DSゼルダ「夢幻の砂時計」クリア
users通勤途中にぼちぼちやってたら2週間でひとまずクリア。単に通勤時間長いだけじゃね? どんだけ田舎に住んでるんだという話はひとまず置いておくとしまして。
ゼルダの伝説 夢幻の砂時計 |
ハードがDSだったこともあってか、難易度は結構低め。途中何回か詰まることはあったけど、攻略サイトとかは特に必要なくクリアできました。謎も基本的にはそのフロアだけで解決できるものが多くて、2Dゼルダの代表作である「神々のトライフォース」であった、上のフロアのブロックを落っことして下のフロアで使う、みたいな、ダンジョン全体をうまく融合した謎ってのはなかったかなあ。詰まったとしてもその周辺で解決できるような謎が多かった気がします。
ボリュームも全体的に少なめで、ダンジョンもあまり長くはない。家でじっくりプレイするトワイライト・プリンセスに比べると、移動中でも楽しめるDS用という意味ではこのくらいがいいのかもしれませんね。あまりダンジョンが長過ぎて何度も中断すると謎も忘れちゃうし。そのぶんゼルダシリーズおなじみのミニゲームがあるからそこで楽しめるかな。
タッチペンは前回のエントリでも触れたように、すごくうまくゼルダの仕組みとなじんでいて面白い。ブーメランや弓矢なんかは、まさに撃っている気がして楽しいし、「タッチペンだとやだなあ」というプレイ前の印象はふきとびました。
全体的に完成度は高いんだけど、唯一といってもいい不満は、やはり「海王の神殿」。ここは周りでプレイしている人も口々にこぼすほど、今回のゼルダの壁になっている気がします。
海王の神殿というのは今回のゼルダの中心ともなるダンジョンで、最初は一定の階層までしか進めないけれど、アイテムを手に入れていくとどんどん下までいけるようになる。そしてその先に進まないと、次のダンジョンや島へ向かうためのアイテムも手に入らないので、何度も同じダンジョンを進まなければいけないことになります。
もちろんまったく同じルートじゃなくて、次にきたときには前回持ってなかったアイテムを使うことでショートカットできるようになってるんだけど、何度も同じダンジョンを強制させられるのは正直しんどい。しかも単なる攻略だけではなく、時間制限もあるから精神的にしんどい。
それに輪をかけるのが海王の神殿名物の「ファントム」。ファントムは初期装備では絶対倒せないキャラで、しかも攻撃を受けるとダンジョンの制限時間まで減らされてしまうから、見つからないように隠れて進まなければいけない。ゼルダシリーズとしては定番の仕組みではあるものの、地下十数回にわたるダンジョンをびくびくしながら進むのが何とも疲れた。
結局時間制限が厳しいので、宝箱を開けてダンジョンのメモを地図に書いてはいったんだ出して、また同じダンジョンの最短ルートを探して……という繰り返し。時間制限もファントムもいい仕組みだとは思うんだけども、それが重なりすぎて正直ダンジョン攻略に疲れを感じたのも正直なところ。「また海王行くのか……ゼルダ今日はやめとくか……」なんてネガティブな気持ちすら生まれちゃいました。
海王の神殿以外はすごい楽しかったし、ほんとに満足度が高い一作なんだけど、そのぶん海王の神殿に壁を感じてしまう人は多いのではなかろうか。ラスボス直前のファントム祭りは精神的にもしんどかったぜよ……。