケイダッシュステージ)
ハイジの格好で登場し、のび太やピョン吉などのモノマネ。声が声優並みにすごくてそっちばっかりが目立ってしまった感じ。ただ、ハイジのロッテンマイヤー夫人から市原悦子へのコンボはお見事でした。「だんなさま! だんなさま! あ、死んでる」。

ピース:又吉(吉本興業 東京)
本屋の店員で変な本を紹介。桃太郎を育てたおばあさんが書いた日本最古の暴露本とか。着眼点は結構面白いのと、オタクっぽく見せるヒキ笑いが見事すぎてツボにはいった。

タートル比嘉(吉本興業 東京)
ウエスタン一発ギャグ。「俺のギャグは百発百中。なぜなら笑わない奴は撃ち殺してきたから」。で予想通りつまらないんだけど、ギャグの合間に見せる突拍子もない行動のほうが面白かった。特に何の前触れもなく「万俵鉄平の妻です!」と叫んだのは今回一番笑ったかも。なぜそこでハセキョーを思いついたのかが知りたい。

佐久間一行(吉本興業 東京)
鉄板の脱獄ネタ。自分は知ってるネタなんだけどさっくんのリアクションみるとつい笑っちゃう。会場の反応もよかったんじゃないかな。
◆第3グループ

ジャリズム渡辺あつむ(吉本興業 東京)
セーラー服にオムツというムチャクチャな格好で登場し会場は困惑。そしてそのコスプレがドナルドダックのコスプレとわかったところで大爆笑。ただ、そのあとがすべてリアルなもののコスプレネタが続いて飽きちゃったかも。最後のオチ見えちゃったしね。

ダイノジおおち(吉本興業 東京)
ご存じエアギター世界一。最初にエアギターを披露してから、「エア○○」でネタを続ける。でもそれってただのパントマイム? 笑いとしては微妙だった。

いとうあさこ
倖田來未の格好をしてダジャレをいう「うまいことライブ」。もっとも受けたのが「私、四捨五入すると40!」というのはちょっとせつない。いとうあさこは合間に見せる観客いじりが好きなので、トークとかのほうがうまいんじゃないだろうか。

井上マー(吉本興業 東京)
初めて見た尾崎以外のネタ。クリスマスにネズミーランドのジャングルクルーズの案内役をやるも、カップルばかりでまったく話を聞いてくれず次第に切れ始める。今までの尾崎ネタとはまったく違う普通のネタなんだけどかなり完成度高かったと思う。ああいう演技系もできるのねえと感心しました。

ウメ(ソニーミュージックアーティスツ)
紙芝居「悪モノ」。同じ紙芝居を使っていくつものネタを披露。今回は逆回転バージョンがあたらしかったけど、紙芝居のコマでまったく意味をなしていないものもあって、前にみたやつのほうがクオリティが高かったかな。まったく同じ紙芝居使うのなら、それぞれが別の意味でキレイに解釈できないと「おー!」とはならなそう。ちなみに音楽系の事務所なのね。歌うまそうだ。

あべこうじ
ひさしぶりにはいたズボンの話。いつものあべこうじ流というか、なんでもない話がいつのまにかつながっていって、という世界。去年のソーセージの話に似ているかな。実力はわかるんだけど笑えなくなってきた気がする、以前より。
◆第4グループ

大輪教授(ケイダッシュステージ)
いつもの素因数分解。だけど最後のまとめが美しく、笑いというより「おおー!」って感じだった。そしていつもの通り「うんこちゃん」が激しく受けていた。オープニングに見せた小ネタも結構ツボ。

COWCOW山田よし(吉本興業 東京)
やりすぎコージーで鉄板認定を受けた「北の国から」ネタ。中身はちょこっと新しくなっているけど基本はいつも通り。

岸学(ケイダッシュステージ)
前回決勝進出の岸学は、今回はのぞきしたい中学生のキャラ。ああいう振り切れたキャラがすごくうまい。つか、どきどきキャンプのキャラをそのままピンにもってきただけな気がする。

くじら(オフィスインディーズ)
微妙なモノマネの魚釣り名人。今年も同じというかこれしか芸はないのかな? あれは本当に実在する魚釣り名人なんだろうか。

ライセンス藤原(吉本興業 東京)がさつなインタビュー。芸能人に失礼な質問をし、「○○さんでしたー」とその芸能人を明かす。オチが見えすぎかつ付いているところがワンパターンで笑えなかった。毎年藤原は笑えないんだなあ、なんか微妙にダークというか、イヤな奴的なつっこみとでもいうか。

博多大吉(吉本興業 東京)
遅刻してこの位置に登場した大吉は、「あいだはなを」先生の書いた詩ネタ。相方の華丸のことなんでしょうね。田舎モノが東京に出て悩むこととか、身近なネタをあいだみつを風に語る。ゲームネタが多く、会場の世代には結構それがヒットしていた模様。
◆第5グループ

シャカ大熊(ワタナベエンターテインメント)
自動車学校で車の恐ろしさを教えるネタ。大熊の高いテンション芸は観客によって受け入れられるかどうか左右されますなあ。今回はあまり受けていなかった気がする。

末高斗夢(ホリプロコム)
自動車ショー歌にあわせた替え歌でいつものダジャレ。末高斗夢はいつもどおりが一番なのであのまま突っ走ってください。

冷蔵庫マン(ワハハ本舗)
末高斗夢に続き「連続でダジャレだぜ!」と登場。冷蔵庫の被り物で登場し、つまらないダジャレを叫び「冷え冷え冷え、冷えちゃった!」と叫びまくる。いとうあさこが四捨五入で40なら、冷蔵庫マンは四捨五入で50らしい。しかし2年連続でルミネまで来るとは思わなかったなあ。

あれきさんだーおりょう(ワタナベエンターテインメント)
「おっとっこーまえー」ではなくワラ人形のネタのほう。男前ネタのほうが鉄板だと思うし、まだ全国区で有名になるほどではない存在なので、ワラ人形より男前でいってほしかった。あれネタ知っててもついつい笑っちゃうしね。

長州小力(西口エンタテインメント)
軽いトークに小ネタ2本、そしていつもの「アブラハムの子」。なんかこなれた感じでネタをポンポンこなしている印象だったけど、MCのはりけーんずによれば「本番直前まで練習しまくっていた」らしい。
◆第6グループ

鮪男(アマチュア)
弁当をSM風に食べる。「まずはおかずからだ」「そろそろご飯を食べさせてください……」みたいな。視点は面白いんだけど笑うところが無かった。

南野やじ(フリー)
いつものお経ネタは封印。選挙の演説のようなスタイルで、自分がいかにダメ人間かを語りまくる。確かにあのお経ネタでは大ブレイクは難しいけど、あの自虐ネタもちょっと引いてしまうというか、センスはあるのでもうちょい前向きなネタで勝負してもいいのではないかと思う。大阪準決勝進出ながら東京会場に変更した芸人の1人ですな。てか、南野やじって吉本所属しなかったっけ?

名刀長塚(大川興業)
卒業式ネタ。望月さんに呼び出されて期待するも……みたいないつものネタ。そろそろリップスティックのピットインは見飽きた感がありますな。とはいえネタは鉄板なので安心して見られました。

ザブングル加藤(ワタナベエンターテインメント)
「くやしいです」ネタ。聞いたことある話ばっかりだったけど、割と会場にはハマってた気がする。

バカリズム(マセキ芸能社)
仮面をかぶった教師。なんでもアルファベットでイニシャルトーク。「O田N長」みたいな。それが変な日本語になって面白いというパターン。相変わらず玄人好みのテクニック重視ネタですな。

2月18日に開催&テレビ放映される決勝への進出者は8人で、大阪でも準決勝を開催していることからざっくり東京の進出枠は4人。といっても合計で8人だから東京5、大阪3とかその逆もありますが、とりあえず12日正午の発表に向けて軽く予想。

前回も会場の反応よりある程度実力や知名度を考慮した選考がなされていたっぽいので、その流れで行くとバカリズムはガチかな。井上マーも尾崎ネタではないながら完成度高いネタだったので評価されるのでは。

あとは長州小力、あべこうじ、岸学、大輪教授、佐久間一行あたりから選ばれるとして、あべこうじと岸学ではあまりに前回と同じすぎるから、ここは大輪教授を選んでおくと少し新しさが出せるかな。あの素因数分解ネタは十分全国でも通用すると思うし。トークのうまさではあべこうじかもしれませんが、最近はトークの技巧が前面に出すぎていてうまさではどうよ? という感があるので、ここは岸学にしておく。小力はもう有名すぎるからいいかな? ぎゃくにさっくんは旬を逃した感がある。

で、当てに行く予想でバカリズム、井上マー、大輪教授、岸学でひとつ。岸学はあべこうじの可能性もあるかな、くらいでね。実際には「万俵鉄平の妻です!」が会場で一番笑った瞬間だったんですがまあそれは空気もともにできるイベントならではの特権ということで。

ちなみに出場者の写真はこんな感じ。冷蔵庫マンのしょぼさは一見の価値ありですよ。

KTV [R-1ぐらんぷり2007 The Freestyle "WAGEI" Bout]
http://www.ktv.co.jp/r-1/performer.html





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