「ゲームらしいゲーム」は本当に売れないのか
users眠いからショートでいきますよ。
脳トレの大ヒットをはじめとして、ツール系のゲームが次々に出現し、逆に従来型ゲームの売上げが減少し、その立場が危うくなっている現状を如実に表しているように思います。
ゲームらしいゲームよどこへいく - [ゲーム業界ニュース]All About
http://allabout.co.jp/game/gamenews/closeup/CU20070817A/index.htm
で、2006年のゲームソフト売上ランキングまとめデータ。
ゲームソフト年間売上ランキング2006(05/12/25〜06/12/31) - Game Compass
http://g-compass.hp.infoseek.co.jp/rank/2006.html
確かに脳トレおよび初代えいご漬けは連邦の化け物並みに売れてます。が、ランキング1位は従来型RPGのポケモン。まあポケモンはブランド力あるとしても2位はスーパーマリオ。DSはハード普及率が異常なのでかなり優位ですが、それでもPS2のFF12は200万本売ってます。WikipediaによるとFFXは300万本近く売れてますが、それは両方プレイした立場からいうとFF12のクオリティも影響している気がします。インターナショナル版のFF12売れてないしね。
ファイナルファンタジーX - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%83%BCX
6位以下でもマリオカート、ウイイレ、テトリス、FF3リメイクと普通のゲームが売れている。実用系で次にくるのは「しゃべる! DSお料理ナビ」で60万本止まり。その下を見てもPS2含め普通のゲームが売れてます。
確かに脳トレシリーズは異常なまでに売れたけど、だからといってランキングが実用系ばかりになったわけじゃなく、売れてるのはごく一部。しかもDSはファミコンを超えるほどの普及率を見せているので台数自体が増えているから、脳トレが目立ってるからといって「普通のゲームが売れていない」とは必ずしも言えないのでは。DSの普及台数は「今までにゲームしてなかった人」のおかげであって、「ゲームらしいゲーム」を好む層は前とボリュームが変わってないだけの話かと思います。
ついでにいうと、実用系がもうもり下がってる的なこともいわれているけど、脳トレが万人受けするテーマでバブル過ぎたのに対し、最近はニッチなソフトが多いからそりゃ売れなくて当然だと思うし、今までゲーム買わなかった人がそれで手に取れば十分だと思う。「 大人のDS 顔トレーニング」が100万本売れたらそっちのほうがこわいわー。
と、こういう数字比較系のエントリーはやまなしさんとこに期待したいよねと右から左へ受け流してみるテスツ。