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ブログ: 2007年11月アーカイブ

 今年もやってきましたアルファブロガー・アワード、遅ればせながら参戦ですよ!

アルファブロガー・アワード2007 : Alpha Bloggers
http://alphabloggers.com/

 今回はいつもの投票企画とはちょっと違っていて、今までアルファブロガーに選ばれた人たちがノミネートした候補者から選ぶ方式。そのためかノミネートリストには大変な数のブログが表示されております。

 でも正直なところ数が多すぎて、どれを見ていいか途方に暮れてしまうかんじ。しかもブログと紹介文だけじゃ内容もよくわからないんですよね。個人的にはノミネートの際、「このブログのこのエントリーがおもしろい!」みたいのを挙げてもらって、それをまとめて読めたらよりブログの内容読めてよかったんではないかと思った。

 それはさておき、今回ノミネートされたブログはそれぞれ有名なブログだし、あそこにノミネートされた時点でもう投票しなくても十分知名度もアップしていると思う。こないだのブログ限界論で徳力さんが「5人が読んで5人に影響を与えていたらアルファブロガー」という発言していたので、ここでは自分にとってのアルファブロガーを3つほど挙げてみますよ。

その1:不思議亭*日々徒然 - livedoor Blog(ブログ)
http://blog.livedoor.jp/fushigitei/

 おいおいしょっぱなからネタかよと思われるかもしれないですが意外と本気。というのも、お店の人が自分の力で情報発信していることで、お店への親近感がすごくわくんですな。今日のメニューだったりイベントだったりをブログで発信し、それを読んでお店に言ってネタにすることで交流できる。ブログ限界論でも「顧客との関係を築くというメリットもあるのでは」という指摘があったけど、地道にブログでそういうこと実現していると思います。

 もう1つ、今回のアルファブロガーノミネートにははてな匿名ダイアリーの「増田」も入っていますが、あれは複数の匿名が集まることで1つの人格となっている。不思議亭ブログも書いているのは店員それぞれなんだけど、みんながみんな自分の感覚で書いているものが集まってお店の雰囲気を作り出している点でもなかなか興味深いのではないでしょうか。

その2:難民チャンプ
http://www.chabudai.com/

 もう何度も登場している漫画家うめのブログ。以前にも書きましたが、 コミック発売直前に作者自ら画像をアップして「無断転用OK」「ブログで宣伝して」という姿勢がすごくいい意味で2.0っぽい。今まではファンレターやイベントでしか通じ合うことのできなかったファンと作者が、こうやってブログを通じてコミュニケーションできるってとってもすてきなことだと思います。

その3:京本有加オフィシャルブログ「今日も京本・・・」
http://blog.goo.ne.jp/kyoumotoyuka

 ZAKZAKのアイドル企画でファイナルステージまで進出したという、今上り調子のグラビアアイドル。自分が好きになったきっかけは顔が好みというのもあるけど、ブログがすごく自分の言葉で書かれていて面白いんですよ。

 しかも、時折ブログが炎上とまではいかないけれど、ファンとの意思疎通が図れなくてコメント欄が大騒ぎになることがあるのを、きちんと自分で対応しているのがすごい。ブログをやっているアイドルは多いけど、コメント欄で騒ぎが起きた時自分の言葉できちんと対応できている人ってなかなかいないんじゃないでしょうか。

 ただなあ、アメブロいっちゃったのがショックだなあ......。アメブロのフィードすごい読みにくいんだよね......。正確には読む気をなくさせるフィードという表現のほうが正しいですが......。アメブロ脱出して自前でやらないかなあ。いくらでも応援しちゃうけどなあ。

 というわけでとりあえずブログを3つばかし挙げてみました。実際に投票はまだしてないですが、まあしなくてもいいかな......、ノミネートされている分けでもないし、自分以外投票している人もいなそうだしね......。全体的に共通なのは単に「読者」という立場よりももう少しひらたいかんじでブログの中の人とつながれているんじゃないかな、って思えるところが、自分にとって好きなブログの理由です。

 エージェントIから入電!

 Googleで「カイ史伝」と検索すると、

 「もしかして」でカイ氏伝がお勧めされるよ! Google先生に認められた!

 ちなみに「カイ史伝」ってのは自分のはてなブックマークにつけている名前なんですよね。はてなブックマークはあくまで従であり、主であるブログ名を「もしかして」表示するあたり、気配りもさすがGoogleさまであります。

 次は「カイ氏伝」で検索して「もしかして:カイ士伝」が表示されるようにがんばりますよ!

クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング
クチコミの技術 広告に頼らない共感型マーケティング

 最初に言っておく! 俺はかーなーりー強い!

 自分はイベント運営というものをやったことがありませんしそういうノウハウもありません。やったことがああるのはオフ会くらいか。だから「お前やったことあるのか」と言われてしまうともう何も言い返せないのですが、それでも参加者の視点から考えるイベントの感想はどうしても浮かぶものです。

 ここまで続けてきた「ブログ限界論」も、論点そのものに興味があるわけではないです。限界はあってもなくてもおもしろくてもつまらなくても、自分はそんなの関係なぅブログを続けていく。もちろんそういうテーマを持って語ることで得られるものもありますが、自分が初めてのRTCカンファレンスを体験して最後に思った感想は

 やっぱ「無敵会議」の田口さんはすげーな。

 ということでした。

 テーマが定まってなかったねということは自分も書いたし他のブログでもそういう指摘をちらほらみましたが、全体的に感じたのが「無敵会議っぽいよなあ」ということ。実際に田口さんのところに書かれたエントリによれば、RTCカンファレンス自体は無敵会議を参考にしているそうです。

そういえば以前、上原さんに「RTCカンファレンスは無敵会議を参考にしています」と言われたことがあるような気がしたので無敵会議主宰者として「無敵会議系イベントではこういうところに気をつけている」という意味のエントリーっす。

イベント運営の勘所 | IDEA*IDEA
http://www.ideaxidea.com/archives/2007/11/post_273.html

 RTCカンファレンスだけでなく、AMNのブロガーイベントも無敵会議を参考にしているという話です。自分が参加したときのイベントは全体会議も含めてかなり無敵会議に近いイベントでした。

カイ氏伝: AMNブログイベント第4弾行ってきました
http://blogging.from.tv/archives/000595.html

 無敵会議が始まったのは2004年1月。当時は日本でブログサービスが始まりだしたばかりだし、mixiやGREEが生まれたのはその翌月。ブログやSNSというCGMが活性化する前から始まり、今も忘年会議という形で毎年行われているイベントだけに、大きな影響を与えている存在であることは間違いないし、それをお手本にするというのは至極当然とは思います。

 しかし田口さんのイベントというのは、上記のエントリにもあるように、綿密な準備と打ち合わせとシナリオと、そして田口さんというパーソナリティも含めて総合的に練られたイベントです。もちろん他のイベントもいろいろな準備や思考を凝らしていらっしゃるとは思いますが、いち参加者の視点からすると、やはり無敵会議系のクオリティの高さは大きな差を感じてしまいます。

 だからといってそれだけの準備をするのはすごく大変なこと。上記記事のイベント運営の秘訣はすごくためになるし、ある意味ラーメン屋がスープの作り方を公開するぐらい重要な情報だと思いますが、毎回綿密にイベントの準備はもちろん大事なこととして、何かしらの仕事をしている人が仕事とは別にイベントを運営するには、すべて同じクオリティに保つのは難しいと正直思います。

 だからとりあえずテーマを設定し、パネルディスカッションで意見を交わし合い、それを参加者に見てもらうというのも1つのイベントとしては重要だと思う。あまりに1つのイベントに集中しすぎるあまりイベントの機会が減ってしまうのか、イベント回数を増やして考える機会や出会う機会を増やすのか、というのはどちらにもメリットがあり、デメリットがある話でしょうから。

 でも、後者を選ぶのであれば無敵会議スタイルである必要はないと思うんですよ。あのイベントは最後のグループ会議までを含めて最初からテーマを設定し、そのテーマを参加者全員が理解できるような進行をふまえて展開されているのだから、あのスタイルだけを持っていっても準備が同じくらい入念にされていないとついていかないと思う。

 今回のRTCカンファレンスに関して言うなら、主催者の計算外のところとはいえイベント前にブログで議論が白熱する事態が発生していたし、それを主催者も知っていたのだから、それを事実として紹介するだけではなく、論点として噛み砕いてまとめてもよかったんじゃないかな。最後のグループ会議についても、無敵会議は1つのテーマについて脳内を集中した結果をふまえ、さらに個人の意見を考える時間を使った後でグループ会議に入っているのに対し、前半にブログ限界論、その後休憩を挟まずにブックマークサービスの紹介をパワーポイントで紹介し、そこから息をつかせぬタイミングかつ個人で考える時間をぬいてグループ議論に持っていっても、頭がうまくついていかないでしょう。自分は正直そういう状況でした。

 論点が定まらなかったという話はいろいろなところで出ていますが、定まらなかったとしても興味深いテーマがいろいろ出たなら、主催者が終わった後にでもその話を整理してさらに議論としてブログ上で展開するのも1つの手ではないでしょうか。遠足は家に着くまでが遠足ですが、ブログは家に着いたって終わらない。時も場所も超えてネットでつながって議論できるブログがあり、そしてテーマがブログをテーマにしてブログの可能性を語っていたならば、イベント終わりました、あとは感想を書いてね、で終わってしまうのはあまりにもったいないと思いました。

 RTCに参加して感じたのは、無敵会議系とはちょっと参加者の雰囲気が違うなと思ったこと。たった1回ではすべてを感じられないと思いますが、無敵会議で味わう雰囲気とはちょっと違うものがありました。女子率が違ったのかな。

 だからこそ無敵会議を目指すよりは、RTCならではのイベントであってほしい。もちろんスタート時点で参考にするのは大事なことと思いますが、28回もの回数を重ねるイベントであり、個人的な印象でいうと情報を受け取る無敵会議系と比べて、1つのテーマを主催含めてゆるくつながる感じのイベントという雰囲気だけに、RTCならではのイベントを目指して作り上げていってほしいなと思いました。

 自分の中ではイベントもブログも、どちらもコミュニケーションなんですよね。だからやり方が1つではなく、コミュニケーションスタイルそれぞれであっていい気がするし、せっかく注目を集めていろいろブログの議論がなされるイベントだったのだから、「イベントやりましたはいおしまい」では終わらせない取り組みに期待したいと思います。

 最後に誤解なきように言っておくと、イベントは準備しなくてもいいということはいっさい無いと思います。準備はきっちり尽くせるだけ尽くして、その後で運を天に任せる。ただそれは限界もあるでしょうし、最前を尽くしながらもちょうどいいところでバランスを考える、ということも大事なのかなと思います。

 暑苦しい話ばかりでサーセンw。しかし鉄は熱いうちに打てというか、単に「行きました」で放っておくのはもったいないので。

 まず最初にフレッシュミーティングで実況した内容をまとめました。基本的には実況の良さを残すという意味で誤字・脱字や意味がとりにくいところの補足以外はあまり直していません。

カイ士伝: 「ブログ限界論」実況まとめ
http://blogging.from.tv/kai4den/rtcvol28.html

 自分のはリアルタイムでまとめていて細かいところまで追いきれていなかったので、他のイベントのレポート掲載しているブログも上のまとめに記載しておきました。他にもあるという指摘あったらどしどしお願いします。

 そして本題。テーマが散乱しがちだった今回のブログ限界論、実況まとめの中から論点をまとめて抽出してみました。細かく分類するともっとテーマあると思いますが、あまり分類しすぎても読みにくくなるので、情報発信と読み物としてのブログ、他とつながるコミュニケーションとしてのブログ、そして収益面でのブログに分けてみました。

 スパム問題なんかはそれ1つでわけてもいい気がしますが、言及が意外と少なかった(徳力さんが熱かったので議論としては濃かったが数は少ない)のと、「多すぎて他が見えない」という意味ではブログユーザーが増えているのと解決策は近いところもあると思うので一緒にしました。こんな分類のほうがいいとか、この部分は別のジャンルに入れた方がいいとかの意見もありましたらぜひご一報を。

「ブログ限界論」論点まとめ

情報発信プラットフォームとしての「ブログ」
【課題】

  • 一般人のユーザーが増えた(GIGAZINE)

  • どの業界でもある現象。一般まで浸透していくと古くからのファンなどは「つまらない」と言い出すもの(佐々木)

  • 「アルファブロガー」時代はブログのコミュニティが小さく、ブログを面白いと思っている人が価値観を共有していた。今はおもしろくなくなったのではなくコミュニティが広がって「価値観が共有できなくなった」だけ(佐々木)

  • 今までよりブログコミュニティの規模が大きくなり、他の盛り上がりがわからない。ブログ全体が一体感あった時代は終わった(徳力)

  • 若者にとって情報発信ツールがブログから携帯電話へ移っている(佐々木)

  • 携帯電話はCHTMLで構成されている別の世界。ネット社会のできごとはネットメディアが報じてくれるが、携帯電話で何が起きているかは教えてくれない(佐々木)

  • はてな匿名ダイアリーが面白い。パソコン通信が2ちゃんねるに移ったように、匿名の良さが見直されているのでは(佐々木)

  • スパムブログがボディーブローのように聞いている。検索してもまともなブログが見つからないという声がある(徳力)

  • Googleの検索にすべてをゆだねているという問題(佐々木)


【解決策】

  • 乱立するコミュニティを編集かNewsingかわからないがうまくつないで見せる仕組みが大事(徳力)

  • 良いブログは人によって違う。それを抽出する仕組みは英語圏のほうが高度。そういう抽出する努力も必要(佐々木)

  • アルファブロガー・アワードで知らなかったすばらしいブログが発見できた。そういう機会はあってもいい(徳力)

  • スパム削除する場合に通報して欲しい。そうすると事業者間の連携で1つ通報すると大量に消える(GIGAZINE)

  • ブログに対して「読んでますよ」と伝えると相手には書くモチベーションになる(徳力)

  • ライブドアの球団やニッポン放送買収、前小泉首相の郵政民営化などは20代や30代の意見と団塊の世代の考え方がまっぷたつ。メディアはライブドアけしからん、小泉は負けるという意見でブログはその反対だったが、フタをあけたら小泉が勝った。今はそういう事例がないだけで、メディアと一般の意見が異なり、「メディアとは違うんだ」というエネルギーが発生したときがブログのパワーを見せる原動力。長い目で見ればそういう世代対立はまた勃発するだろうと楽観的(佐々木)

コミュニケーションとしての「ブログ」

  • ブログを書いているとネットを通じて他の人と通じる(徳力)

  • ブログで初めてトラックバックをもらった時、自分の立場が読者から発信者に移った(徳力)

  • 福井県庁に2億円の宝くじが匿名で届いたという話をブログで書いたら県庁の人からコメントもらった。そのときに距離を超えてつながるということを感じた(上原)

  • 百式田口さんの「インターネットはみんながちょっとずつ頭のよくなる世界」。ネットを通じてつながったり知恵を交換できる(徳力)

  • ブログはリアルでのし上がるツールでもいいのでは。ブログとリアルをつなげられる人は明らかに得をしている(徳力)

  • ネットが現実に影響を与えるのではなく、ネットが現実(GIGAZINE)

  • リアルとバーチャルはシームレスにつながっているが、日本はそうできない圧力がある。社会構造が変わらない限りこれは二重構造が続く(佐々木)

  • ケータイ世代はネットが当たり前。我々よりネットとのつながりがフラット化するだろう(GIGAZINE)

収益面での「ブログ」

  • 広告費が安すぎる。海外では単価が10倍なので同じPVでも収入がある(GIGAZINE)

  • 言語的に英語は全世界が対象なので市場規模が10倍は当然(佐々木)

  • 広告費はどの国を見てもGNPの1%。そう考えると日本人口の1億2,000万人は広告のための十分なマスがある(佐々木)

  • マスがあるにも関わらずブログの収益がなりたっていないのは、地方の中小企業のIT化が進んでいないから

  • Pay Per Postで広告を明記しないブログは悲しい。プロの人が収入前提でブログを書くためにも広告単価はもう少しきちんとしたい。AMNは1PV1円、CGM系でmixiの1PV0.01円よりはだいぶ高い(徳力)

  • ブログ世界に価値あるものを落としている人に対してリアル社会での対価のバランスが取れていない(上原)

  • ブログ格差社会と言う話があるが、影響力を持つインフルエンサーと違いがあるのは当然。収益力はインフルエンサーに集まるから、ブログンの母集団が増えてもそれは変わらないだろう(佐々木)

  • ネットの広告が効果あることを事業者が説明しなければいけない。単に広告が何回表示されたか、だけではだめ(徳力)

  • PVがあれば儲かるものではない(上原)

  • 「魔法のiらんど」に携帯小説が100万本、34本が小説化してトータル850万部。ブログが収益化できないといっている間に集合的無意識が携帯でできあがってメディアに逆流し、収益がうまれている(佐々木)

  • 広告ではなく、顧客を集める企業の活動という点では価値がある(会場)

  • 大企業ではブログ導入事例も少ない、選挙にもまだ使えない(徳力)

気になるキーワード

  • ブログのアクティブユーザーが減っている(「ソースは?」と弾さん)

  • ブロガーとジャーナリストの違い。ブロガーは自分のことを書く、ジャーナリストは他人の話を聞いてそれを伝える

  • 「インターネットからいろいろなものを得ているのだから、それを還元する責任がある」という言葉に感銘を受けた(徳力)

  • ブログは蓄積して人格化する(徳力)

 「ブログ限界論」、あと1つだけエントリー書きますよ。これで最後にします、と予告。

 という宣言しようと思ってたらつい直前になってもうた。

 というわけですでに議論がし尽くされてしまったんじゃないかという感のあるRTCカンファレンス Vo.128「ブログ限界論」行ってきます。無敵会議系は何度か足を運んだけど、RTCカンファレンスは初なのでどんな雰囲気なのかいまからドキドキ。

RTCカンファレンス - イベント案内
http://realtimecontext.com/modules/eguide/event.php?eid=31

 で、せっかくなので内容をテキストで中継しようかなと思いつつ、なかなかいいのが見つからない。個人的には軽くて1行ごとさくさく入力できるフレッシュミーティングを使いたいんですが、あれってIDとパスワードでのログイン制だから一般公開できないし。

 と言うところで見つけたのがこれですはい。

サイドフィード - TempChat - フレッシュミーティング
http://tempchat.sidefeed.com/

 フレッシュミーティングがどんなものかを体験できるお試し用のチャット。これはIDとかパスワード要らないので誰でも見られるし、名前入力すれば発言もOK。名前にはIDが割り当てられているようなので、成りすましも防止できるのかな? 

 というわけで作ってみたのがこの会議室です。あくまでテストチャットルームなので、12月7日までの期間限定ギリギリではありますが、1日実況使うくらいなら大丈夫でしょう。その後は内容をコピペして退避すればいいし。

RTCカンファレンス Vol.28「ブログ限界論」実況場所 - フレッシュミーティング
http://tempchat.sidefeed.com/forumindex.php?f=f2007110e5c13

 会場がどんな設備かわからないのでネットにつながらなかったり、もしくは途中で電池切れるかもしれませんが、とりあえずご興味ある方は除いてみてやってください。後日MT4のHTML機能を使ってまとめる予定ではあります。

 あとこんな小さなブログでしかも直前に言っても仕方ないですが、ぜひ主催者には「ブログつまらないよね」理論を貫いて欲しいですね。いろいろな言及を受けてちょっと疲れ気味のお気持ちは察しますが、それでもテーマが限界論である以上、ホストがその意志を貫かないと、せっかくその議論を楽しみにして参加した人が拍子抜けしてしまいますし、下手に「いやブログ面白いとは思ってるんですよ」なんて方向になってしまうと、「もうイベント来る前に議論おわっちゃったんじゃね?」ということにもなりかねませんから。

 必要悪とでもいいましょうか、いや悪ではないんだけどあえてそういう「つまらんよね」という立場を貫いてくれる人がいてこそ、このテーマは議論が面白くなると思うので、ぜひともスパムブログとはまったく異なる「魅力的な文章でアクセス数を集めたブログの書き手たちはいつしかその熱量を失い、牙を抜かれた獣のように「丸い」文章しか書かなくなって」いるブログについて言及していただきたいところですはい。

 前から書こうかなあと思っていたテーマではありつつ、書くと暑苦しいかなあと思ってちょっとためらっていたところを頭の中の中の人がまとめてくれたのでのっかりエントリー。

オフ会のレポートはどこまで書いていいか - 頭ん中
http://www.msng.info/archives/2007/11/post_586.php

 ブログの面白さと言うのは、バックグランドなど関係なくその内容そのものに価値があり存在があるところだと自分では感じているので、そのブログで作られた存在とリアルが一致するオフ会っていうのはなかなか作法が難しいところ。詳しくは頭の中の中の人のブログでまとめられているのでそこをごらんいただくとして、個人的に思うのは1つ1つの禁止項目より、オフも含めて人とのコミュニケーションにおける作法について。

 それは車の運転と似ている部分があると思うのです。教習所で基本のキとして習う「だろう運転」と「かもしれない運転」。

 だろう運転は危険なんてない「だろう」、かもしれない運転は危険がある「かもしれない」。単に交通法規を守るだけでは、小さい子供が飛び出してきたりという不慮の事故に対応できない。常に「かもしれない」を心がけようというのは理想論かもしれないけれど結構共感した考え方でした。

 コミュニケーションも同じことがいえて、「自分が平気だから相手も平気だろう」というのはあまりよろしくない。自分が写真に写るのが問題ないからって、相手がそうとは限らないし、自分がブログでネタにされるのがすきだからといって相手もそうとは限らない。何か判断しなければいけないときに「だろう」ではなく常に「かもしれない」の発想を持つという心のありようそのものは、具体的な項目に加えて大事な要素だと思います。

 あとは細かいところでちょっと触れておくと、写真と動画は文章以上に重要で、載せるからにはかならず撮る前に「ブログに乗せたいんだけどいいですか」と聞くべき。仲が良くてわかっている人ならいいけど、単に「あの人写真載せているからいいよね」という「だろう」発想すら良くないと思います。載せる場所をその人が判断している場合もありますし。ちなみにStartMacの時は、アップルからそういう説明は一切なかったけれど、「ブログに載せたいんだけどいいですか?」と声を掛け合っている姿がいたるところで見られてちょっと気持ちよかった。一方でなんに使うのかまったく説明も無く参加者の写撮りまくっているアップルスタッフがいたりいなかったりしたりしなかったりしなくもないですが。

 あと、社会人や学生としてのリアルな存在とブログとしての存在もわけておきたい。そこを一緒にして活動できている人というのは日本のブログ事情ではきわめて少ないですからね。基本的にプライベートで聞いただけの情報は書いちゃいけない、それがmixiであっても、と思います。

 さらに会社の情報についてはid:ululunがこんなエントリを書いています。

「本名と社名の入った名刺を渡したら、ウエブログに書かれて困った」という話は良く聞く。

仕事用の名刺は仕事の為に渡すものであり、きちんと渡した相手も管理できる状況を作る性質のものだ、という事を考える必要があるだろう。

オフ会のレポートについて - 煩悩是道場
http://d.hatena.ne.jp/ululun/20071121/1195574077

 もちろんそのとおりなんですが、ブログ名刺作るなんてよっぽどブログ慣れしていないと難しいですし、実際にイベントであった人にブログ名刺交換すると「ああ、こういうのあると便利ですねえ」って言う人が結構いる。自分も仕事の名刺渡してちょっと面倒な目にあったことがあるので、それ以来はブログ名刺用意するようにしていますが、これも「かもしれない」の発想で、「会社の名刺をもらったけど、会社の情報は出されたくないかもしれない」という思いやりを持ってあげたいなと思います。

 一番大事なのは、そういうことを個人に任せるのではなく、イベント主催者がきちんとそういう点を啓蒙してあげることかな。「写真撮るときは相手の了承を得て」と呼びかけるとか、ブログ名刺が無い人のためにマジックで書いて配れるようなちょっとおしゃれな紙を用意してあげるとか、規模が大きくなって知らない人が集まるイベントになればなるほどそういう配慮をしてあげると、イベント自体も評価が高くなってよいと思いますよ。情けはひとのためならず。

【いろいろ追記】

 割と勢いで書いたエントリーですがちょこちょこと言及いただいたので追記しておきます。

いえ、容姿とか写真とかうんこ漏らしたとかはともかく、オフ会での言動はネタにされるべきです。

オフ会 - 俺のターン
http://d.hatena.ne.jp/kurimax/20071121/1195607022

 上では写真や動画は必ず確認取ったほうがいいと言うのは書きましたが、肝心のオフ内容っていうのはかなりむずかしいところで、何が正しいと言うよりは相手のことを思いやってあげたほうがいいかな、と言う程度で、ネタにしたいという人がいう人もそれはそれでありだとおもいます。

 ただ、ネタにすることを好ましくない人をネタにして、その人から反感をいだかれたり、そういうことを繰り返すことで「あいつの傍にはいかないようにしようぜ」となってしまいかねないのもまた事実。「かもしれない」ではなく「だろう」で突き進むのは個人の自由とは思いますが、その責任は自分自身で追う、というのもまた運転に近い気がしますね。このあたりはずるい言葉ですが「いかに空気を読むか」にかかっているんでしょう。

 もう1つのStartMacモニターミーティングの件。

その辺りは事前に主催者に連絡しておくのがいいんじゃないかと思います。

 自衛の手段としては大事なことですが、参加者がそれをして当然というのは運営側の姿勢としてはちょっとさみしいですね。1人1人が確認するよりもそこは運営側がきちんと説明すれば手間もはぶけるわけですし、「撮られて困るなら自分で確認」というのは、ちょっと言葉が強すぎるかもしれませんが「盗まれて困るなら自分で守れ」みたいなもので、そもそも盗まれないで安心な環境を主催者側として作ってくれるとうれしいよなあと言う次第であります。

 もう1つ、自分がブクマで言及した点について。これは自分自身があまり書きたくないので説明にとどめておきますが、「頭の中」の人の名前をブログに書いてある名前ではなく、会社を運営している立場の本名で記述している件。

 この件に関しては「それは気にしすぎだろ」という意見も多々あるとは思いますが、個人的には「調べればわかる」ということよりも、「その人がブログで使っている名前」を尊重したいんですよね。リアルとブログを両方公開していても、ブログではブログのキャラを出している場合もあったりするので、私はできるだけブログ表記を用いたい派であります。

 もう1つ、はてブでいただいた意見についても。

「ブログ名刺作るなんてよっぽどブログ慣れしていないと難しい」けっこう簡単にwebオーダーできるよん。

はてなブックマーク - オフ会と車の運転 - カイ士伝
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blogging.from.tv/kai4den/archives/000698.html

 名刺を作る行為そのものの難易度というより、そもそもそういう発想が初心者の頃はないでしょうから、そこは気を使ってあげたいよねと思います。また、いざ名刺を作るとなってもどれがいいとかを知るのは難しいし、「ブログのために名刺を作る」って結構エネルギーがいるものですしね。

 ブログがこれだけ普及した今、ブログのためだけに名刺を作るパワーのある人もいれば、とりあえず気楽にブログを始めた人まで、その人それぞれでブログの深さは違うと思います。だからこそ相手の立場を「かもしれない」でおもんぱかる気持ちは、ブログやオフ会での作法としてだけでなく、人と接する場面では気をつけておきたいなと自分は思う次第であります。

ectoいじってたら間違って記事消したwwww

RSSには残っていると思うので復旧しますはい。

 一方その頃、カイ士伝はスーパーマリオギャラクシーに夢中だった。

 グランドスター、3つ目ゲットだぜ!!!!

スーパーマリオギャラクシー
スーパーマリオギャラクシー

 シックス・アパートの動画サービス「Vox」で絶賛開催中の動画コンテストに参加しております。

美味しい動画コンテスト - Voxグループ
http://deliciousmovie.groups.vox.com/

 参加にはVoxでブログを作り、Voxで投稿する必要がありますが、毎週出される「美味しい」テーマに沿って動画を投稿するとなんと賞金が5,000円。賞金は毎週毎週用意されているので、こまめに動画をアップしていれば当選の確率は高そうですよ!

 賞金ももちろん気になるところで、それが目的で参加しているのはもちろんなんですが、お題に沿って動画を撮影するのって結構楽しい。動画撮りたくてEX-V7を買ったこともあり、こうやって「撮る」ための目的があるとデジカメライフにもちょっと張りがでます。

 コンテストは12月26日まで続き、毎週のスケジュールも発表されたので、たまたま撮った動画の時だけ参加するのもいいかも。イタリアンやフレンチは難しそうだけど、ラーメン、鍋、クリスマスあたりは思わず動画撮っちゃいそうだしね。

 11月9日(金)(締め切り11月15日(木)) お菓子・スイーツ
11月16日(金)(締め切り11月22日(木)) イタリアン・フレンチな感じ
11月23日(金)(締め切り11月29日(木)) ラーメン&カレー
11月30日(金)(締め切り12月06日(木)) 中華な感じ
12月7日(金)(締め切り12月13日(木)) 朝食
12月14日(金)(締め切り12月20日(木)) 鍋
12月21日(金)(締め切り12月26日(水)) クリスマスのご馳走

今後の「お題」の予定 - 美味しい動画コンテスト
http://deliciousmovie.groups.vox.com/library/post/6a00e398ac9131000300e398b9267a0001.html

 すでに3回分は送ったので、そろそろ次の課題考えないとな。どうもネタ方向に走りがちなので、そろそろ純粋に「美味しい」と思える動画を撮りたい今日この頃です。

今日、秋葉に行く人!
http://anond.hatelabo.jp/20071103130027

 これちょっとおもろいなーと思った。今度やってみようかな。

 た、たまには短いエントリーだってするんだからね!

 予定しておりました11月1日を機に、ブログ名称を正式決定するとともに、旧ブログトップで告知させていただきました。

 URLも異なるブログなんで同じ名前では紛らわしかろう、ということで名前変えるとこまでは決めてたんですが、直前まで悩む悩む。そもそもURLを「kai4den」にしちゃってる時点で、他の読みに逃げられないじゃないかという自分で自分の首を絞める状態に。

 今までも名前のもじりはいくつかつかっていて、たとえばはてなブックマークは「カイ史伝」だったりとか、はてなRSSは「カイ誌伝」だったりとか名前をつけていたため、そもそも名前の残りが少ない。音を変えていいならVoxの「カイ支店」みたいのもあるんだけど、URLがねえ、もう音も変えられなくなってるからねえ……。

 というわけでいろいろ考えた結果、私が敬愛いたします美食家の山岡士郎大先生から一字をいただいて「カイ士伝」とさせていただきました。けれど「この豚バラ煮込みはできそこないだ、食べられないよ」なんて言わないよ絶対。

 名前の真ん中一字を変えてアップグレードするという点におきましては、かの名魔神であります龍神丸が龍王丸へと変化したことからインスパイアしております。さらには先ほどのFlickrエントリにおきましては、2においてなぜか龍神丸に戻っちゃった「新生龍神丸」から取ったというどうでもいい裏話。ワタルは私の青春でありますのでご容赦ください。来週もおもしろかっこいいぜ。

 ちなみにURLを「kai4den」としたのは、これまたMovable Type 4でやっていくという意志をこめて4の数字をつけました。じゃあMovable Type 5になったらどうすんねんという気もしますが、そのときはもうブログも今のブログじゃないかもしれませんしね。基本的な名前は過去を引き継ぎつつ、新しい名前で現在を新たに生きていきたいと思いまする。

 さらにfaviconも設置。旧ブログでは黒いの使ってましたが、各所で使っているアイコンはピンクバージョンなのでそちらにあわせてピンクにしました。ちなみにfavikonはJISマークじゃなかったキン肉王家の証であるKINマークをインスパイアしてデザインしております。目を凝らして読んでみてね。

10月24日 公布
11月1日 施行

 ブログやめますとか言っておきながら、舌の根も乾かぬうちにもう新ブログ開設ですよ。べ、べつにあのブログを終わりにするって言っただけで、もうブログなんてしないなんて言わないよ絶対なんだからね!

 という戯言はさておき、ブログをやめたことで少しは生活も楽になるかな 、なんて思っていたわけですが。

  • 睡眠時間はぜんぜん変わらない
  • ブログがない代わりにmixiが長文化
  • mixiで書くならブログで書けと通達が入る
  • なんだかんだいって終わったはずのブログを更新

 というわけで、だったらブログやったほうがいいんジャマイカという結論に達したわけですよ。

 しかしあのブログはMovable Typeについてぜんぜん知識ない頃に作ったので、後から振り返るといろいろ失敗したなーと思うことも多々あるわけです。デザインが崩れているのはもちろん、それを直したとしてもarchivesがブログTOPと並列にあったり、コメント欄がエラー起こしたり、CAPTCHAがうまく動作しなかったり、カテゴリももうちょっときちんと作りたかったりとかね。あまりPVとかにはこだわり無いので、それなら心機一転新しいの作ったほうがいいなあ、というわけでMovable Type 4を使って新しく作ってみたのがこのブログというわけです。

 ただ、以前に壊れたテンプレートを夜中に直してもぜんぜんらちがあかなかった経験上、空いた時間をちょこちょこ使うよりはきちんと時間をとって徹底的にやらないと無理かな、と思っていたところに、半年ごと定期イベントとなりつつあるブログ合宿があったので、ここでキチンと時間つくってやってみようかなと。

 壊れたテンプレートを4に対応させるよりは、4で新規に作って新しいデザインではじめるほうがよっぽど楽かな? と最初はたかをくくっていましたが、これが意外と大変。MT4になってモジュールが細分化されたために、テンプレートを解読するのにかなりてこずりました。今まであまりなじみが無かったMTIFタグとかも頻繁に登場するし・・・・・・。細かいところで巨匠みらの先生にアドバイス請わなかったらとてもこのブログは成立していないと思います。いつもながらにあざーす!

 しかしてこずりながらもMT4をたくさんいじったおかげで、だいぶMT4の知識も手に入りました。MT4についてはちょっと反省している面もあって、単に自分の知識不足でアップデートに失敗しただけなのにもかかわらず、周囲で「MT4が悪い」「MT4のアップデートは難しい」という印象を植え付けてしまった気がします。MT4にして3よりよくなったところもあるし、MT4ならではの機能なんかもあるので、それはおいおいまとめていきたいなと思いますよ。

 相変わらず長文傾向のあるこのブログですが、とりあえずはこんなところで。

2010年1月

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