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そろそろTwitterについて語っておくか

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 個人的にはまだまだ内輪盛り上がりで「ブレイク」とまでは言っていない気がするTwitterですが、なんだかついにデジタルARENAにまで載っちゃったみたいです。しかもブログ合宿の名前まで! ブログじゃなく会社として運営している商用ニュースにブログ合宿が載る日が来るとはねー。実際には盛り上がったきっかけとしてブログ合宿のあとにもう一段階ある気がしますがそれはそれ。

「Twitter」がブレークした直接的なきっかけは、ブログ「ネタフル」のエントリー「[N] ブログ合宿2007“春の陣”まとめ」にある“ブログ合宿”だったようだ。このブログ合宿で、「百式」の田口さんが日本のブログカルチャーのキーパーソンたちに「Twitter」の利用を呼びかけたらしい。

いつでも友だちとつながっていたい、だからTwitter(トゥイッター) / デジタルARENA
http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20070417/121645/

 ただし、ここ最近のWeb周りは話題先行というか、ブログとSNSがみんなが予想した以上に盛り上がったおかげで、ちょっとした盛り上がりでも「とりあえず乗っとけ」的なふいんき(なぜか変換(ryが蔓延している気がする。

 Second Lifeなんてその真骨頂で、オンラインゲームやったことないひとがSecond Lifeですげーすげー騒いでもなーと思っちゃいます。もちろんSecond Lifeにはオンラインゲームとは違う魅力もあるんだけど、まったく体験してない人がSecond Lifeのオンラインゲーム的要素だけですげーすげー言っている気がしないでもない今日この頃。

 で、くだんのTwitterですが、前のエントリーでも書いたとおり、Twitterがごく一部で流行している最大の要因は「友達がいるから」に尽きると思います。mixiとGREEが成否を決めた要因も、振り返ってみれば「日記」「足跡」とかいう細かい要素はありつつ、結局は「どちらを友達が使っているか」にかかっていたのではないかと。

 しかしながら、そうした「友達が使う」ことには何か理由があるはずで、前述のmixiでいうならそれが日記や足あとだったかもしれないし、ひょっとしたらあの明るいデザインだったかもしれない。Twitterを使っているのは本当にごく一部で、これをさして「ブレイク」とはまだ言えない気がするけれど、何かしらそういう先端層のユーザーをひきつける要素はあるかもね、というのがここ最近まで使い続けた感想です。

 ではその自分が感じた要素はどのあたりか、というのを最近流行の「徳力スタイル」にしたがって3つの要素でまとめてみるよ! 長文いきます!(← あきやん風)

・その1:コミュニケーションが一方通行

 ここが一番大事な気がしますが、Twitterの基本は「今自分が何をしているか」を書くだけ。していることでなくて、なんとなく頭に思いついたことを1行入力してもいいし、面白いURLを貼り付けたっていい。Skypeに用意されたムードメッセージ、まさにあれのイメージです。

 mixiの場合、コメント欄が用意されている時点でシステム的に双方向を意識させられてしまうのね。だからこそネタとはいえ「読み逃げ」という概念に多くが反応してしまうわけで、コメントつかないと寂しいなんて気分が芽生えてしまう。

 そこへいくとTwitterは基本的に一方通行で、言いたいことだけ言っていればOK。返事をしたい人は「@」を使えばできるけれど、それは「どうしても返事がしたいから」であって、発言者が返事を求めているものではない。何かを書くことに関してはmixiよりもブログよりも敷居が低いです。


・その2:プレゼンスを伝えるサービス

 その1にも通じるんですが、日記だと何を書くか考えなきゃいけないのに対して、「今何をしているか」というプレゼンスってすごく書きやすい。書くことが「何をしている」「何を考えている」に限定されていることで、より直感的に勢いでメッセージ送信できている気がします。

 Google Talkに連携ができたことで、一時期メッセージがグループチャットのやり取りみたいに壮絶なほど更新されていたこともありました。もちろんサービスをどう使うかというのはユーザーの自由で、日本人はコミュニケーションサービス的に使う傾向があるのねという興味深い体験もできましたが(海外でも最初はそうだったのかもしれないけれど)、なんとなく「こういう使い方じゃないよな、このサービスの魅力は」という気がしていた。今はだいぶ沈静化して、使い方も当初の通り「今何をしている」の方向に固まってきた気がします。やっぱりTwitterに魅力を感じるなら自然とそこに行き着くのかなと思った次第。

・その3:参入障壁が低い

 ここがSecond Lifeと大きな差がつくところだと思うけれど、Twitterは友達に呼ばれたらユーザーID登録するだけで参加できる。まあ英語なので難しい部分もあれど、今流行している人たちはそういう英語のサービスでもくらいつく層だと思うのでそこはまだ大丈夫そう。Second Lifeはせっかく面白くてもクライアントソフトがせっかくのネットワーク外部性を分断している気がしてもったいない限りです。


 と、いいところはありつつも、少なくとも日本においてはPCからしか使えず、Google Talk連携もここのところ調子が悪いし、公式に携帯電話からは使えないしでサービスとしては厳しい気もする。そもそも英語だと一般層まで届かないしね。曲がりなりにも日本でTwitterを使う人が増えているのは、CHEEBOWさんの「Twit」や、携帯電話から使える「twitterMobile」みたいな関連ソフトを作る人たちのおかげでしょうね。

 日本できちんと流行につなげるには、プレゼンスサービスなだけにまずは携帯電話の対応。それもログイン型でなく、メールで投稿できるのがいいですね。あとは画像を1枚だけ添付できると、お店での食事やイベントなどのプレゼンスが盛り上がる。

 さらに最近はGPS携帯が増えているから、そこに位置情報が加わっても面白そう。twitter自体はやはり海外初のサービスであるだけに、そのうち飽きられてしまいそうな気がしないでもないですが、コンセプトはかなり面白いだけに、うまいことこれを生かした日本のサービスを期待したいところです。






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