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今ごろ2006年秋ドラマまとめ

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 すでに1月も中旬に入り、冬ドラマもゾクゾクと放映され始めましたが、諸事情によりいまだリアルタイムに追いつけておりません。結構楽しみな作品もあるのですが、その前に秋ドラマの感想まとめで区切りをつけておきます。ちなみに秋ドラマの一覧はこちらをご参照ください。

カイ氏伝: 2006年秋ドラマ感想
http://blogging.from.tv/archives/000238.html

 秋ドラマの中で最後まで見続けたのは「のだめカンタービレ」「僕の歩く道」の2作品。このうち「のだめ」はかなりよい仕上がりでした。マンガは3巻くらいまで読んで、「面白いけれどそこまで絶賛されるほどなのだろうか」という程度の印象で結局読みきっていなかったんだけど、ドラマ見たら全部読みたくなった。

 ドラマのキャラクターは、少なくとも最初の数巻読んだ程度ではあるものの原作に忠実な印象で、配役もうまくハマってる。特に上野樹里はすごい。のだめのテキトーキャラクターをこなしつつ、ハリセンにブチ切れる時の演技は迫真に迫ってた。脇を固める配役も個性的かつ魅力的。水川あさみが光ってた気がしますな。

 ただ、のだめを探しに行く最終回の下りはちょっと残念。いつの間にか千秋がのだめに好意を抱いていた、という描写がドラマ中には最終回までそれほどなかったのと、特に今まで「千秋がのだめを好き」という話題を口にしたことのない脇役たちが、最後になっていきなり「やっぱりねあの2人は?」みたいになったのが唐突感あった。のだめがピアノに情熱向けるようになるあたりはきちんと描かれていたので、恋物語ももうちょい掘り込んで欲しかったかな。

 あと、仕方ないんだけど最後のオーケストラは蛇足だと思った。せっかくのだめと千秋がいい空気になったのに、最後のオーケストラでその流れ消えてしまうので。とはいえオーケストラでCD出すくらいの展開してるから、最後はああやって締めるしかないんだろうけど、なんか「どうも、ありがとうございましたー」で必ず締める漫才コンビみたいなワンパターンさを感じてしまった。

 「僕の歩く道」は、最後までは見たけどのだめほどのめりこまなかったかな。主人公の描写と演技はお見事で、主人公を中心とした家族の物語もいいんだけど、香里奈演じるヒロインに説得力がなさすぎて。

 そもそも香里奈が獣医という設定が外見とキャラクターに対して浮いているのと、結局離婚して【私には輝明が必要なの」と言うのはいいけど、その必要としている理由の説得力がない。なぜあんなにヒロインが主人公を気に入ってるのか、みたいなのが当たり前のように描かれていて理由がないのと、いきなり離婚に走るシーンも唐突過ぎて意味がわからなかった。

 あのスーパーのシーンはもうちょい子供の頃の思い出と絡めるとかしないと意味ないんじゃないかなあ。旦那さんもあまりよろしい性格ではないけど、その程度で離婚するんだったら最初から夫婦になるなよ……とか思った。ちゃんと反省してやり直そうとしてたのにね。

 14歳の母は最終回だけ見たけど全然泣けなかったし、1ピコたりとも感動しなかった。14歳で子供産むこと自体は否定しないけど、その理由が「どうしても子供が欲しい」じゃなくて、「いきあたりばったりヤっちゃったら子供ができたから」なわけで、それで愛を叫ばれてもねえ。避妊を怠ったことと愛を一緒くたにされても困ると思う。

 最終回で「子供に自慢できる親になるため」とかいろいろいってるけど、自分が子供だったら「いや避妊しろよ」とか思うよなあ。ドラマの導入に説得力なさすぎて最後まで感情移入できなかった。話題先行のドラマなんでしょうね。

 実は秋ドラマまとめエントリーであれほど力を入れていたのに、「セーラー服と機関銃」が抜けていたことに今ごろ気づいてしまった(汗

TBS「セーラー服と機関銃」
http://www.tbs.co.jp/kikanjyu2006/

 しかし忘れてはいたもののこれもいいドラマでした。女子高生が暴力団の組長になるという荒唐無稽なストーリーながら、その過程が自然に描かれていました。長澤まさみの演技もよかったし、堤真一も好きな俳優。元々のドラマをリメイクしたからという理由はあれど、単なるリメイクで薄っぺらくなりがちのドラマも多い中、うまくオリジナル要素をいれつつ、主人公のキャラクターも新しいながら説得力ある人間像に仕上がっていた気がします。7話という短い話数だけにストーリーが描きやすかったかも?

 そしてセーラー服の後を受けてたった3話で完結した「笑える恋はしたくない」。次長課長河本と南海キャンディーズによるまじめな恋愛ドラマですが、これがすごいよかった。へんに美人と美男子が恋をするより、ああいうお笑いの人を主人公にすえたほうが親近感ありますよね、恋の悩みにも。

TBS「12月限定金曜ドラマ『笑える恋はしたくない』」
http://www.tbs.co.jp/waraerukoi/

 脇を固める俳優陣も、「マンハッタンラブストーリー」あたりから好感度急上昇の酒井若菜に加え、「テゴマス」の増田貴久や、本人出演のおぎやはぎなど豪華豪華。複数の主人公やその周囲の人々の人間関係が複雑にからみつく描写は、マンハッタンラブストーリーに似た印象です。最終回こそ「いかにも」なオチで終わってしまいましたが、こういうこころみはまたやって欲しいですね。3話限定ならではの充実感がありました。

 春ドラは「花より男子2」を初めとして「演歌の女王」などなど期待の作品も多々あるので、こちらも一通り見たら感想まとめてみたいと思います。いまのところイチオシは「ハケンの品格」かなー。

 と、ご要望にお応えしてひとまずドラマエントリーしてみましたよ。






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