Windows Media Player 11でWi-Fiオーディオ「WA1」を使う方法
users先日アップしたWi-Fiオーディオ「WA1」のサーバーソフト比較。DLNAやWindows Media Connectでのアクセスはうまくいっていたものの、説明書に書いてあった「Windows Media Player 11」でのアクセスだけが謎のままでした。
説明書に書かれた設定方法のみならず、Windows Media Player 11の設定画面のどこをみても、ネットワーク共有に関する機能が見つからず、「ひょっとして幻の機能?」とか思ってたんですが、このレビューにはちゃんとWindows Media Player 11での接続が紹介されていました。
WMP11にはネットワーク上のPC間で音楽データを共有するための機能が標準搭載されているが、これを有効にすることで、VGF-W1からサーバーとしてPCを認識できる。
清水理史の「イニシャルB」
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/shimizu/16974.html
やっぱりその機能あるのか! と、改めていろいろ調べてみたところ、驚愕の事実が判明したのです。詳細は以下の2つの画面をご覧ください。
左のオプション画面に比べて、右のオプション画面には「共有の構成」の設定画面が! この2つ、いったい何が違うのかというと、左はWindows Media Player 11のベータ版、そして右は1月30日のWindows Vista正式発売と同時に公開された、Windows XP用のWindows Media Player 11正式版なのです。
Wi-Fiオーディオ「WA1」の発売は2月17日。だからマニュアルも正式版に合わせていたんでしょう。逆にモニター提供を受けた時点では日本語の正式版は公開されていなかったので、そりゃ逆立ちしても設定できないわけですよ。
と、謎が解けたところで設定の詳細に。オプションの「ライブラリ」「共有の構成」から設定画面を開き、「メディアの共有」にチェックを入れると、Windows Media Player 11での共有が可能になります。
で、共有にチェックを入れて待っていると、「Windows Media Connectを使って共有を設定しますか?」というダイアログが。なるほどWindows Media Player 11でもWindows Media Connectを使うんですね。先日PCのOSを再インストールしてから、Windows Media Connectがダウンロードできなくなって困っていたんですが、要は「これからはWindows Media Player 11を使ってね」ってことのようです。
家中でデジタル メディアを楽しむために、各部屋にコンピュータを設置する必要はありません。Xbox 360 や デジタル メディア レシーバ (DMR) などのネットワーク デジタル メディア プレーヤーがあれば、Windows Media Connect を使用して、音楽、映画、あるいは写真さえもコンピュータからホーム ネットワークのどこへでもストリームできます。
この同じ機能が、このたび Windows Media Player 11 に組み込まれました。Windows Media Player 11 のメディア共有機能では、接続されたすべてのデバイスが 1 か所から管理でき、アクセス許可の設定や新しいデバイスの承認がネットワーク上で行えます。
Microsoft Windows Media:Windows Media Connect 2.0
http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/devices/wmconnect/default.aspx
同じ機能がベースになっているわけですから、Windows Media Player 11での接続はWindows Media Connectと大きな違いはありません。Windows Media Player形式のプレイリストや、Windows Media DRM対応の有料楽曲は再生できるけど、NASに保存されたファイルはアクセスできないのも一緒。Windows Media Connectそのものがいきなりダウンロードできなくなったことを考えると、この機能そのものがWindows Media Playerに統合されるのかもしれませんね。
しかしそれにしてもマイクロソフト、いきなりWindows Media Connectのファイルだけ削除するっていうのはなあ……。今では紹介ページも消えたようですが、Vistaで大変なのはわかるものの、せめて「もうファイルは配布していません」みたいな説明も欲しいと思いました。