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2007年8月26日

特撮出身俳優だらけの2007年夏クールドラマ

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 仮面ライダーやスーパー戦隊やウルトラマンが出演していることでも有名な「花ざかりの君たちへ」。

[N] メビウスとチーフとカブトとサソードが出演しているドラマ
http://netafull.net/talent/021571.html

 最近は特撮ヒーローものの出演が登竜門となっている感がありますが、それにしても今クールはちょっとすごすぎ。上記で紹介されている「花ざかりの君たちへ」は、サブタイトルが「イケメン・パラダイス」なだけに特撮出身の若手俳優が多いのはわかるんですが、今クールは他のドラマでも特撮系俳優が大活躍中です。

ホタルノヒカリ
仮面ライダードレイク:加藤和樹(仮面ライダーカブト)
http://www.ntv.co.jp/himono/cast/katou.html

 主人公蛍が惚れる手嶋マコト役。「どっかで見たことあるイケメンだよなあ」と思ってたらドレイクだった……。

ライフ
仮面ライダーレンゲル:北条隆博(仮面ライダー剣)
http://www.fujitv.co.jp/life/int_08.html
ボウケンピンク:末永遥(轟轟戦隊ボウケンジャー)
http://www.fujitv.co.jp/life/int06.html

 ライフは現代的執拗ないじめをテーマとしたドラマですが、主人公を助ける男の子役にレンゲル、かたやいじめっ子グループで気が強い女の子がボウケンピンクと立場は真逆。

 自分が見てるドラマ中心なので他にもいるかもしれませんが、今回のドラマは特撮系がかなり大事なポジション占めてるのが注目ですね。

 あとは「肩ごしの恋人」に永井大(タイムレンジャー)と要潤(仮面ライダーアギト)が出てますが、もうこの2人は「特撮系」でくくられる枠からは卒業してると思うのであえて割愛で。他にも「今クールのドラマでこの人がでてますよ」という情報があったらぜひ教えてください。

2007年7月 9日

今週の注目テレビ番組

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 これまでは毎日朝起きたら録画設定してたんだけど、どうしても疲れたり忙しいと忘れがちになるので、ここ最近は毎週日曜日にまとめて設定しております。

 で、今週の気になる番組チェク。連ドラは一通り撮っているので対象外ですよ。

カスペ! 「お笑い芸人親子で漫才王座決定戦スペシャル」
7月10日(火) 19:00〜20:54 フジテレビ
アンガ田中・クワバタオハラ小原・庄司智春・スピード井戸田ダイノジ大地・はなわパッション・フジワラ藤本・ワッキー・ロバート山本が挑戦
http://tv.yahoo.co.jp/bin/search?id=84313587&area=tokyo
 親子漫才はクオリティにばらつきがあるので、正直このメンツだと不安ありまくりだけれどお笑い好きとしては一応チェックしておく。
プレミアム10 「松本人志の大人間論・究極の笑いを求め続けて」
7月13日(金) 22:00〜23:00 NHK総合
◇プレミアム10◇今の漫才ブームを引っ張り、笑いの最先端を走ってきた松本人志の素顔に迫るドキュメント風バラエティー。彼の笑いの源は、卓越した人間観察力。面白いと思うものを形にこだわらず発表し続けている。日本の笑いの歴史の中で、松本の笑いはどのようにはぐくまれてきたのか。松本へのロングインタビューと、彼の笑いの原点である故郷の兵庫・尼崎の映像を、幼なじみで放送作家の高須光聖氏と松本が一緒に見ながら語り合う。
http://tv.yahoo.co.jp/bin/search?id=84340868&area=tokyo
本命はこっち。松っちゃんにNHKが1時間かけてどこまで迫れるのか。高須光聖が出演するみたいだけど、個人的には火野玉男こと竜泉が好きなんだよなあとわがまま行ってみる。そういや大日本人の感想未だに書いてないや。あれほど感想が難しい映画もないね……。

 テレビの場合、気になってたけど撮り逃してしまう番組とか結構あるので、ソーシャルブックマーク的に友達の間で気になる番組をチェックしておけるサービスがあるといいなあ、ってこのエントリ書きながら思った。ほんの数時間前に気がついたとしても、メール録画とかでいくらでも対応できるしね。YouTubeでテレビ見られますよーというより、きちんとテレビ見るためのソリューションのほうが健康的だし未来がある気がする。まあテレビ局にとってはレコーダ録画もあまり好ましくないんでしょうけどね。

 たぶんそういうサービスはあるんだろうけど、友達が使ってないと意味がないので、新規サービスよりはある程度ユーザーボリュームあるサービスでやってくれるといいなあというのはわがままですねはい。

2007年7月 2日

7/2(月)の「英語でしゃべらナイト」にルー大柴

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NHKグッジョブ!!!!!

英語でしゃべらナイト◇ゲストは、英語交じりの独特なトークとオーバーなアクションが魅力のルー大柴。昨年から彼がブログに書いているカタカナ英語交じりの文章が"ルー語"として若者に受けている。自己流の英語でとにかく伝えるコミュニケーションを実践している彼の原点は、高校卒業後に1年間かけて行ったアジア、ヨーロッパ放浪の旅だという。大柴が、独自のトーク術について語る。

Yahoo!テレビ - 英語でしゃべらナイト
http://tv.yahoo.co.jp/bin/search?id=83674981&area=tokyo

 エブリバディでルー大柴ウォッチをトゥゲザーしようぜ!!!!!

2007年4月 1日

さよならメビウス、ありがとうメビウス

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一年の長きにわたって放映したウルトラマンメビウスがとうとう最終回を迎えました。

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2007年2月21日

検索で見るドラマ人気の新たな視点

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先日2007年冬ドラマのエントリーを書いた通り、今クールは「ハケンの品格」「ヒミツの花園」を筆頭に、「花より男子2」「華麗なる一族」「今週、妻が浮気します」「演歌の女王」をレギュラーとして見ております。補欠が「東京タワー」ってところ。いつにもまして見るのが大変です。

そんな冬ドラマの視聴率がコチラ。

Audience Rating TV > 視聴率 > 2007年01?03月
http://artv.info/ar0701.html

視聴率1位は出演者の豪華者ゆえか「華麗なる一族」が1位、ついで「花より男子2」が2位、「ハケンの品格」が3位。自分が見ているドラマがTOP3という事実に、あいかわらずミーハーやなあ自分と思いつつも、視聴率が底辺をさまよっている「今週、妻が浮気します」「演歌の女王」も見続けているのも謎。「演歌の女王」は天海祐希が出てなきゃとっくに切っているレベルではあるものの、「今週、妻が浮気します」は結構おもしろいのになあ……。

それはさておき、TOPドラマの「華麗なる一族」「花より男子2」に共通するのはジャニーズ事務所の出演者たち。「華麗なる一族」はキムタク主演ですし、「花より男子2」は主演こそ井上真央ですが、相手役の松本潤がかなり大事なポイントにつけています。

ドラマの視聴率がジャニーズ出演に直結しているかと言うとそこはまた謎。特に華麗なる一族はキムタク以外にも出演者は豪華だし、TBS開局55周年ということでがかなり気合い入れているドラマでもありますしね。しかし55年で記念ってなんか中途半端だなそれ。

まあそれはさておき、ここで興味深かったのがこのブログであります。

Yahoo!ブログ - Yahoo!検索 スタッフブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/yjsearchblog/44709980.html

2大ドラマのキーパーソンである木村拓哉と松本潤の検索結果を比較するという、なんとも挑戦的なエントリー。しかも華麗なる一族の初回こそ木村拓哉の検索数が急上昇しているものの、あとは全般的に松本潤が上回っています。

視聴率だとドラマのお目当てが誰かまではわからないし、もっといえばただ単にテレビがついていればカウントされちゃう数字。それに対して検索もインターネットが使える一部のユーザーではあるものの、テレビみて気になる芸能人を検索すると言う流れを見ると、視聴率とは違った芸能人の人気が見えるかもしれませんね。よく「視聴率の女王」みたいな言葉もあるけれど、実際に検索データと組み合わせてみると他のキャストがよかっただけという数字も見えるかもしれない。

といいつつも、この検索の課題は「木村拓哉」だけを検索しているのか、「キムタク」も含まれているのかってところですね。愛称として定着しているだけに「キムタク」検索も多そうだし、逆に「マツジュン」はキムタクほど定番の呼び名かというとそこまでは行ってない気もするし。

2007年2月15日

2007年冬ドラマ感想

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1月頭にドラマを見る時間が作れず、1、2週遅れたままドラマを見続けていたら、いつのまにか冬ドラマが中盤に差し掛かってしまいました。これはいかんということで、とりいそぎ今見ているドラマの感想でもちょろりと。

◆東京タワー(月曜21時)
1、2話だけ見てあとは録画したまんま。話題作なんで見ておこうとは思うけど、どうにももこみちに感情移入できない。でも意外とまとめて見るとハマってしまうこともあるので、今後に期待したい。周りで「泣いた」という評価も聞くしね。

◆今週、妻が浮気します(火曜21時)
意外とベタ過ぎて最初は見ないかなー、と思ってたんだけど、なかなかどうしてユースケがハマってる。そして石田ゆり子が最高すぎる。ストーリーはかなり唐突なものではあるけれど、ユースケが現場に乗り込むまでの心の動きがよく描けていると思う。脇を固める俳優陣もよくて、とくにともさかりえはかなり演技派になってきたなあと感じた。

◆ヒミツの花園(火曜22時)
楽しみドラマの1つ。釈ちゃん自身もいいんだけど、人気マンガ家が実は男だったという設定がなかなか楽しい。真矢みきもコメディエンヌとしていい味だしてるし、大好きな要潤や滝沢沙織も出てるし。ただ滝沢沙織はあの女将の役あまりあってないかな。もっとサバサバしたOLとかの役のほうが合ってると思う。

◆ハケンの品格(水曜22時)
今クールNo.1の楽しみドラマ。篠原涼子演じるスーパー派遣がもうむちゃくちゃで、あらゆる資格を持っているからクレーン車で駆けつけたり、マグロ解体してみたりと八面六臂の大活躍。もう完全にコメディなんだけど、それでいて「会社にしがみつかないで自分の力をつけていけ」みたいなメッセージが感じられるのも面白い。篠原涼子は大好きな女優ですが、「花嫁は厄年ッ!」ではぜんぜん篠原涼子のキャラを活かせてなくて見る気を失ったのに対し、今回は篠原涼子の魅力全開です。

◆エラいところに嫁いでしまった!(木曜21時)
ハケンの品格とは好対照で、あのドタバタ役は仲間由紀恵である必要はないよね。演技力が必要なポジションでもないし、デビューしたてのグラビアアイドルでもよさそう。そういう役柄に魅力が感じられないと見る気をなくしてしまうので、1話で挫折しました。仲間由紀恵も谷原章介も好きなんだけどねえ。

◆きらきら研修医(木曜22時)
小西真奈美が役柄に全然合ってない。ハケンの品格もドタバタドラマだけど、あちらはドタバタの中でメッセージというか話の柱みたいなのが感じられるのに対し、こっちは単なるドタバタでしかない感じ。ドタバタを描くことが中心のドラマってのはあまり好みでないのです。

◆拝啓、父上様(木曜22時)
「きらきら研修医」と時間が重なっていたのでスルーしたんですが、きらきら研修医を1話で挫折したのだら見ておけばよかったかも。

◆わるいやつら(金曜21時)
松本清張は大好きな作家で、米倉涼子主演の「黒革の手帳」もすごく面白かったんですが、どうもドロドロドラマって苦手なんです。おなかいたくなっちゃうというか。「黒革の手帳」はドロドロの中にも成り上がっていくサクセスストーリーが面白かったんですが、「わるいやつら」はドロドロ人間関係が中心っぽいので最初からパスな方向で。

◆花より男子2(リターンズ)(金曜22時)
前作はすごい面白かったですが、2はいかにも1の焼き直しって感じでちょっと食傷気味。とはいえ録画していますが、見る順位は結構後回しになってます。

◆特命係長・只野仁(金曜23時)
どうにもエビちゃんの演技が苦手で見られないのですが、かなりのアホドラマで帰ってきたときに気軽にみる分には楽しい。追い詰められたら七色のアレで敵を倒す描写とか、もう抱腹絶倒モノですよ。

◆演歌の女王(土曜21時)
天海祐希好きとしてはきっちりチェック。女王の教室と違ってダメダメな人生を歩む女性をさすが好演できているんですが、原田泰造がなんか浮いてるんだなあ。天海祐希が惚れる男にはとても見えないし、どこか魅力のあるダメ男って感じでもない。あと、福田麻由子も好きな女優ですが、「ラストプレゼント」「女王の教室」に続き、天海祐希と福田麻由子が組むのはこれで3回目。なんか同じようなドラマに見えてしまうのがなあ。ラストプレゼントは本気で感動した名ドラマだったので、余計に別キャストにしてほしいと思いました。

◆華麗なる一族(日曜21時)
いやもういろんな意味で見どころたくさん。ストーリーもなかなか面白いし、俳優陣も豪華。ストーリーが「それ1時間かけて描くような内容か?」という疑問はあるものの、セットもお金がかかってて本格的。それなのになんですかあの「将軍」のショボさは! もう将軍が初めて登場した時は唖然として動きが止まってしまいました。そこもうちょい金かけようよ……

とりあえず今のところの順位は、「ハケンの品格」「ヒミツの花園」「今週、妻が浮気します」「華麗なる一族」「演歌の女王」で、「花より男子2」「東京タワー」を空いた時間に見る感じ。実はこれだけでなく、木下あゆ美が準主役を務める昼ドラマ「結婚式へ行こう!」もあるので、ドラマ見る時間がとれなくて大変です。

2007年1月31日

ウルトラマンメビウスがシリーズ40周年にふさわしいクオリティな件

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 「ウルトラマンシリーズ誕生40周年」を記念するウルトラマンメビウスが、ここに来て怒涛の展開を見せております。

hicbc.com ウルトラマンメビウス
http://hicbc.com/tv/mebius/
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バンダイビジュアル (2007/01/26)
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 ウルトラマンメビウスのコンセプトを軽く紹介しておくと、「ウルトラ6兄弟」で知られる宇宙警備隊のストーリーを組んだ直系作品。宇宙警備隊シリーズは6兄弟に続き、M78星雲とは異なるL77星出身の「ウルトラマンレオ」、1980年放映の「ウルトラマン80」以来、実に26年ぶりの作品。80以降もティガやらネオスやら青色交じりのウルトラマンが登場するわけですが、これらはウルトラ兄弟とは異なる別の設定で描かれている点が大きく異なります。

 ウルトラ兄弟認定作品だけに、今までに登場したウルトラマンや怪獣・超獣たちも友情出演的に出演。メビウスの前の作品である「ウルトラマンマックス」もなつかしの怪獣たちが登場していたのですが、それらは見ていて「なつかし怪獣出して大人の心くすぐろうとしすぎじゃない?」感が否めなかった。ウルトラ兄弟とつながりがないことになってるのでストーリーが難しいにしろ、単に「バルタン出るよー」というだけで、その怪獣が出てくることの意味合いが薄く感じたんですよね。

 それに対してメビウスは、怪獣だけではなくウルトラ兄弟の設定も使えるという条件面で有利な点はあるとしても、すごくウルトラ好きをそそるシナリオが盛り込まれている。まだ新米なウルトラマンメビウスに対して「怪獣倒すだけじゃなくて回りのことを考えろ」と人間が叱咤してみたり、常にウルトラマンメビウスが怪獣を倒してしまうことへの無力さを嘆きつつ、「自分たちにもできることがあるんだ」という目覚め方は、ペンシル爆弾でゼットンを倒した科学特捜隊や、ライトンR30爆弾でキングジョーを倒したウルトラ警備隊に通じるところがある。単にウルトラマンに頼りきりではなく、自分たちも強くなって地球を守るんだ! という気概がうまく描かれています。

 そして最大のポイントは、番組後半でウルトラマンメビウスが人間の姿として使っているヒビノ ミライの正体が仲間にバレてしまうこと。「バレて大丈夫なの?」と思いつつも、ストーリーとして破綻せずうまくやっていけている。そもそもメビウスをはじめて見た時、演技の棒読みっぷりにあんぐりしてしまったのですが、それはメビウスが人間の姿になるのも慣れていないからであり、ヒビノ ミライが姿を借りた元の人物が1人2役で登場したとき、きちんと感情こもった演技できていたのをみて「そこまでしっかり設定してたのか」と感動いたしました。

 そんなこんなで「青いウルトラマンはウルトラマンとして認めません」派のわたくしもメビウスはかなり好感触なんですが(まあメビウスは青くないですが)、こと最近になって過去のウルトラマンシリーズとのコラボレーションが加熱しているのが、旧作のファンにたまらないのです。

 前置き長くなりましたが、詳細は以下のブログをごらんください。なお、このブログはとてつもないネタバレ含みますので、ネタバレしたくない人はこの先に進むのをお控えいただいたほうがよいと思います。私はネタバレしても「ますます見たい!」願望に駆られましたが。

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2007年1月24日

今ごろ2006年秋ドラマまとめ

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 すでに1月も中旬に入り、冬ドラマもゾクゾクと放映され始めましたが、諸事情によりいまだリアルタイムに追いつけておりません。結構楽しみな作品もあるのですが、その前に秋ドラマの感想まとめで区切りをつけておきます。ちなみに秋ドラマの一覧はこちらをご参照ください。

カイ氏伝: 2006年秋ドラマ感想
http://blogging.from.tv/archives/000238.html

 秋ドラマの中で最後まで見続けたのは「のだめカンタービレ」「僕の歩く道」の2作品。このうち「のだめ」はかなりよい仕上がりでした。マンガは3巻くらいまで読んで、「面白いけれどそこまで絶賛されるほどなのだろうか」という程度の印象で結局読みきっていなかったんだけど、ドラマ見たら全部読みたくなった。

 ドラマのキャラクターは、少なくとも最初の数巻読んだ程度ではあるものの原作に忠実な印象で、配役もうまくハマってる。特に上野樹里はすごい。のだめのテキトーキャラクターをこなしつつ、ハリセンにブチ切れる時の演技は迫真に迫ってた。脇を固める配役も個性的かつ魅力的。水川あさみが光ってた気がしますな。

 ただ、のだめを探しに行く最終回の下りはちょっと残念。いつの間にか千秋がのだめに好意を抱いていた、という描写がドラマ中には最終回までそれほどなかったのと、特に今まで「千秋がのだめを好き」という話題を口にしたことのない脇役たちが、最後になっていきなり「やっぱりねあの2人は?」みたいになったのが唐突感あった。のだめがピアノに情熱向けるようになるあたりはきちんと描かれていたので、恋物語ももうちょい掘り込んで欲しかったかな。

 あと、仕方ないんだけど最後のオーケストラは蛇足だと思った。せっかくのだめと千秋がいい空気になったのに、最後のオーケストラでその流れ消えてしまうので。とはいえオーケストラでCD出すくらいの展開してるから、最後はああやって締めるしかないんだろうけど、なんか「どうも、ありがとうございましたー」で必ず締める漫才コンビみたいなワンパターンさを感じてしまった。

 「僕の歩く道」は、最後までは見たけどのだめほどのめりこまなかったかな。主人公の描写と演技はお見事で、主人公を中心とした家族の物語もいいんだけど、香里奈演じるヒロインに説得力がなさすぎて。

 そもそも香里奈が獣医という設定が外見とキャラクターに対して浮いているのと、結局離婚して【私には輝明が必要なの」と言うのはいいけど、その必要としている理由の説得力がない。なぜあんなにヒロインが主人公を気に入ってるのか、みたいなのが当たり前のように描かれていて理由がないのと、いきなり離婚に走るシーンも唐突過ぎて意味がわからなかった。

 あのスーパーのシーンはもうちょい子供の頃の思い出と絡めるとかしないと意味ないんじゃないかなあ。旦那さんもあまりよろしい性格ではないけど、その程度で離婚するんだったら最初から夫婦になるなよ……とか思った。ちゃんと反省してやり直そうとしてたのにね。

 14歳の母は最終回だけ見たけど全然泣けなかったし、1ピコたりとも感動しなかった。14歳で子供産むこと自体は否定しないけど、その理由が「どうしても子供が欲しい」じゃなくて、「いきあたりばったりヤっちゃったら子供ができたから」なわけで、それで愛を叫ばれてもねえ。避妊を怠ったことと愛を一緒くたにされても困ると思う。

 最終回で「子供に自慢できる親になるため」とかいろいろいってるけど、自分が子供だったら「いや避妊しろよ」とか思うよなあ。ドラマの導入に説得力なさすぎて最後まで感情移入できなかった。話題先行のドラマなんでしょうね。

 実は秋ドラマまとめエントリーであれほど力を入れていたのに、「セーラー服と機関銃」が抜けていたことに今ごろ気づいてしまった(汗

TBS「セーラー服と機関銃」
http://www.tbs.co.jp/kikanjyu2006/

 しかし忘れてはいたもののこれもいいドラマでした。女子高生が暴力団の組長になるという荒唐無稽なストーリーながら、その過程が自然に描かれていました。長澤まさみの演技もよかったし、堤真一も好きな俳優。元々のドラマをリメイクしたからという理由はあれど、単なるリメイクで薄っぺらくなりがちのドラマも多い中、うまくオリジナル要素をいれつつ、主人公のキャラクターも新しいながら説得力ある人間像に仕上がっていた気がします。7話という短い話数だけにストーリーが描きやすかったかも?

 そしてセーラー服の後を受けてたった3話で完結した「笑える恋はしたくない」。次長課長河本と南海キャンディーズによるまじめな恋愛ドラマですが、これがすごいよかった。へんに美人と美男子が恋をするより、ああいうお笑いの人を主人公にすえたほうが親近感ありますよね、恋の悩みにも。

TBS「12月限定金曜ドラマ『笑える恋はしたくない』」
http://www.tbs.co.jp/waraerukoi/

 脇を固める俳優陣も、「マンハッタンラブストーリー」あたりから好感度急上昇の酒井若菜に加え、「テゴマス」の増田貴久や、本人出演のおぎやはぎなど豪華豪華。複数の主人公やその周囲の人々の人間関係が複雑にからみつく描写は、マンハッタンラブストーリーに似た印象です。最終回こそ「いかにも」なオチで終わってしまいましたが、こういうこころみはまたやって欲しいですね。3話限定ならではの充実感がありました。

 春ドラは「花より男子2」を初めとして「演歌の女王」などなど期待の作品も多々あるので、こちらも一通り見たら感想まとめてみたいと思います。いまのところイチオシは「ハケンの品格」かなー。

 と、ご要望にお応えしてひとまずドラマエントリーしてみましたよ。

2006年11月 3日

2006年秋ドラマ感想

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夏ドラマに引き続き今ドラマも見まくっております。前回も書いたけど、番組改変期の秋と春はキャストも豪華で力入っているドラマが多い。とりあえず気になるドラマは全部見て振るいに落としていくタイプの私としては、今回は気になるドラマ多すぎて困っております。

これは予算の関係上仕方ないですが、番組改編時期の春・秋ドラマに比べて、端境期の夏・冬ドラマは不作なことが多い。

カイ氏伝: 2006年夏ドラマ感想
http://blogging.from.tv/archives/000146.html

どのドラマも始まってから3、4週経過したタイミングで、自分が見ているドラマの簡単な感想なぞ。今回もショートカット導入しておりますので、「H」を押すと先へ進み、「Y」で前に戻れますよ。また、各ドラマのリンクはドラマの公式サイトにつながっております。主観入りまくりの感想なので、「こういう考えもあるのねー」くらいでご理解いただけると幸いです。


のだめカンタービレ(月曜21時)★★★★☆

キャストがうまくハマっている好例。変わりものキャラであるのだめを上野樹里がうまくこなしていているのが一番のポイントだけど、瑛太も小出恵介もキャラになりきってる。玉木宏はまあイケメンキャラだから誰でもできそうだけど、あの強がりのなかに見え隠れするボケっぷりがうまく出せているのでは。

最初は変にマンガを意識した演出が気に入らなかったけど(殴ったら飛んでいくとかそういうのね)、ある程度見たら慣れてきた。ただ、マンガをアニメにするのに必ずああいう演出になってしまうっていうのはなあ。ドラマはドラマなりの演出方法があると思うので、そのあたりで★が一個足りないかも。


役者魂(火曜21時)★★★☆☆

三谷幸喜っぽさを感じさせるドタバタドラマ。個性派ぞろいの中で加藤ローサの演技っぷりが気になるところですが、割と楽しく見られます。テイストとしては全クールの「下北サンデーズ」っぽいけど、下北サンデーズは上戸彩があまりに違和感あったのに対し、こちらは藤田まことという演技はバッチリの人なので説得力がある。


妄想大好き主人公の松たか子もうまくはまってると思います。自分も妄想癖あるので、ちょっと主人公の気持ちわかるなあ。だけど毎回毎回妄想シーンが入るのはちょっとしつこくも感じてしまう。

しかし一番の課題は、松たか子が矢部美穂にしか見えないことだ……。なんか少し顔のイメージ変わった気がする。


僕の歩く道(火曜22時)★★★★☆

最初は「まだシリーズひっぱるのか……」と食傷気味だったんだけど、見たら結構よくできていた。よく「草薙くんは演技がうまい」と言われているけど、自分としては彼はキムタクと同じで、どの役を演じようともキャラそのものが変わらない印象。今までの「僕の?」シリーズも、演技というより草薙くんがそこにいる、というだけでしかなかった。ドラマはおもしろかったけどね。

でも今回は自閉症の演技がすごくうまくハマってる。怒られてツール・ド・フランスの歴代優勝者をずらずらと口にしてみたり、うさぎが逃げ出したときに思わず叫んでみたりという演技がすごく自然だった。あの雰囲気は自閉症キャラにうまくなじんでいるかもね。

田中圭と小日向文世もすごくいい。田中圭がついつい主人公の味方してしまったときはウルっときてもうた。小日向文世もあんな表情していていい役と悪い役をうまく演じきる。プロってすごいなあ。

しかし最大の難点は、ヒロインである香里奈に感情移入できないこと。キャラにはまらなすぎもいいとこだ……。ああいうおせっかいキャラはもっと表情豊かな人のほうがいいと思いました。


14才の母(水曜22時)★★★☆☆

ドラマはすごくよくできている。志田未来もさすがの演技だし、平凡な家庭に突然あらわれた衝撃の事件とその影響がうまく描けている。

と思うんだけど、ドラマのポイントである「14才の女の子に子供ができた」という意味づけがあまりにも理解できない。「好きな人がいて何が悪いの!」という前に、「いや避妊しろよ」と思っちゃう。そばに避妊具がなかったら買って来い! 大人だってそうやって生きてるんだよ!!

という、子供ができたことにたいしての説得力がなさ過ぎることが、ドラマ全般を見ていて感情移入しきれない。どんなに志田未来が涙ながらの迫真の演技しても「説得力ねー」としらけてしまうのです。なんかもうちょっと「子供ができてしまった」という大事なポイントに説得力のある描写が欲しかった。

昔庵野監督がエヴァについて語った時に「ガンダムでなぜアムロがガンダムに乗り込んだかは最高の描写で、エヴァはそれに対抗するために理由なく無理矢理乗り込ませた」みたいなことを言っていた記憶がある。それはすごく理解できる話で、ストーリーの柱となる主人公の動機付けが甘いと、全体の印象がぼやけてしまうなあ。そこだけしっかりやってくれたら完璧だったなとは思います。おしい。


だめんず・うぉ?か?(木21時)★★☆☆☆

「だめんず」の名を冠しているものの、「だめんず」である意味がないすごい普通のドラマ。あれ「だめんず」ブランドでやる意味なくね? 原作をそのままドラマにするのは至難の技だろうけど、かといってあんだけフツーのドラマにして「だめんず」と言われてもなあ。


嫌われ松子の一生(木22時)★☆☆☆☆

内山理名が松子にあわな過ぎる、以上。という感じ。そもそも松子自体、「それ自業自得だろ」みたいなことで堕ちていく部分もあるわけですが(子供の万引きをかばうあたりとかね)、それが内山理名だと1つ1つ鼻についちゃうんだなあ。あの負けん気の強そうなイメージがよくないのか、そもそも内山理名はメインよりサブで生きるキャラだと思うなあ。「元カレ」とか見てたらそう思う。

逆に映画のほうは中谷美紀が主演していて、こっちはなんともキャラになじんでいる気がするのでこっちを見てみたい。自分はつくづく「キャストがキャラに合っているか」がドラマ見るポイントなんだなあと思った。

嫌われ松子の一生 通常版
嫌われ松子の一生 通常版


Dr.コトー診療所2006(木22時)
コトー自体興味がないのでスルー。もっというとDVな吉岡くんに興味がない。


家族-妻の不在・夫の存在-(金21時)

竹之内豊に興味がないのでスルー。


アンナさんのおまめ(金23時)★★★☆☆

自分がモテてモテて困るという勘違い女をベッキーが好演。だけど単なる個人趣味として「勘違いが勘違いを呼んでさらに勘違い」というストーリー展開が苦手。「それお前がちゃんと言えばいいだけじゃん!」とか思っちゃうので、勘違いが続きすぎると食傷するんだなあ。それが苦手で無い人にはいいドラマじゃないかと思います。


たったひとつの恋(土曜21時)★★☆☆☆

今どき「身分違いの恋」って……。しかもその身分違いが単なる金持ちお嬢様と町工場で働く若者っていうのも「身分違い」ってほどじゃないだろ……というシナリオの設定そのものに無理を感じる。だったらどっかの国の王女さま、くらいやって欲しいよねえ。

ドラマ自体も世界観をきれいに描きすぎようとして人間性が薄いというか、キャラに感情移入できないよなあ。綾瀬はるかもなんでそんないきなり亀梨くん好きになるかなあ。なんか理解できないポイントが多すぎる。

しかし綾瀬はるかは作品によってかわいさが違って見える。ポカリスエットはダントツ最高ですが、このドラマはいまいちかわいく見えないなあ。戸田恵梨香のほうがかわいいなあ。

ただし第1話の綾瀬はるかの魔女コスプレは秀逸。世の中知らずのお嬢様が横浜の街中であの魔女コスで歩いているかと思うと、そのシーンだけでご飯3杯はいけそうですよ。


鉄板少女アカネ!!(日曜21時)★★☆☆☆

マンガをドラマにすればいいってもんじゃないなと思った1作。これもマンガを意識しすぎてドラマがテキトーになってる気がする。変な龍の演出とか覚めるよなあ。


とりあえず毎週楽しみにしているのはのだめと僕の歩く道、次点が役者魂と14才の母、とりあえず録画しておいて時間あったら見る、っていうのがアンナさんのおまめ、たったひとつの恋、鉄板少女アカネ!!ってところ。今クールは何本残るかな。

2006年10月10日

“本物”が演じる性同一性障害ドラマ「私が私であるために」

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今週から始まる秋ドラに備えて番組表チェックしていたら、見慣れない名前を発見。

特別企画「私が私であるために」
http://www.ntv.co.jp/d-complex/contents/20061010_m.html

主演の「相沢咲姫楽」と言う名前がまったく聞き覚えないので、Googleさまに尋ねてみたら謎が解けた。ドラマは性同一障害を描いているんですが、この相沢咲姫楽って人は実際に性同一障害の人なんですって。Googleさまによると新宿三丁目で働いていたらしいですが、自分のHP消しているということはあまり見せたくないのかもしれないのでリンクはしないでおきます。

単なる話題性のためだけのキャストかもしれないといううがった見方もあるかもしれませんが、性同一障害の人しかわからない心の葛藤とか描写とか、そういうものがうまく出せるのはやはり性同一障害の人だけなのかも。ちょっと興味あるので録画予約候補に入れてみました。

2006年8月30日

夏ドラマ満足度ランキング中間発表

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 オリコンでこんな記事を発見しました。

放送中間ドラマ満足度、「リアリティ」と「ありえない」の2強激戦! CONFIDENCE ランキング&ニュース -ORICON STYLE-
http://www.oricon.co.jp/news/ranking/32276/

夏ドラに関しては前にもちょろっと感想書いてますが、自分のセレクトに残った「結婚できない男」「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」が残ってるよ! 見る目あるじゃん自分!

カイ氏伝: 2006年夏ドラマ感想
http://blogging.from.tv/archives/000146.html

……単にミーハーなだけとも言いますが……。

 ちなみになんだかんだとだらだら見ているのが「タイヨウのうた」「下北サンデーズ」「ダンドリ。」の3本。ベスト5まに自分の見ているドラマが入ってますよ。「功名が辻」が大河ドラマだということを考えればほぼTOP5ほぼ全部です。もうミーハー街道まっしぐら。

 しかし「ダンドリ。」が10位でやばいなあと思っていたら、これはあくまでTOP 10なのね。このランキングに登場していない「サプリ」が忍ばれます……。わざわざKAT-TUNの未発売曲まで使ってあおってるのに悲しい……。

2006年8月 5日

2006年夏ドラマ感想

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 もう半分くらい過ぎちゃいましたが、夏ドラの感想など。

 毎クールごと21時?23時台のドラマ第1話をチェックし、自分の好みでふるいをかけてお気に入りのドラマだけ追いかけていく、というのがもはや趣味というか日課なわけですが、今回はかなり決まるのが早かった。

 これは予算の関係上仕方ないですが、番組改編時期の春・秋ドラマに比べて、端境期の夏・冬ドラマは不作なことが多い。前クールは時間の関係で見られなかったけど結構チェックしようかなと思ってたドラマが多かったのに、今クールは見るまでもなく落としたやつも結構あった。

 まずイチオシは「結婚できない男」。阿部寛演じる結婚できない男がなんともいい味だしているのと、何より夏川結衣がいいのね。市川結衣じゃないよ断っておくけど。強情でついつい皮肉とかイヤミばかり言ってしまう男と、なかなか出会いがないままマンガ喫茶やはとバスが趣味みたいな女という演技がもうぴったりで、この2人のためにドラマ見ていると言っても過言ではない。8月8日には今までの放送回スペシャルやるみたいですよ。

結婚できない男
http://www.ktv.co.jp/shinsuke/

『結婚できない男』スペシャル
http://www.ktv.co.jp/shinsuke/kokuchi_popup/index.html

 夏川結衣は「87%」でもうドハマり。心の動きとかを表情で演技するのがすごいうまいのね。87%ってのは乳ガンにかかった患者の5年間の生存率だったかな? 保険の仕事しているのに乳ガンにかかり、ガン保険も入ってなかった主人公が、女手1つで子供を育てていく中で恋したり闘病したりという人間模様がすごくよかった。

87% DVD-BOX

87% DVD-BOX


 もう1つが「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」。TOKIOの長瀬演じるヤクザの1人息子が、あまりのアホ差加減に28歳ながら高校戻って勉強してくるというトンデモストーリーですが、長瀬の演技がもうやばい。ジャニーズがこんな顔していいのというくらいアホすぎてすごく面白いし、KAT-TUNの田中聖とのやり取りも絶妙。あと新垣結衣もかわいいな。つまりは結衣が出ているドラマが今クールはツボってことだろうか。

マイ☆ボス マイ☆ヒーロー
http://www.ntv.co.jp/boss/


 そして最後はもちろんわれらが木下あゆ美主演の「怨み屋本舗」。木下あゆ美の化粧が濃いのは原作の設定らしいので仕方ないですが、時折プールのシーンなどがあったりして普通の木下あゆ美も見られます。

怨み屋本舗:毎週金曜深夜0:12?0:53放送!:テレビ東京
http://www.tv-tokyo.co.jp/uramiya/


 ドラマ24という深夜枠なのでいわゆるゴールデンタイムのドラマではなく、お色気シーンも含まれますが、こういう時間枠からヒットが生まれたりすることも。ただ、話題を集めるにはちょっと脚本が弱いというか、あっと驚く展開とか引き付けられるシナリオとかじゃないんだなあ。視聴率はどれくらいなんだろう。ドラマ視聴率サイトとかでも怨み屋本舗は対象外なのでちょっと気になってます。

 そのほか候補外のドラマもちょちょいとコメント。「サプリ」は主演の2人が設定にあわな過ぎてダメ。シナリオはいい感じなんだけどね。「ダンドリ」は榮倉奈々がかわいく思えないのでだめ。女子高生に多大な人気だけに仕方ないですが、やはり主演は加藤ローサにすべきだったのではと。しかし榮倉奈々のスタイルのよさはハンパじゃないね。

 「CAとお呼びっ!」は、要は「ナースのお仕事」でしょって感じなのと、そもこもCAという職業に魅力感じない。レガッタはなあ、原作読んでたけどもこみちじゃないよなあ。

 下北サンデーズはそうとうに視聴率ヤバいですが、堤幸彦ってことで一応録画してみてます。キャストはいいけど上戸彩にハマれないなあ。牛乳おじさんにほめられたのも上戸彩のミスがたまたま気に入られて、ってのがちょっと共感できない。

 篠原涼子が出ていたら見るくらい篠原涼子好きの私ですが、さすがに「花嫁は厄年ッ!!」は設定が篠原涼子にあわなすぎ。「不信のとき」はドロドロドラマ苦手なので見てません。

 「タイヨウのうた」はむしろ映画でみたいな。「セカチュー」もそうなんだけど、あの手のドラマを12回のワンクールで見るとちょっと間伸びする気がする。「誰よりもママを愛す」はなんとなーく空気が合わなくて見てません。

 ちなみに視聴率でいくと、全体的に低めながら私のイチオシ2作品は結構がんばってます。やばいのはサプリだなあ。月9枠かつKAT-TUN使っておいてこの急降下はかなりマズいのでは。まあ亀梨くん主役というのは、嫌でも小泉今日子を連想してしまってイメージ的に……てのもありそうですが。

2006年7月期 2006年4月期・テレビドラマ視聴率/ドラマ視聴率ページ
http://wi.55street.net/sichou.html

2006年5月 8日

今クールドラマ評

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今クールのドラマもあらかた見終わり、見続けるか切り捨てるかだいぶ整理できてきました。

今のところ気に入ってるドラマはこの3つ。

・弁護士のくず
http://www.tbs.co.jp/b-kuzu/

・プリマダム
http://www.ntv.co.jp/prima/

・クロサギ
http://www.tbs.co.jp/kuro-sagi/


弁護士のくずは、今回一番お気に入りかも。とことんぶっ壊れた豊川悦司の演技がいいし、伊藤英明も結構好きな俳優だし。プリマダムは黒木瞳が平凡な主婦からいつしかバレエの練習に、ってあたりの描き方が結構自然体でいい流れ。黒木瞳が変に背伸びしてなくて、ほんとにどこにでもいる主婦を頑張って描いている気がした。

クロサギは山下くんの演技力にかなり疑問を抱いてましたが、ストーリーが結構面白いのでまー演技力はいいかーという感じ。サギ師って疑われてんのにわざわざ警察の前に行くかフツーとかツッコミどころは満載だけど、だまし騙されの展開がよい。あと市川由衣がかわいい。

期待しててだめだったのはトップキャスターとアテンションプリーズ。トップキャスターは矢田亜希子の立ち位置がすごく無理矢理っぽくて、矢田亜希子なしで天海祐希メインでやってほしかった。アテンションプリーズは相武紗季見たさだったけど、それ以上にドラマが暑苦しくてもうギブアップ。

ブス恋も面白そうかなーと思ったけど、やっぱり感情移入できない。森三中の村上がどうこうという問題ではなくて、ブスに惚れていくための心理描写みたいのがなくて共感できないんだよねぇ。唯一気になるのは舞台になっているラーメン屋、あれ新人研修時代に通ってたラーメン屋でロケしてるなぁということくらいか。

7人の女弁護士はキャラが多い割に個性が薄くて逆効果。釈由美子の決めゼリフもあまりに裁判モノとしてリアリティがなさ過ぎて冷めます。あと、7人の女弁護士にお金使いすぎてゲストがしょぼい気がしました。

感情移入できなさでいうと医龍もそうで、あんなにいちいち体制につっかかってたらやってられんて。同じアウトロー系でも弁護士のくずは共感できるけど医龍はマンガチックすぎる。そして坂口憲二の演技力のなさが共感できなさ加減に更なる効果を与えてくれているわけですが。

てるてるあしたは福田麻由子見たさでしたが、本人が幽霊役という時点でもうショボーン。ギャルサーは設定のぶっとびさに期待してたけど、中身がフツーすぎてせっかくの設定が逆にドラマをしょぼくさせてる感じがします。藤木直人は結構スキなんだけどねぇ。演技力はないけどねぇ。

富豪刑事デラックスは可も無く不可もなく、さらさらっと見られる感じ。初回と第2回が前後半になっていてちょっと困りましたが、こないだは1話完結だったからそのスタイルで続けて欲しいな。おいしいプロポーズは始まったばかり(といっても数週経ってますが)なのでまだ見てないので評価保留、といった感じです。

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