ゲーム: 2007年12月アーカイブ
しばらく仕事に追われてブログ放置してましたが、久々に突っ込みどころ満載すぎる記事見て目が点に。
「マリオ時代」の黄昏
「いいソフトさえあれば勝てる」という常識が変わりはじめた
(デジタルエンタメ天気予報):NBonline(日経ビジネス オンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20071225/143944/
で、この論点となる根拠がこれ。
しかし、この「マリオ」や「ゼルダ」が、大衆に愛されるヒット作かどうか? という観点から見るならば、残念ながら失敗作といっていい。
クリスマス商戦でマリオがかなり上昇しているというのはこの時点では見えなかったでしょうからそこはそっとしておいてあげましょう。つうか本来クリスマス商戦も見ないでマリオを判断している時点でアレではありますが、まあそこはほうっておいても突っ込みどころてんこ盛りですからね。
で、マリオが実際には売れているという指摘はさておき、例に挙げたマリオとゼルダを「いいソフト」だけでくくってるのが視野が狭すぎる。もちろん両方ともいいソフトだとは思うけど、どっちも3Dアクションゲームという「酔いゲー」であって、そもそもプレイする人を選ぶジャンルなんだからそこまで売れないのはしょうがない。おそらく前シリーズとの売上比較しているんでしょうが、賛否両論あるGC時代の「マリオサンシャイン」「風のタクト」は別として、売れまくった64の「時のオカリナ」は本体発売から2年も経っているわけでハードの普及数も違うでしょ。なんだかんだスーパーマリオギャラクシーも100万本見えるところまできているし。
さらにこんなメッセージも。
他の大作ゲームのシリーズ続編も同様です。それらは以前ほど売れなくなっている。
いや、ドラクエIVが単なるリメイクでボリボリ売れてるんですけど......。リメイクは続編扱いじゃないってこと? ついでにいうとマリオでもニュースーパーマリオはメチャメチャ売れてるし、ポケモンだって相変わらずの破壊力。ここに関しては具体例が出てこないけど、何のソフトを思っての発言なんだろうか......。
この記事は2ページあって、2ページ目も読んだんだけど今日見たらもう会員登録しないと見られなくなっているのでそこへの言及はスルーします。いちいち会員登録しなきゃ見られないってすげーWeb 2.0だなしかし。
全体的にいいたいことはわからんでもなくて、単にシリーズを積み重ねるだけで売れる時代は終わったよね、もしくはユーザーに好まれるゲームの嗜好が変化しているよね、ってことだと思いますが、でもそんなのは今にはじまったこっちゃない。それよりなにより、シリーズでは売れないとか人気ジャンルが変わったということを「いいソフトでは売れない」なんてのは論理のすり替えすぎるというか、ゲーム作ってる人たちに失礼すぎやしないか?
ほんとは2ページ目もつっこみどころたっぷりだったんですが、重ね重ね会員登録しないと見られないものに言及する気はないので放置しますが、ユーザーの嗜好の移り変わりこそあれど、結局は「いいソフト」がないと勝てないと思いますよ。PSPがなぜあれだけブレイクしたのかはモンハンのおかげであって、Wiiが売れたのはコンセプトはもちろんWii Sportsがよかったからで、ニンテンドーDSが売れたのはnintendogsや脳トレのおかげなんですから。これらのソフトを「いいソフトでない」と言い切れるならもう何もいいませんけどね。
本日は20名を近い参加者がみんなでWii Fitを楽しむという「Wii Fitナイト」が開催されました。
CMや広告などでさかんに楽しさが取り上げられているWii Fitですが、残念ながらWii Fitにはネット対戦できる機能がない。リモコンが1つ余計にあるとジョギングは2人でできるんですが、基本的には1人でプレイせざるをえない。1人プレイって、やっぱり盛り上がらないんですよね。せっかくなので、一度みんなでWii Fitを......、って、これどっかで聞いたことあるな......。
カイ氏伝: We are in Wii Night!
http://blogging.from.tv/archives/000273.html
今回もウノウさまのご厚意によりウノウオフィスにてにぎにぎしく開催。Wii Fit2セットを持ち込んで大Wii Fit大会と相成りましたよ。
食べ物は各自お任せの差し入れ方式という投げやり進行でしたが、予想外にみんないろいろもってきてくれてよかった。中でもクリーンヒットはやはり満場一致でカレーじゃなかろうか。ココナッツミルクとタケノコのカレーってあんなにあうんだなあ。新発見でしたのであのお店ぜひいってみたくなった。
ネット連動機能がまったく省かれ、基本的には自分と向き合うWii Fitですが、みんなでやるとやっぱり楽しい。今回は誰でも参加しやすいスキージャンプで競争しようとの発案があり、2回飛べるうちの1回で良かった方を記録する形式で大会してみましたが、やり込んでいる人よりも初めてプレイした人のほうが成績がいいというゲーマーにとっては悲しい結果となりました。
Wiiは実質4台あったんですが、意外とまったりムードで進行したので基本的にはWii Fitの2台ばかり稼働。その隙をついて私は今回の目的の1つだった「NO MORE HEROES」を試遊させていただきました。
NO MORE HEROES(ノー・モア・ヒーローズ) 特典 メタル"ビーム・カタナ"アクセサリー付き
ドラゴンクエストソードに似ているという話でしたが、実際プレイしてみたらちょっと印象が違っていて、基本的な攻撃はAボタンで、移動もヌンチャクのアナログスティックで行なうので、どちらかというとゼルダに近いかも。ただしとどめをWiiリモコンで操作できたり、Wiiリモコンの持ち方次第で上下の構えができたりというあたりは剣さばきの要素もあって、なかなかうまいことかんがえたなあというかんじ。
今回はチュートリアルモードだけだったんだけど、なんというか文字の表示だったりチュートリアルの説明だったりが独特の世界観で、なるほどこれがマニアなファンをひきつける要素なのかなーと思った。残念ながらWiiのソフトにしては値段が高いのでささっと手は出ないのですが、様子を見ながら買ってもいいかな、と思わせるソフトでしたよ。
もう1つ試したかった「ゴースト・スカッド」の多人数プレイも無事実現。照準が入り乱れて誰が誰だかわからなくなるのはご愛嬌ですが、やっぱりああいうゲームはみんなでワイワイやるのが楽しいね。時間あったらゴースカナイトもやりたいくらいです。といっても3ステージしかないわけですが。
Wii Fitは家でもできるので、まずは周りの人が楽しむ様子を見守りつつ、得意のヘディングだけみせびらかすことに。しかしさすがにお酒飲みながらだったので、よくて500点しか出ませんでした。いつもなら数回やれば555点でパーフェクト取れるんだけどなあ。残念です。
後半は使われていなかったWiiを使ってWii Sportsのテニス大会も実施。全員が持ち主でスーパーサーブ出せて当たり前、出さないと確実にリターンエースでやられるという腕前のメンツで戦うとすごい緊迫して楽しい楽しい。1年前にはとても味わえなかった緊迫感を味わいつつ、「結局もりあがるのは1年経ってもWii Sportsなんだな......」という感もあったり。
Wii Fit NightながらニンテンドーDSも大活躍で、最大7人のマリオカートDS多人数プレイも実現。ここ半年以上はまったくプレイせず、途中電話を受けたためにリタイヤとなって合計点数がかなり落ちたにも関わらずあっというまに1位を奪取してしまいました。実力というのは隠しても隠しきれないものですね。へっへ。
残念なのはやろうやろういっていた「サケブレイン」がまったく起動できなかったことか。あれはあれでプレイしている人だけでなくそれを見ている人も楽しかったりするので、次はサケブレインナイトですかねー。
絶叫戦士 サケブレイン
http://club.nintendo.jp/present/p62/index.html
おしゃべりタイムにはゲームオタクトークに花が咲く場面も。ゲーオタが語るポッドキャストなんかもいいかなと思いつつ、来年もまたWiiだけでなくゲームを囲んで集まれるイベントがあるなといいなーと思いました。
最後に改めて場所を提供してくれたウノウの方々、差し入れしてくれた方々、機材を持ち寄ってくれた担当者、そして絶え間なく注ぐ愛を惜しみなくみせびらかしてくれた幸せな方々、どうもありがとうございました。
なんですかねこのラインナップの熱さは。
バーチャルコンソール タイトルラインナップ - Wii
http://www.nintendo.co.jp/wii/vc/index.html
ヤフオクで数万円もするほど高騰していた「メタルスレイダーグローリー」の登場でオークショニア涙目だったり、「ストII」「ストIIターボ」に続いてついに「スパII」まで。もうこれは確実に買うね。ストII全部買っちゃっている自分がいるけどひまつぶしにやるのはもってこいだし、これでキャミィのフランケンシュタイナーが使える! 欲を言えば「スパIIX」が一番好きなんですが、それはバーチャルコンソールに「3DO」が入らないとね......。
しかし今回最強のタイトルはなんといっても「ポケモンスナップ」ではあるまいか。64ユーザー時代になんとなく「これは良ゲーの予感」と勝手に感じて購入したらこれがもうド当りで、そうとうの勢いでハマった懐かしいタイトルです。ポケモンというキャラクターを使った世界観と、写真に撮るという直感的操作がもうすばらしい。有る意味ディズニーランドのアトラクションに通じるクオリティの高さがあります。やりこみ要素もきちんと用意されているのでゲーマーも夢中。
しかも今回一番の驚きは、ポケモンスナップがWii伝言版に対応しているという驚愕の事実。
VC ポケモンスナップ
http://www.nintendo.co.jp/wii/vc/vc_ps/index.html
バーチャルコンソールでこれができるなら、ひょっとしたらバーチャルコンソールのオンライン対戦もなんとかなるのかな? とちょっと甘い期待がでてきます。それが無理にしても今回の伝言板みたいに撮った写真をやり取りしたり、もしくは専用のチャンネルにアップロードしたりできると、Xbox 360で起きた「痛車」祭りみたいなエネルギーをうまく取り込めるかもしれない。
かつてはネットワークに非常に積極的だった任天堂ですが、ここ最近は少し守り気味というか、かなり慎重にことを進めている感じを受けますが、Wiiが普及期に入ってやっと少しずつネットワークを使った試みが出ている気がする。とりあえず12月は「メタルスレイダーグローリー」「スーパーストリートファイターII」「ポケモンスナップ」の3作で行きたいと思いますはい。
朝まで飲みのあとに開店と同時に購入してきましたWii Fit。さすがAmazonでも予約があっという間に埋まっただけのことはあり、朝一番だというのに秋葉原のヨドバシカメラはいきなり行列。土曜でお休みという効果はあれど、毎週木曜のゲーム発売日で見られるレベルの行列よりは一回り上でした。しかしお店の方もWii Fit体制を組んでいて列もさらさらと流れていたし、自分が購入し終わったときには列も半分くらいになっていたので、ニンテンドーDSの在庫僅少時に比べればだいぶましっぽいけれども。
CIMG2790 posted by (C)カイ士伝向上委員会
ゲームそのものの前に感動したのはその親切設計。全く新しいコントローラだから何していいかわからないんだけど、「まあ任天堂だからなんとかなるだろ」の精神で、とりあえず付属していた電池をWiiバランスボードに設定して電源投入したら、背面の電池部分にあるシンクボタンを押す指示が表示され、あとは全部ゲーム内で指示してくれる。これならゲームがよくわからない人でも安心しておすすめできます。
CIMG2791 posted by (C)カイ士伝向上委員会
そして予想通りというべき「体重は隠す」設定。年頃の女の子だったら家族にすら体重は見せたくないだろうけど、Wii Fitなら体重は見せない設定にできる。そもそも体重はWiiバランスボードで把握して記憶しているわけだから、表示する必要すらないんですよね。もちろん見たい人は1人でこっそり確認できるし、パスワード設定できるのでそのあたりも気が利いている。
前々から話のあった本体へのインストール機能は、ゲームすべてはプレイできないけどBMIとか日々の測定はできるみたい。「えいご漬け」とかで1日1回だけできるテストくらいのやつはディスクの入れ替えがいらないってことですね。これもさりげなく便利そうだ。
ゲーム自体は全体的にWii Sportsっぽいけれど、リモコンの3軸だけで全身の動きを表現していたWii Sportsに比べて、4つのセンサーでバランスをきちんとチェックしているWii Fitはかなり精度が高くて違和感がない。Wii Sportsと違ってプレイ時間が増えるとゲームが増えていくのも継続する気がおきますね。
収録されているのはゲームっぽい「バランスゲーム」「有酸素運動」と、トレーニングっぽい「ヨガ」「筋トレ」の2つに大きく分けられます。このあたりの収録内容は下記サイトをご参照ください。
Wii Fit:40種類以上の『トレーニング』が楽しめる!どうもバランス感覚が悪いみたいで、「バランスゲーム」の「コロコロ玉入れ」とかはすごい苦手。だけど有酸素運動は得意みたいで、「フラフープ」「踏み台リズム」は☆4ついけます。踏み台リズムはDDRっぽくて楽しいので、あれ1つで十分ゲームになりそうだ。
http://www.nintendo.co.jp/wii/rfnj/training/index.html
驚いたのが有酸素運動の「ジョギング」で、これはWiiバランスボードを使わない。じゃあどうするかというとWiiリモコンをポケットに入れて足踏みするという仕組み。これが意外によくできていて、実際に走っている感覚がかなり楽しめます。ジョギングコースもかなり豊富に用意されていて、自分のWiiにいる他のMiiとすれ違ったり一緒に走れたりするし、Wiiリモコンだから2人でジョギングもOK。画面切り替えてテレビ見ながらジョギングしてもいいよ、というあたり、変にWiiバランスボードに固執せず、適材適所でその場に最適な仕組みを選んでいくという、当たり前のようでなかなか難しい姿勢がすばらしいなと思いました。
残りの「ヨガ」「筋トレ」はかなり本格的で、筋トレとかつい息が切れちゃった。でもジムで汗を流すようなことが家でできる、というのはかなりいいかも。メニューも豊富なので、これはジムとかで「家に帰ったらWii Fitでこれをやってください」というWii Fitメニュー組んでくれたりしたら家でも運動できてよさそう。ネットでプログラム君でくれてもいいけど、こればっかりはリアルで身体能力見たほうが効き目ありますしね。
わざわざ専用のコントローラ用意しているくらいなんだから当然なのかもしれませんが、全体的な作り込みがすばらしい。単にいいものを提供するだけではなく、それをいかに理解してもらうか、というところまで視点が落ちているのがさすが任天堂と言わざるを得ませんな。
今回も宮本さんが大きく関わっているんだけど、本当にこの人は天才というか、普通はビッグタイトルのシリーズ作る方が簡単なのに、この人は「nintendogs」やら「Wii Sports」、さらには「Wii Fit」など、今までに無いジャンルで作ってもものすごいクオリティのものを作り上げる。自分が神様に1つだけ願いを叶えてもらえるなら「宮本さんに永遠の寿命を」とお願いしちゃうかもね。
欲を言えばネット連動して友達のWiiとやりとりしたり、自分のブログにトレーニングのデータ表示できたりするといいんだけど、それはもうちょい先の話になりそうかな。やりすぎて筋肉痛にならないよう、地道に楽しみたいと思いますはい。
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