R-1ぐらんぷり2007決勝メンバーにひとこと
users今年のR-1グランプリファイナリストが発表されました。
「R-1ぐらんぷり2007」決勝進出8組が以下の通り、決定しました。
ウメ(ソニーミュージックアーティスツ)
大輪教授(ケイダッシュステージ)
徳井義実(吉本興業 大阪)
土肥ポン太(吉本興業 大阪)
友近(吉本興業 東京)
なだぎ武(吉本興業 大阪)
バカリズム(マセキ芸能社)
やまもとまさみ(マセキ芸能社)
R-1ぐらんぷり2007 - トップページ
http://www.r-1gp.com/
前のエントリーでいうと、大輪教授とバカリズムが当たってたものの、ウメとやまもとまさみが予想外の存在。というか、自分の中で面白い順ではなく、あくまで「いかにも決勝に選ばれそうなメンバー」で予想していたのに、その上を行かれましたよ。悪い意味で。
東京メンバーに関しては、バカリズムはかなり玄人好みな芸ではあるものの、会場で爆笑が起きていたかというと正直微妙。ウメにいたっては同じ紙芝居を使って別のストーリーをつむぐという斬新さはあるものの、その斬新さを除くと笑いの要素ってほとんどないんだよなあ。
関西勢はさらに顕著というか、友近が今年も決勝進出。もういいよ、決勝の一枠は友近で残り七枠を争うってので。どんな実力者でも3年連続決勝進出なんて偉業を達成していないというのに、なんだろうこの特別扱いっぷりは。
さらにさらに、ザ・プラン9勢のうち残ったのがなだぎ武というのもなあ。ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、なだぎ武は友近と熱愛報道のあったお笑い芸人です。もうそれ以上説明の必要なしだな。
R-1決勝進出が審査員による審査であって、会場の要素は一切含まれていないというのはもちろんなんですが、なんだかこう、露骨にテレビ受けというか、「この芸人に賞をあげたい」みたいなのが感じられるのがなあ。そう感じられるのは決して私だけではないようで、Wikipediaにもこんな記述があります。
M-1は漫才の再興という点では一定の成功を収めているものの優勝者のほとんどがTVタレントとしてブレイクしきれていないという反省から、R-1の本選進出者はネタと芸の質よりも華、インパクトを重視した選出になっていることから予選の審査に対してはコアなお笑いファンから毎年多くの批判の声が向けられている。
R-1ぐらんぷり - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/R-1%E3%81%90%E3%82%89%E3%82%93%E3%81%B7%E3%82%8A
自分がコアなお笑いとは思わないけど、とりあえず決勝進出者に関して準決勝を観覧した1人としては、会場の反応とは違う何かの基準で選ばれていることは確かなのではないか、と思います。
まあ、こういう選ばれ方は初めて見に行った準決勝の頃から感じていたのでいまさらなんですけどね。むしろ、だからこそそういうった要素の影響なく、それでいて2回の審査をくぐりぬけた実力のある芸人を30組まとめて見られるという点で準決勝が魅力的なのであります。
とりあえず決勝には、会場できちんと笑いも取れていた大輪教授にがんばってほしい。準決勝が見られなかった関西勢では、M-1で優勝を決めたチュートリアルの徳井が見ものですかね。もともとチュートリアルも徳井1人でしゃべくりたおしているようなもんだし。